日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『備蓄米放出』/『食料危機』への負の第一歩

2025-03-10 11:33:22 | 日記
しばらく、更新が出来ないままとなっている。
ただ、仲間達との『WAIGAYA』だけは、途切れず続き、いつもの『ボヤキ』から、ふだんの生活の中であまり感じていない、多くの『危機』を、学ばせてもらっている。
先週末の夜は珍しく、『統計君』の呼びかけで集う事となり、興味ある話題だったので、『MEMO』を残しておきたい。
+***
いつもの、こてこての『大阪弁』のダジャレなどからのスタートとは違い、少し硬くるしい、『統計君』の『政府・放出米・騒動』からの『持論展開』で始まった・・・
昨夏、スーパーの棚から米が消える『米騒動』が起こり、これに引きづられて『価格高騰』となり・・・政府は、秋になれば『流通』が安定化するので、『数量』と共に『価格』も下がるとの見通しで、『政府備蓄米』の『放出』はしないとの方針であったが・・
今年に入っても『価格高騰』が続き、『店頭商品・希薄』も続いた事から・・・
いきなり『21万トン放出』との発表がなされ・・・もうすぐ恩恵を受けれれるかもしれないが・・・
本当に、これは正しい『政策』なのだろうか・・・(彼の疑問点である)
『少数与党』となつた『自民党』が、単に、国民に向けた、目くらましの『リップサービス』のように思える。今、同時期に『年金の壁』の議論もなされているが、これの『ガス抜き』とも感じてしまう・・・
(との、強硬な意見も)・・
そして、もう一つ、マスコミも含めてであるが、日曜日にはNHKでも、この『米問題』が討論されていたが・・・
この『備蓄米放出』は、我々『国民』の大切な『食料』という、稼ぐ事では得られない『貯金』を『食いつぶす』事であり・・・
自らが引き起こす『食料危機』で、この対応は、この『暗躍の世界』へ一歩踏み込んでしまった事になる・・・(彼からの一つ目の問題提起)
こんな事を、『国民』が正しく理解し、この『備蓄米・放出』を受け入れるのか・・
単に『生活が苦しい』だけて、『売価』『現生』に踊らされれれば・・・
ここ数年の『異常気象』ではないが、『猛暑』は『農産物』には大きく影響し、これが、一転、この冬は『雪害』となったが・・・
かって『平成の大飢饉』では、『冷夏』で『米不足』となり・・『食べる米』すらなくなり、この10年後も『冷夏』となり・・この時も『価格高騰』となったが・・
『米』は、KON-Cyanが、何度か、『MEMO』にも残してくれている通り、日本の一部の地域を除けば、『年1回』しか『収穫』は出来ず・・・工業製品のように、原料さえ手当てが出来れば、すぐでの『増産』という事が出来ない・・(二つ目の問題提起)
今日は・・・こんな事を考えるため・・『資料』を持ってきた・・・一緒に考えてほしい
・・・との、『大演説』から始めてくれた(裏メモを基に、話したことを残してみた)・・
+***+*
ここから『WAIGAYA』が展開し・・ 少し硬い話が続いた・・・
まず最初に、もう少し『統計君』の『Why』を詳細に聞き出す事としてみたが・・
きっかけは、小生も、少し記憶の外となっていた、昨夏、『米』が消え始めた『令和の米騒動』が勃発時、後輩の『非常勤講師君』からの要請で、学生達の『夏の宿題(案)』として提供した、『米不足』『インバウンド客・爆食が原因?』の『回答案』を纏めるため、色々な『データー解析』を、ずっと続けていたことが、今回の『危機感』に繋がった・・・との、事かららしく、事前に、なぜか、彼からの要望で、後輩の参加要請があった事も、納得できた・・
少し、いつもの『飲んべ~会』とは異なる雰囲気で展開し、彼が、ここ何カ月か勉強する中で集めたらしい、『図表』などが、タブレットから壁へ写しだされ、これを基に、学校ではないが・・『質問形式』で進んでいった・・(当日のPPを提供してくれたので、参加者の、後々の『記憶整理』のため、この『MEMO帳』へ貼り付けておきたい)
*+**+
まず最初の『質問』は・・・『放出20万トン』という、『規模』を知る事であった。
新聞報道等では、『米』の『年間収穫量』(『収穫量』は『生産量』の様な、確定した数値でない事の説明もあり)が、約『700万トン前後』。この中から、『年20万トン』を、不測の『緊急時』に備えるため、5年分詰みあげ、約『100万トン』『備蓄米』として『政府保管』。『米不足』の時、最大2カ月程度は、持ちこたえられるため・・と、参加からは、概略の解が出てはいたが・・・『20万トンはどの位?』という事までは、感覚的につかめていなかった ・・
そして、彼から、今、住んでいる『大阪府・米収穫量は?』。『米・生産トップ県は?』など・・・『具体数値』の『問』が繰りだされ ・・普段はほとんど見た事が無い、あいまいな『記憶』の中で、回答を行ったが・・
なんと、今回の『備蓄米放出量』は、『大阪府・年間・米収穫量』の、約『10倍』。近畿圏で、『米どころ(『集荷量』が多い)』と言われる『兵庫県・滋賀県』でも、この『20万トン』を、単一県の『生産量』では、賄えない事を、知る事になった。
そして、『米』は『全国』で、もっと均一に『収穫』されているかと思ったが、『東京・大阪』などの『都市部』は、『最下位』に名を連ね、『トップ県』は、予想通り『新潟』であったが、それでも『60万トン強』。この内の『20万トン』という事を考えると、『収穫量』に対する『放出量』の大きさを、改めて認識させられた。



