糖尿病食や運動指導をしている患者と
従来の治療のみの患者と
どのような違いがあったのか・・・。
厚生労働省研究班による8年間にわたる2000人強の患者(40歳~70歳)の追跡結果の発表があった。
発表内容:
1.糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病神経障害、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などの糖尿病の合併症の発症に差が無かった。
高血圧血圧や血中脂質にも差が無かった。
以上のことから、現在、糖尿病患者にされている運動指導や糖尿病食には効果が無いということです。
2.唯一差が出たのは、脳卒中の発症です。
運動指導や食事指導した群の方が脳卒中の発症率が60%という差が出ました。
このことは、血圧に差が無いのに脳卒中の発症に差が出たということになります。
ということは高血圧は脳卒中と無関係ということになりますね。
脳卒中の発症を抑えるのは、運動や食事指導なのですね。
また、新たに常識が覆り、無駄な治療が明らかになったのです。