3日目(8月5日)-1
< 早朝の海 >
4時過ぎドッドッドッというリズミカルなディーゼルエンジン音で起こされました。何事かなとぼんやり眼で車の外に出てみると何艘もの船が港から出ていくところでした。.............
道の駅「マリンドーム能生」-1
ランキング参加中
カニ漁でも行くんですかね、それにしても聞いてはいましたが漁師さんの朝は早いですね。寝ぼけていたせいなのか光が足りなかったせいなのか判りませんが写真の方はブレブレです。
道の駅「マリンドーム能生」-2
しばらくすると今度は近くに車が停止する音がしてひとしきりバタバタと開け閉めする音が聞こえてきました。窓から何かなと様子を伺ってみると釣りですね。準備を整え堤防を越えてテトラの間から釣竿を伸ばしています。風貌から見てたぶんサラリーマンの出勤前のひと仕事かな、いやいや仕事じゃなくて趣味ですね。でも海が近いっていうのは良いですね、早起きして出勤前に1~2時間好きな釣りをしてそれから着替えて会社に、生活が充実してますね、今日もいい仕事が出来そうです。
道の駅「マリンドーム能生」-3
< サンライズ >
例によってコーヒー&ホットサンドで朝食を食べていると山側の空が明るくなって陽が射してきました。
サンライズ-1
海側を見ていたんで日の出の瞬間は見逃してしまいました。朝日はてっきり背中側の山から登るのかなと思いましたら以外にも海に近い山の方から顔を出してきました。見た瞬間えっあんなところから上がるんだ、よく考えて見ると昨日陽が沈んだ反対側の山でした。まぁ理屈には合っています。
サンライズ-2
道の駅「マリンドーム能生」では、夕陽から心に潤いを頂きそして朝日から体に元気を頂きました。ここは本当に清々しくていい感じの道の駅です。
サンライズ-3
< 出会い-1 >
さて時間は早いんですがもう一度ヒスイ探しにチャレンジです。ということで三たびの宮崎海岸にやって来ました。
宮崎海岸-1
もう何人かの人が海岸に出てヒスイ探しに勤しんでいます。早起きは三文の徳っていうことでしょうか。
宮崎海岸-2
駐車場で準備をしていると栃木ナンバーの方に話しかけられました。お隣の県ですのでお互い何となく親しみが湧いてマスク越しで情報交換です。私より2回りぐらい若そうな感じですがヒスイ探しの方はかなりのベテラン、何でも最初来た時にビギナーズラックで良質のコランダムを見つけてしまったそうで、以来通い詰めてもう10年になるそうです。やっぱベテランの方は探し方や着衣にオリジナリティがありますね。足元は地下足袋みたいなものを履き手には何も持っていません。やはり昨日の方と同じように海中から波がしらの先をじっと見ています。この方曰く、ヒスイはやや重いので砂に沈んでいたり砂利に埋もれていることが多いんだそうで、それが波によって動かされた時その一部が一瞬見える時があるそうで、それを見逃さないのがコツだそうです。目の悪い私にはもう神業にしか見えません。
(コランダム⇒酸化アルミニウム の結晶、鋼玉。赤いのはルビー、青いのはサファイア、白、ピンクなども、硬度9 ちなみにヒスイは硬度7前後)
宮崎海岸-3
今日も宮崎海岸を頑張って探索、1往復しました。
宮崎海岸-4
途中、小さなヒスイをゲットした方に石を見せて頂きました。1㎝前後の小さな石でしたが良い感じの輝きを見せていました。
残念ながら私の方はヒスイらしき石すらもゲット出来ていません。
宮崎海岸-5
< 出会い-2 >
最後のあがきということで昨日探索したやや東側の海岸に移動すると先客がいました。挨拶をしてお話をすると金沢から月に1~2度ここにヒスイ探しに来られるベテランの方で、この方にいろいろと教えて頂きました。ポイントは白っぽい石なんですがただ白っぽいのではなくぼんやりと輝いている感じの石を探すことだそうです。これはヒスイではないんだけどと前置きされてたくさんの白い石を袋の中から見せて頂きました。ヒスイ探しのついでにいい感じの白い石を集めて庭に撒いているそうです。また穏やかな波の時は小砂利の斜面の途中を重点的に探す、波が荒い時は小砂利の斜面の上を重点的に探すのがポイントだそうです。波が石を動かしているかどうかを見極めるのが結構重要だそうです。そのほかにもいろいろと教えて頂いたんですが、それはちょっと大事なことなんで秘密で~す。