次に、毎年『新米』が出る前の、『米・在庫量』が、どの位なのか・・との問いが。
確かに・・このあたりの数値も、昨年の、『消えた米』の中では、明確でなかった。
完全に『ゼロ』となった訳ではないので、『価格高騰』のあおりを受けたが、我々は生き延びれた・・ 『政府備蓄米・100万トン 』という事であれば・・この『何倍か?』との感覚である・・・
こんな観点から、彼も、まだ『勉強中』との事ではあるが・・・との断りで、下記の資料が提示された。

この『データー』の左側は、数年前から、今年にかけての『民間在庫(流通在庫)・月別推移』であるが、ここ数年『米消費量』が変わっていないという事であれば、『R4/R5年在庫( 緑色)』を『基準』とすれば、『供給』は、あきらかに『不足気味』となっており、『余剰』の無い中で、昨年は、『インバウンド消費』で『出荷増(数万トン)』や、『南海トラフ緊急事態発令』などでの、各家庭『在庫積増』が起こり、『令和の米不足』となったように思え、昨年末の『年末在庫』では、さらに『不足加速』となっているが、よくよく見て見れば・・・
ここ何年か前から『需給』がおかしくなり始めているのでは・・との、彼なりの『解析コメント』が示された。
そして、もう一点、右側の『切抜』は、これも、あまり、今の『米騒動』を、あおらない様にしているためか、『マスコミ』等ではあまり報じていないが・・・
『農水省・月次報告』を基に、『農業新聞社』が『推算』した、今年、夏場での『米不足』が、再び起こりそうな事も示唆されており、ますます、今回の『緊急放出』への『疑問』や、あらためて、なぜ、今、『米増産・政策』を論じないのか・・・と感じている事を、話してくれた。
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貼付されていたPPに下記の物があったが、この『農業新聞社』の『元データ』のようである。たしかに、R3/R4までは、若干『過剰在庫』気味ではあるが、これ以降は、前年対比、ずっとマイナスが続いており、この年あたりから、『在庫不足』への兆候は見えていたはず・・と、改めて確認をした。

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たぶん、彼は、これらの『図表』から、『20万トン放出』が、『正しい行為』なのかどうか。
『マスコミ・報道』や、『政府』からも、『転売屋』や『悪徳ブローカー』の『買占』が、『在庫不足』の『最大要因』。これが引き金での『価格高騰』であり、『備蓄米・放出』で『価格』さえ『下落(安定)』すれば、『一段落』との見解が出されているが・・・・『本当なのだろうか・・』。
本当は、『慢性、米在庫不足』なのでは・・・近い将来『食べる物が無くなる・・』のではとの、『疑問』が、再度示された。
そして、このあといくつかの『追加資料』も、『質問』を加えながら、見せてくれたが・・・
確かに、ここ数年、『在庫率推移』などを見てみると、『需要』へ『供給』が追い付けなくなっている様に思え、こんな事から、もう少し『米増産』という事も、真剣に考える必要がありそうとの、仲間内からの声も聞こえた。


