ユダヤ人を救った日本人と言えば杉原千畝が有名だ。しかし、彼が発給した査証だけではユダヤ人は助けられない。滞在期間が10日だけなのだ。でも実際彼等は半年程滞在しナチスの手が及ばない地域へ出て行った。一体誰がその手助けをしたのか興味が湧いた。そこで見つけたのがこの本だ。
私は、この本を読んだ時、ある種の憎悪を感じた。憎悪の対象はこの本の著者でも無い。小辻節三でもない。小辻節三に対し命の危険を加えた憲兵達である。こいつらのやった内容についてはホロコーストの歴史に書き加えて頂きたい。生きていたらイスラエルに引き渡して裁きの座につかせて欲しい。日本人はユダヤ人に対して好意的だと解釈していたが、やはり反ユダヤ主義者もいたり、ユダヤ人援助を妨害する日本人もいたのは残念だ。警察がユダヤ文化を知らなくて葬儀の列で脱帽しなかったユダヤ人を逮捕してしまったのはまだ許せる。反ナチスの事を書いた小辻節三を逮捕した特高警察の対応は赦せん。半世紀前の話の為、今更言っても意味ないかもしれない。だが、ドイツでは今だにナチスに加担した人を見つけ次第逮捕している。日本も特高警察など悪質な政治対応した人間は逮捕して頂きたい。 コンプレックスについてのアンケート実施中!
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