宮崎海岸-6
「ありがとうございました」とお礼を言い別れて再びヒスイを探し始めました。そして5~6分して少し離れたところから先ほどの方が手招きをして呼んでいます。何事かなと思って駆けつけてみるとヒスイを見つけたそうです。
宮崎海岸-7
このザルの上の小さな石がヒスイ、左側のちょっと大きめの白い石と比較すると輝きが微妙に違います。大き目の石の方は何となく明るいキラキラって感じですが、ヒスイの方は鈍いぼんやりとした輝きです。その方に言わせるとこれは直径1㎝前後ですので米粒ヒスイだそうです。その方とは海岸を右側からと左側からクロスするような形で探していましたが、見つかったのは私が既に探したところからでその方曰くどうやら私が見落としたようです。「見つかる時はこんなもんですよ、遠路はるばる探しに来られたんでしょうし、本来あなたが見つけるはずの石だったんですから小っちゃいけど記念にお持ちなさい」ということでラッキーにも頂けることになりました。もうこの際恥も外聞もプライドもありません、お礼を言って頂戴することにしました。というのも石拾いに取って現場で実際に石を見つけること、この経験がすごく重要なんです。これが次に繋がるんです。まぁ今回は頂きものなんでちょっぴり引け目を感じますが、まぁ現場ということで……。そしてその後、波打ち際で石が砂利の中にある状態や海中にある状態を実際に再現して、しばしヒスイ探しの熱心な講義が続きました。
宮崎海岸-8
そんなこんなをしていると昨日のおばさんがやって来ました。ヒスイをくれた方がその方に声をかけています。どうやらお知り合いのようです。
宮崎海岸-9
ベテランの金沢の方とこれまたベテランのおばさんとヒスイ探し駆け出しの私で井戸端会議ならぬヒスイ談義です。ベテランのおばさんはもともとは関西の方でヒスイに魅せられ何とこちらに移住してしまったそうです。う~ん、分かりますその気持ち、やっぱ宝石は人間にそれだけのことをさせてしまう不思議な魅力を秘めているんですね。以来毎日のようにヒスイ探し三昧だそうです。
宮崎海岸-10
この大きなヒスイは金沢の方が以前に見つけたものだそうで、重さは250g前後、持たせて頂きましたがツルツルしてズシリと重かったです。
宮崎海岸-11
これはロウカンヒスイと呼ばれるものでヒスイの中でもエメラルドグリーンの透明度の高い石だそうです。
(琅玕(ロウカン)とは中国語で青々とした竹を意味しているそうです)
宮崎海岸-12
今日まで3日間探しましたが残念ながら自力では1個も見つけられませんでした。
宮崎海岸-13
時間は11時すぎ、次の場所に移動しなければならない時間が来てしまいました。
宮崎海岸-14
昨年は1個も見つけられずに大人の対応、道の駅「市振の関」で大枚500円をはたいてお土産用のヒスイを手に入れました。今年はそのリベンジを誓ってやって来たんですがものの見事に返り討ちに、でも素敵な出会いがあり小さいけど本物の越中宮崎産のヒスイを手にすることが出来ました。これは大きさや色、質に関係なく私の宝物です。
また今回はいろんな人からたくさんのアドバイスを頂くことが出来ました。次回こそはこれらを参考にして是非とも自力でヒスイをゲットしたいものです。
次回に続く
ランキング参加中
< 早朝の海 >
4時過ぎドッドッドッというリズミカルなディーゼルエンジン音で起こされました。何事かなとぼんやり眼で車の外に出てみると何艘もの船が港から出ていくところでした。.............
