定期巡回(玉川)

玉　川
近くに「常陸風土記」にも名前が出てくる「玉川」があります。まぁ私のメノウ探しのきっかけにもなった川で、八溝山に源流を発する久慈川の支流の小さな川です。.
「常陸風土記」（西暦７１３年編纂　「地方の風土、文化等」の報告書）
記述の一節
「郡西□里　靜織里　上古之時　織綾之機　未在知人　于時　此村初織　因名　北有小水　丹石交錯　色似琥碧　火鑽尤好　以號玉川」
口語訳
「郡役所の西一里余の所に静織（しどり）の里があります。遠い昔、この地方に模様入りの綾（しず）を織る機を知る人がいない時期に、この村で初めて綾を織ったのに由来して里の名前になりました。この村の北に小川があって、そこの川石の中にはメノウ石が混じっています。色はあかく、火打ち石に大変よく、それで玉川とよんでいます。」

玉川-1
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車で20分ほどの距離にあり年に1～2度メノウ探しに訪れます。今回は先日補修した熊手のテストを兼ねてやってきました。いつもより水がおおいですねぇ。

玉川-2

玉川は田園地帯を流れていますが、その周辺には住宅がぽつぽつとあります。堤防は護岸工事がしっかりとなされていて注意しないと滑り落ちてしまいます。でもこの時期水深は深くても50㎝前後ですからまぁ大丈夫です。

玉川-3


昨年の大きな台風で川底に沈んでいたメノウが打ち上げられているかなと思ってきたんでかすがさっぱりありません。誰かがすでに収集に歩いた後のなのかもしれませんね。先ほどからシラサギに笑われているような気がするんですが、気のせいでしょうか。

玉川-4

おっとありました、この川にしてはやや大きめの７～８ｃｍ、そして色も油メノウみたいにやや濃いいろですね。

玉川-5

またありました、これはこの川の定番サイズ３～４ｃｍ、色もお馴染みのオレンジ色です。

玉川-6

場所を替えてみましょう。

玉川-7


そんなに一生懸命探したわけではないんですが、ここも一個も見つかりませんでした。

玉川-8

そのあとも過去見つけた場所をチェックしてみたんですがサッパリです。

玉川-9

いつもはぶらぶら歩いても最低5～6個は見つかるんですが今日は先ほどの2個だけです。

玉川-10

昨年の台風の影響で一気に下流に押し流されてしまったのかもしれません。まぁ今日は補修した熊手のテストの方が狙い、先っぽの鉤の部分もしっかり固定されて使い勝手もOKでした。メノウの方は次回に期待することにしましょう。

次回に続く
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