田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

北海道車中泊の旅-11(2019年秋)

2019-11-07 | 農業
金華ジャスパー
8日目(1)-Ⅰ0月1日(火) 晴れ
5時40分起床、肩が冷えて目覚めてしまった、大分寒くなってきたようだ、そろそろ寝袋を2枚重ねにしなくては。例によってコーヒー&ホットサンドで朝食を済ませ、早起きしたので道の駅の周囲を運動がてら散歩することにしました。鳩時計「果夢林」の周りは公園になっていてその奥に「果夢林の館」、「北の大地水族館」がありその脇は児童公園に、全く持って素敵なウォーキングコースです。私と同じ目論見の車中泊らしき方達も散歩しています。奥の方に足を延ばすと今日探索予定の「無加川」の堤防が延びていて、反対側には北キツネ牧場の看板が見えこちらもいい感じの散歩道になっています。空気も澄んでいて環境抜群の素敵なところで住みたいぐらいです。

道の駅「おんねゆ温泉」-1
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ここの道の駅は駐車場が広いせいか大型車が入って来ます。また旭川、北見、女満別、網走と大きな町を繋ぐ国道39号沿いにあるので車の出入りが比較的多いです。それを除くと公園など設備もきれいに整備されていてなかなかなかいい感じの道の駅ですので、何度か利用させて貰っています。
さて陽射しも出てきて少し暖かくなって来ましたんで出発することにしましょう。

道の駅「おんねゆ温泉」-2

先ずやってきたのは昨日チェックした留辺蘂の「無加川」、おんねゆ温泉からは10㎞も離れていません。ここから遠軽方面に少し入ったところに「金華(かねはな)」地区というのがありまして、ここには鉱山がいくつかありました。その代表的なのが「武華(むか)鉱山」、金、銀を産出していたようで、その付随物としてジャスパーいわゆる硫化メノウも掘り出されたようです。その一部が転石となり無加川に流れ出ているのではと推測、今日はそれを探索してみようと思います。

「無加川」-1

昨日川に降りられるポイントは見つけておきましたので、早速そこから川原に降りて探索開始です。

「無加川」-2

水晶っぽい石英を噛んだハンバーガーみたいな石発見、ちょっとめのうの気配がしてきました。

「無加川」-3
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やっぱり、ジャスパー発見、小さいカケラですけど、最初の1個です。

「無加川のジャスパー」-1

そのあとはサッパリ、場所を変えましょう。500mぐらい下流ここも昨日チェックしておいたポイント、川原に降りてみます。

「無加川」-2

めのうではありませんがいい感じの石がありました。

「無加川の石」-1

あまり質はよくありませんが珪化木も発見、ありそうですねぇジャスパー。

「無加川の石」-2
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やっぱありました、でもさっきと同じ小さなカケラです。

「無加川のジャスパー」-2

反対側にいい感じの川原が見えますのでそっちに行ってみましょう。

「無加川」-3

予想通りありました、ジャスパーと呼べますかねぇ、微妙です。

「無加川のジャスパー」-3

こっちの石はなかなかいい感じ、仏頭状のポンポコも見えますし色も渋いですね。これは金華(かねはな)ジャスパーと呼んでいいでしょう。

「無加川のジャスパー」-4
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ここは昔真冬に石北線で網走に流氷を見に行ったとき遠軽とともに記憶に残っている駅です。折角来ましたのでちょっと覗いてみましょう。
駅前にバス停が、「留辺蘂」これ読める人少ないですよねぇ!

バス停「留辺蘂」

正解はこれです。

「るべしべ駅」-1

地名はアイヌ語ルペシペ「峠を越えたところ(あるいは越えていく道)」に由来しているとのことです。(北海道は地名の漢字にほとんど意味がなく音から来る文字を当てはめているだけのようです)

「るべしべ駅」-2

何か閑散としていますねぇ、草も伸び放題です。

「るべしべ駅」-3
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駅舎の中に入って見ましょう、人の気配がしません、どうやら無人駅のよう、昔は大きな駅だったような記憶が……。
路線の駅名を見ていてふと思いました、左から2番目の「愛しの(いとしの)」駅はプロポーズとか告白には最適の駅ですが、左隣の「相内(あいのない)」駅はあまりそういったことには向いていないような気が……、本筋とは関係ない全く余計などうでもいい話です。

「るべしべ駅」-4

さてさてそれはともかく、イメージしていたジャスパーが見つかりませんでしたので「金華」地区に行ってみようと思います。以前生田原、遠軽方面に抜けたときに通ったところですが、その時はそれらしきところが見あたりませんでした。今日はどこかに車を停めてじっくり探してみましょう。そしてて見つけたのがここ「奔無加川(ポンムカガワ)」です。

「奔無加川(ポンムカガワ)」-1

奔(ポン)はアイヌ語で小さなの意味(ちなみに大きいはポロ)、ポンなんちゃらっていう川の名前は北海道のあちこちでみかけます。余談になりますがペンケ、パンケ(上、下という意味)がついた湖や沼、川ももよく見かけます。
この川名前の通り小さいんですが急流、結構深く切れ込んでいます。茂みや木につかまりながら何とか川底におりました。

「奔無加川(ポンムカガワ)」-2

うん、見たところあまり石ころはあまりありませんねぇ。たぶん急流ということで比較的小さな石ころは、水が出たときに一気に無加川まで押し流されてしまうのかもしれません。

「奔無加川(ポンムカガワ)」-3
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少しだけ石が貯めっているところで赤い石を見つけましたが、どうやらチャートぽいですねぇ、メノウではありません。

「奔無加川(ポンムカガワ)」-4

おっと、これもメノウではありません。

「奔無加川(ポンムカガワ)」-5

さらに上流をということで探したんですが川に降りられるところが見つかりません。うろうろしていたらこんなところにやってきちゃいました、「旧金華駅」。

「旧金華駅」-1

川もこの先は厳しい感じですのでメノウ探索はここで終わり、長靴を脱ぐことにしました。今回は「金華ジャスパー」らしきものには出会えましたが、ネットで見たような良い感じの「金華ジャスパー」には出会えませんでした。次回の課題ですね。
誰~もいない廃駅だと思っていたら、奥の方にこんなのがいました。

「旧金華駅」-2

何ですかねぇこれ、ちなみに私は「鉄ちゃん」ではありません……、断じて。

次回に続く
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