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次に、もう一つ『米・政策』の間違いについて、彼なりの『疑問』を示してくれた。
『マスコミ・報道』や、『政府関係者』では、この『米不足』の『要因』として、下記の『図表』に示した通り、2010年の『米需要量』『820万トン』から、2020年には『704万トン』。『14%』と大きく落ち込んでおり、この一つの『要因』が『人口減少』であり・・・当然、これに合わせた『生産規模』への『減反』を進めてきた・・・と報じられているが、本当にそうなのだろうか。

‥続けて、こんな展開に・・
確かに、『2020年』までは、この『傾向』でも正しかったかもしれないが・・『コロナ』明けでの『外食変化』や、ここ数年、『インフレ感』での『節約』を受けての『食変化』。さらには、『若者』の、『オニギリ・丼』などといった『米・回帰』などで、ここ数年『米消費』が戻っている事も考えられ・・・『減反』での、『ブレーキ』を踏み続ける事はどうなのだろうか・・
そして、もう一つは『米農家』の『高齢化率』を見て見ると・・『70歳以上』が、半数以上。『団塊世代』であれば・・もう『米』は作れない・・・
ただ、『米』は‥何度も言うが、『年1回』しか作る『チャンス』は得られない。
そして、今年『生産』しようとしても、『今月』からでは『無理』
『統計』で物を言ってきた、俺が言うのは何だが・・・『統計』での『傾向・解析』を信じる事は、どうなのか・・
『食糧』は、『工業製品』と違い、『天候』の『影響』を最も受ける。
もっと『多方面・解析』での『生産計画』を、早めに立てるべきではないか・・・が、彼の口から飛び出し、この『裏付・説明』が続いた・・・
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次に・・・昨年の『令和の米騒動』の再確認ではあるが、『日本人はどの位、米を食べるか?』との問いが・・・『20万トン』が『お茶碗で何杯分・・』とかの『数値』が、時々出ているが、正しく、現状を把握するため・・との事であった。
良く知られて『データー』では、我々が育っていた、1960年代がピークで『年間100Kg』。現状は、約半分の『50Kg』程度の『米・消費量』となっているとの事。

ただ、この『米』を食べているのは、誰かを正しく探らないと、先の『米需給』を見誤り、これを基にした『米生産』や、『在庫・確保』を、見誤る事になる。
農協が調べた『資料』の中に、2001年からの、年齢別の『米消費量』という『データー』を見つけたが(右側グラフ)、『若い方』の『米消費』はあまり変わていないようで、最近では『60代』の落ち込みが大きく、若者より『米』を食べていないとの結果を示してくれたが・・・この『数値』だけで、今の『世相』を語れるだろうかとの疑問も出てきた・・
仲間達からも、起点となっている『1960』は、我々は、まだ『10代』。『万博開催』の1970年でも『20歳前』。確かに・・、この頃は、おかずが、まだ『質素』だったこともあり、『ご飯』だけを食べ、『親父』や『祖父』に比べても『大食漢』だったような気がする。『中学・高校』と『ドカベン』。クラブ活動の為、『アルマイト弁当箱』を、毎日、2つ、学校へ持って行き、『早弁』をしていた・・との懐かしい話も飛び出したが、たしかに、当時は、まだ『米』しか、お腹を満たす物が少なく、キャンプに行った時も『飯盒(4合炊)』に、カレーをそのまま入れ込み、抱えて食べた・・との、豪快な話も、酔いがまわる中で出たが・・こんな『団塊世代』あたりが、『米消費』を促進していなのかもしれない。
+*+*
こんな『団塊世代』の『米食虫』も、今は『食生活』が変わり、この『大変化』が、『米消費・低迷』へ影響したのか・・
下記表は、当夜の話を受け、彼なりに、『主食』が『米党』なのか『パン党』のかを『時代分け』をしたものを、過去作成した事があったらしく、翌朝、参考までにと、送信してくれた・・・・
たしかに、『団塊世代』だけを見て見ると、『年代別・米消費・推移』での、『60代・急減』は、若かりし頃は『朝・晩・米食』。さらには『昼弁当』で、おまけに『世代人口』も多く、『総米消費』は、2000年頃までは、それほど落ちずにいた事が推測され、この後、『家族社会』で、『健康ブーム』などもあり、『パン食』や『麺類』へ転換し、『一日・一食・米飯』となった事などがあり・・『米離れ』となった・・ような気もしてきた。・・

