水戸黄門が日本人にもてはやされるのはなぜですか? 史実でもないのに・・・
komasaram
まず強い権力者または高貴な血筋の人が身分を隠して、庶民に紛れていて、何か悪人が出るとやっつけてくれる、そしてまた去ってゆくという、こういうパターンは古今東西人気があり、「キャンディ・キャンディ」「ラ・セーヌの星」などもそうです。
「水戸黄門」の魅力について制作者や出演者が語っていますが、それらは人と人の絆や思いやりなどを教える番組だという見解です。ただ、「水戸黄門」という番組がないと社会がこういう道徳を伝えられなくなっているということは人間の怠慢です。
「水戸黄門」は権力悪に対しそれより強い権力が立ち向かう話で、一般庶民は無力だという世界観で貫かれています。
里見浩太朗は被災地を訪れ「困難があっても我慢していれば水戸黄門が来てくれるという安心感が日本人にしみついている」と語っていますが、これは批判的に見れば日本人の他力本願の精神を意味しています。
片山善博氏は「水戸黄門幻想」として、いくら不満があっても市民が何もせず、突如やってきた権力者に改革をゆだねてしまうという安易さを指摘しています。最近では「たかじんのそこまで言って委員会」で村田晃嗣氏が「水戸黄門」という番組の性質を「地方では不正が繰り返され、地元には常に自浄能力がなく、中央の権力者がやってきて短期で解決するという究極の中央集権」としています。
去年の11月、日経夕刊のコラムで作家の中島京子さん(知子さんではない)が「さようなら水戸黄門」という文を寄せていて、印籠を持った爺さんを待ち望む日本人は「人任せ」であり、民主主義の現代には合わないと指摘しています。
日本各地の名産を紹介するというシステムは、視聴者に寝たきりの高齢者が多く、旅に行きたくても行けない人のために日本各地を紹介するという形になったようです。ただ各地の名産紹介は現代ドラマの旅刑事物でもできます。また、スポンサーの松下電器は30代前後を主な顧客としているので、「水戸黄門」を好む80歳くらいの高齢者に松下電器のCMを見せても全く商品を買ってもらえそうにないという問題が続いていました。
昼から夕方までの時代劇の再放送を見ると老人向けの健康食品や薬、入れ歯洗浄剤、カツラ、保険、果ては葬儀場のCMばかりが続き、テレビ局も能がないなと思えます。こういう時に歴史雑誌や時代劇のDVD、衛星放送、茨城(「水戸黄門」の場合)や京都の観光のCMを流せばいいと思います。水戸黄門愛好会は「水戸黄門」の放送中に一度でも自分たちの宣伝を流したことがあるんでしょうかね。一度も見たことがありません。
>http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1382113213
これはteacupのブログや掲示板のリンクでしょう。
編集日時:2012/2/27 12:53:54
回答日時:2012/2/25 23:18:35
komasaram
まず強い権力者または高貴な血筋の人が身分を隠して、庶民に紛れていて、何か悪人が出るとやっつけてくれる、そしてまた去ってゆくという、こういうパターンは古今東西人気があり、「キャンディ・キャンディ」「ラ・セーヌの星」などもそうです。
「水戸黄門」の魅力について制作者や出演者が語っていますが、それらは人と人の絆や思いやりなどを教える番組だという見解です。ただ、「水戸黄門」という番組がないと社会がこういう道徳を伝えられなくなっているということは人間の怠慢です。
「水戸黄門」は権力悪に対しそれより強い権力が立ち向かう話で、一般庶民は無力だという世界観で貫かれています。
里見浩太朗は被災地を訪れ「困難があっても我慢していれば水戸黄門が来てくれるという安心感が日本人にしみついている」と語っていますが、これは批判的に見れば日本人の他力本願の精神を意味しています。
片山善博氏は「水戸黄門幻想」として、いくら不満があっても市民が何もせず、突如やってきた権力者に改革をゆだねてしまうという安易さを指摘しています。最近では「たかじんのそこまで言って委員会」で村田晃嗣氏が「水戸黄門」という番組の性質を「地方では不正が繰り返され、地元には常に自浄能力がなく、中央の権力者がやってきて短期で解決するという究極の中央集権」としています。
去年の11月、日経夕刊のコラムで作家の中島京子さん(知子さんではない)が「さようなら水戸黄門」という文を寄せていて、印籠を持った爺さんを待ち望む日本人は「人任せ」であり、民主主義の現代には合わないと指摘しています。
日本各地の名産を紹介するというシステムは、視聴者に寝たきりの高齢者が多く、旅に行きたくても行けない人のために日本各地を紹介するという形になったようです。ただ各地の名産紹介は現代ドラマの旅刑事物でもできます。また、スポンサーの松下電器は30代前後を主な顧客としているので、「水戸黄門」を好む80歳くらいの高齢者に松下電器のCMを見せても全く商品を買ってもらえそうにないという問題が続いていました。
昼から夕方までの時代劇の再放送を見ると老人向けの健康食品や薬、入れ歯洗浄剤、カツラ、保険、果ては葬儀場のCMばかりが続き、テレビ局も能がないなと思えます。こういう時に歴史雑誌や時代劇のDVD、衛星放送、茨城(「水戸黄門」の場合)や京都の観光のCMを流せばいいと思います。水戸黄門愛好会は「水戸黄門」の放送中に一度でも自分たちの宣伝を流したことがあるんでしょうかね。一度も見たことがありません。
>http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1382113213
これはteacupのブログや掲示板のリンクでしょう。
編集日時:2012/2/27 12:53:54
回答日時:2012/2/25 23:18:35