ゲド戦記の世界にいる。

2014-12-08 18:21:54 | 心のつぶやき

                   

ここ数日、ゲド戦記(ル・グウィン作)の1~3巻を夢中で読んでいました。

笑われるでしょうが、私は、全く知りませんでした。

(そういえば、この歌聞いたことある…)(笑)

10年くらい前は、何してたのかなあ・・・別の世界、仕事に没頭しておりました。

今は、竜が飛んでくる、遠くの島の世界にいる感じ。

 

大魔法使いゲドは、竜も何もかも、世界がおかしくなった原因である「クモ」と戦うため、さいはての島へ行く。

エンラッドの王子アレン(本当の名はレバンネン)を伴として。

 

ゲドは、少年の頃「影」と戦ったり、平和をもたらす腕環を探して、巫女アルハ(本当の名は、げんsテナー)という少女を助けたりしながら、大賢人になる。

本当の名前は、意味を持つもので、本当に心を許した人でないと教えない。

 

クモは永遠の命をほしがる。老いさらばえて、醜くなっても、なお。

生とは死があってあるもの。

光とは闇があってあるもの。

喜びとは悲しみがあってあるもの。

 

物事には、裏と表、陰と陽・・・2つの側面が必ずある。

 

生き物で死なないものなんてない、それが自然の法則。

それをどう受け容れていくのか。

 

壮年のゲドは、アレンにこう言う。

老いた自分はすべてなし終え、己の死と向かい合って立っている。

ここにいたって初めてわかる。

本当に力といえるもので持つに値するのは、獲得する力ではなく、「受け容れる力だ。」

 

感じるところはたくさんありますが、私は、さらにゲドが老いて、人生の最後の自己実現に向かっていく姿を知りたいのです。

4巻5巻が届くのを楽しみにしています

 (追伸:偶然ですが、また、菅原文太画アニメのゲドの 声でした)


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