だんだん、別の『米製品』で酔いがまわる中、最後に、『米在庫』はどうすれば・・との話題へ・・・
彼が最も気にしていたのは、国としての『在庫水準』の考え方・・
今の『100万トン』では、次の『新米』までは待てない。
この『図表』にある通り、『平成の米騒動(1993)』での『タイ米輸入』。そして、あまり『話題』には上がらないが、この10年後(2003)の『冷夏・米不足』。
さらには、この約10年後の『東日本・大震災』。一昨年の『猛暑』での『等級不良』が続き、10年毎に『食糧危機』の『一歩手前』まで来ている。
『平成の米騒動』では、この『前々年冷夏』もあり、『備蓄米ゼロ』まで追い込まれたが、この時の『作況』は『全国平均』で『90』。最悪の『青森』では『53』と言う数値であり、『700万トン』の『10%減』となると、『70万トン・減』で、『備蓄米』の大半を失う事になり・・・この『数字』だけを見ると、『20万トン・放出』はあり得ない・・と、思うとの事。ましてや・・・一昨年からの『マイナス在庫』の中で・・とも

下記の『図表』でも示されている通り、『昭和55年(1980)』から『4年間』、気象条件が悪く『不作』が続き、この時の『米消費』は『1000万トン』ではあったが、これまでの『過剰在庫』に支えられた事で、『食糧危機』は脱したようである。
ただ、この時は、いま『70代・農家』の方でも、当時は『30代』。しっかり『米作』の取り組める『年齢』であったが・・・今、このような『不作』となれば・・・『翌年』からでも、リカバーできるのであろうか。