道の駅「マリンドーム能生」-1
ランキング参加中
カニ漁でも行くんですかね、それにしても聞いてはいましたが漁師さんの朝は早いですね。寝ぼけていたせいなのか光が足りなかったせいなのか判りませんが写真の方はブレブレです。
道の駅「マリンドーム能生」-2
しばらくすると今度は近くに車が停止する音がしてひとしきりバタバタと開け閉めする音が聞こえてきました。窓から何かなと様子を伺ってみると釣りですね。準備を整え堤防を越えてテトラの間から釣竿を伸ばしています。風貌から見てたぶんサラリーマンの出勤前のひと仕事かな、いやいや仕事じゃなくて趣味ですね。でも海が近いっていうのは良いですね、早起きして出勤前に1~2時間好きな釣りをしてそれから着替えて会社に、生活が充実してますね、今日もいい仕事が出来そうです。
道の駅「マリンドーム能生」-3
< サンライズ >
例によってコーヒー&ホットサンドで朝食を食べていると山側の空が明るくなって陽が射してきました。
サンライズ-1
海側を見ていたんで日の出の瞬間は見逃してしまいました。朝日はてっきり背中側の山から登るのかなと思いましたら以外にも海に近い山の方から顔を出してきました。見た瞬間えっあんなところから上がるんだ、よく考えて見ると昨日陽が沈んだ反対側の山でした。まぁ理屈には合っています。
サンライズ-2
道の駅「マリンドーム能生」では、夕陽から心に潤いを頂きそして朝日から体に元気を頂きました。ここは本当に清々しくていい感じの道の駅です。
サンライズ-3
< 出会い-1 >
さて時間は早いんですがもう一度ヒスイ探しにチャレンジです。ということで三たびの宮崎海岸にやって来ました。
宮崎海岸-1
もう何人かの人が海岸に出てヒスイ探しに勤しんでいます。早起きは三文の徳っていうことでしょうか。
宮崎海岸-2
駐車場で準備をしていると栃木ナンバーの方に話しかけられました。お隣の県ですのでお互い何となく親しみが湧いてマスク越しで情報交換です。私より2回りぐらい若そうな感じですがヒスイ探しの方はかなりのベテラン、何でも最初来た時にビギナーズラックで良質のコランダムを見つけてしまったそうで、以来通い詰めてもう10年になるそうです。やっぱベテランの方は探し方や着衣にオリジナリティがありますね。足元は地下足袋みたいなものを履き手には何も持っていません。やはり昨日の方と同じように海中から波がしらの先をじっと見ています。この方曰く、ヒスイはやや重いので砂に沈んでいたり砂利に埋もれていることが多いんだそうで、それが波によって動かされた時その一部が一瞬見える時があるそうで、それを見逃さないのがコツだそうです。目の悪い私にはもう神業にしか見えません。
(コランダム⇒酸化アルミニウム の結晶、鋼玉。赤いのはルビー、青いのはサファイア、白、ピンクなども、硬度9 ちなみにヒスイは硬度7前後)
宮崎海岸-3
今日も宮崎海岸を頑張って探索、1往復しました。
宮崎海岸-4
途中、小さなヒスイをゲットした方に石を見せて頂きました。1㎝前後の小さな石でしたが良い感じの輝きを見せていました。
残念ながら私の方はヒスイらしき石すらもゲット出来ていません。
宮崎海岸-5
< 出会い-2 >
最後のあがきということで昨日探索したやや東側の海岸に移動すると先客がいました。挨拶をしてお話をすると金沢から月に1~2度ここにヒスイ探しに来られるベテランの方で、この方にいろいろと教えて頂きました。ポイントは白っぽい石なんですがただ白っぽいのではなくぼんやりと輝いている感じの石を探すことだそうです。これはヒスイではないんだけどと前置きされてたくさんの白い石を袋の中から見せて頂きました。ヒスイ探しのついでにいい感じの白い石を集めて庭に撒いているそうです。また穏やかな波の時は小砂利の斜面の途中を重点的に探す、波が荒い時は小砂利の斜面の上を重点的に探すのがポイントだそうです。波が石を動かしているかどうかを見極めるのが結構重要だそうです。そのほかにもいろいろと教えて頂いたんですが、それはちょっと大事なことなんで秘密で~す。
