糖尿病で、長い間血糖降下剤を服用したり、インスリンを打っていると、空腹時血糖値が高くなってきます。
朝の空腹時血糖値が高くなってきた経験のある方がたくさんいるのです。
薬を飲んでいるのに効かないのかなと不安になってきます。
理由は、血糖降下剤やインスリンにより常に“低血糖”の危険にさらされると、防御として“血糖値を上げよう”とする
反応がおきるからです。
空腹時血糖値が高い値の体に変化してしまいます。
血糖降下剤やインスリンは、血糖値を下げるだけの“対象療法”であり、治療薬ではないのです。
血糖値を下げようとして薬を服用したり注射をしているのに、空腹時が高い血糖値の体になるということは、怖いこと
ではないでしょうか。
糖質の多い食べ物を食べて、薬で血糖値を下げるのではなく、糖質制限食を実施し、始めから血糖値を上げないように
することの意義が、今注目されています。