宮崎海岸-6
「ありがとうございました」とお礼を言い別れて再びヒスイを探し始めました。そして5~6分して少し離れたところから先ほどの方が手招きをして呼んでいます。何事かなと思って駆けつけてみるとヒスイを見つけたそうです。
宮崎海岸-7
このザルの上の小さな石がヒスイ、左側のちょっと大きめの白い石と比較すると輝きが微妙に違います。大き目の石の方は何となく明るいキラキラって感じですが、ヒスイの方は鈍いぼんやりとした輝きです。その方に言わせるとこれは直径1㎝前後ですので米粒ヒスイだそうです。その方とは海岸を右側からと左側からクロスするような形で探していましたが、見つかったのは私が既に探したところからでその方曰くどうやら私が見落としたようです。「見つかる時はこんなもんですよ、遠路はるばる探しに来られたんでしょうし、本来あなたが見つけるはずの石だったんですから小っちゃいけど記念にお持ちなさい」ということでラッキーにも頂けることになりました。もうこの際恥も外聞もプライドもありません、お礼を言って頂戴することにしました。というのも石拾いに取って現場で実際に石を見つけること、この経験がすごく重要なんです。これが次に繋がるんです。まぁ今回は頂きものなんでちょっぴり引け目を感じますが、まぁ現場ということで……。そしてその後、波打ち際で石が砂利の中にある状態や海中にある状態を実際に再現して、しばしヒスイ探しの熱心な講義が続きました。
宮崎海岸-8
そんなこんなをしていると昨日のおばさんがやって来ました。ヒスイをくれた方がその方に声をかけています。どうやらお知り合いのようです。
宮崎海岸-9
ベテランの金沢の方とこれまたベテランのおばさんとヒスイ探し駆け出しの私で井戸端会議ならぬヒスイ談義です。ベテランのおばさんはもともとは関西の方でヒスイに魅せられ何とこちらに移住してしまったそうです。う~ん、分かりますその気持ち、やっぱ宝石は人間にそれだけのことをさせてしまう不思議な魅力を秘めているんですね。以来毎日のようにヒスイ探し三昧だそうです。
宮崎海岸-10
この大きなヒスイは金沢の方が以前に見つけたものだそうで、重さは250g前後、持たせて頂きましたがツルツルしてズシリと重かったです。
宮崎海岸-11
これはロウカンヒスイと呼ばれるものでヒスイの中でもエメラルドグリーンの透明度の高い石だそうです。
(琅玕(ロウカン)とは中国語で青々とした竹を意味しているそうです)
宮崎海岸-12
今日まで3日間探しましたが残念ながら自力では1個も見つけられませんでした。
宮崎海岸-13
時間は11時すぎ、次の場所に移動しなければならない時間が来てしまいました。
宮崎海岸-14
昨年は1個も見つけられずに大人の対応、道の駅「市振の関」で大枚500円をはたいてお土産用のヒスイを手に入れました。今年はそのリベンジを誓ってやって来たんですがものの見事に返り討ちに、でも素敵な出会いがあり小さいけど本物の越中宮崎産のヒスイを手にすることが出来ました。これは大きさや色、質に関係なく私の宝物です。
また今回はいろんな人からたくさんのアドバイスを頂くことが出来ました。次回こそはこれらを参考にして是非とも自力でヒスイをゲットしたいものです。
次回に続く
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