+**
この後は、フリートークとなったが・・・
日曜日の夜、『ポッンと一軒家』という番組で、山村部の『元農家』さん等を訪ねる報道を見ているが、『棚田』が、儲からないから『果樹園』へ転換され、今は、それすら『放棄』され、まだ、『自分たちの食べる分』だけを作られておられる所もあるが・・多くは、『元棚田』だった所の『石積』だけが残されている。
確かに『減反政策』や『米価』を考えると、『採算性』や『労働力』を考えると・・『継続』は難しいのかもしれないが・・『イザ』という時には、細々でも作り続ける事が必要である。
こんな話が続く中、、『KON-Cyan、20年程前、田舎で米作りしてたんとちゃうんか・・』との問いが・・
確かに・・母方の実家の『水田』が、『後継人』がいなくなり、農協からの要請で、『空き田んぼ・(まだら田んぼ回避)』のため、無理やり、殆ど人任せではあったが、『米』を、作らされていた事がある。
この時の苦労話を、仲間達へ、少し話してみた・・
この時は、まだ現役『バリバリ』であり、月に何度か、休日に、車で1時間半ほどの田舎へ出向き、『米作り』を手伝ったが、大変さを知り、多くの事も学べた。
当時は、『自主流通米』ではなく、『農協買入』で、『価格』が安く、おまけに、春先の『種籾・購入』から始まり、『苗作り』。この前には『水田準備』も。『田植』から『雑草取り』。秋の『収穫』まで、都度の『人件費支払』で、財布は『大赤字』。おまけに、叔父が購入の『農機』の『ローン』まで背負わされ、『借金まみれ』。『玄米』が『サイロ』に入って、しばらくしての『代金・相殺』までは『冷や冷やもの』。『収穫』が出来なければ『夜逃げ』であり、叔父が残した『田畑・家』が『借金のカタ』に入っていなければ、『サラリーマン転職』では、到底できず、『兼業』でも『タダ働き』にも思え・・当時、出始めていた言葉の『農協漬(借金地獄)』という事もあり、色々と、争う事になった・・・『農機ローン金利5%』を解消するため、『安価金利』の『市中銀行融資』への『借換』を模索したが『猛烈抵抗』。『減反』で余った『田んぼ』を活用のため、『陸稲』として『古代米』などを植え付けたが・・これも『減反違反』などでの『制裁』・・『儲ける』ための手は、繰り出さないまま。ただ、通う中で、昔、祖父が、『朝夕』『田んぼ』を回り、手を突込み、たぶん『水温管理』をしていたのだろうと思うが、この『水管理』は、苗の成長へ大きく影響していることが判り、夜間での『冷込』や、逆に、朝、水を入れる事で、根の『高温障害』が防げる事も、これらからつかんだが・・『農業』は、長年の『経験』からの『知』と、ここからの『勘』が、必要であり、このためには『体験時間』が必要で・・誰かの教えを乞う事の重要性も判ったが・・
残念ながら、すべてをつかむ手前で、東京転勤となり、『田んぼ』から離れたが、『米作り』の大変さは、身を持って体験した・・・
**+
こんな事から・・『統計君』が心配している・・『農業』。特に『水田・米作り』は、『安直』に、そこに『土地』があるからと言ってできる物ではない・・と言う事は理解できる。
前年、『米作』をした『水田』で、今年も『田植』するとなると、『稲刈』をした『田んぼ』は、すぐに『耕うん』し、『土づくり』を行っておく必要があり、『田植え』の前には、水を入れ『代掻き』までの、『事前準備』も必要となる。そして、もう一つ大変なのは、『苗』作り。『種籾』を、『選別・消毒』『催芽』そして『種まき』で、『苗代』を準備するが、この時の『温度管理』など、結構、手間暇がかかる。なかなか『経験』が無いと出来ない『作業』のようにも思え、いきなり『米農家』とはなれないのでは・・と思われる。
そして、『田んぼ』は『水』が必要である。『住宅地』に取り残された『田んぼ跡』では、これまでの『水路』が失われ、必要な『水量』や『水質』が得られない。経験的には、『棚田』の様な、少し『冷たい』、『栄養豊富』な『用水』が確保できないと、『水温』が上がり、『根腐敗』や『病気』の『原因』となるような気もしている。
『ポツンと一軒家』でも、『代々の土地を守る』という事が、良く語られているが・・『上の田んぼ』が『休耕田』となると・・・『下の田んぼ』は、水の『恩恵』が受けれなくなる事も・・・
こんな、あるあるの話を続けたが、『代掻き』一つでも、それなりの『田んぼ』でも、『水平』が求められ、『20m角』の『水田』でも、『左右高低差』が『10cm』も違うと、『稲が漬かりすぎたり、干上がったりで大変』・・とも、紹介してみたが、元土建屋の仲間からは、『トラクター運転、上手すぎや・・』との言葉も飛び出し、『米農家』の『経験則』が、今後、失われる事が気になる所である・・
+***
今、『米作』も『大規模化』しており、『50M*50M』位の『水田』であれば、『大型機械』を入れて『田植』から『刈取』はできるが、この間の『草取』や『水管理』は、まだ人に頼る所が多く、小さな『田んぼ』では、『耕運機』程度の『小機械』は導入できるが、手間がかかり、『政府積上』への『貢献』は出来るのかは心配であるが、この『コツコツ』までもが失われると、それこそ『食べる物が無くなる』事態となるかもしれない。
+**
別の仲間から、『50M*50M』の『水田』で、どのくらい『米』が取れるのかとの質問が出てきた。
酔っ払い初めの『酔算』ではあったが・・・こんな『数字』を示してみた・・
『大規模農家』の『田んぼ』が『50M*50M』であれば、面積は『2500㎡』
『アール(a)』に直すと『25a』 米の標準的な『収穫量』は、『530Kg/10a』位なので・・・
『25a』であれば、『530Kg』の『2.5倍』 少なく見積もり『500Kg』として・・・
『1,250Kg』の収穫が可能かもしれない・・・
ただしこれは『玄米』なので、『白米』は『約10%減』『1,125Kg』『約1トン』となる
『家族・親戚』で『1年』、分け合って食べると、今の『米消費』であれば・・・
『米収入』を考えなければ・・約『20人分』。『一族郎党』は賄えないかもしれないが・・
ただ・・『棚田』だと、どうだろう・・ 『猫の額』程度の土地が、『何枚』かあっても
『長さ20m・幅5m』で『100㎡』。『1a』『一畝』であり・・『一俵』『60Kg』が、せいぜい
家族『5人』が食べるためには、この『田んぼ』を、『5枚』以上、作る必要がある
『耕運機』や『田植機』『刈取機』が入らない『棚田』だと、すべて『手作業』。。
こんな事で『米』は作り続けられるだろうか・・・

ただ・・『こんなコツコツ』が無ければ、『政府備蓄米・放出分』を『カバー』出来ないような、気もしてきた。
『秋田』や『新潟』などの『大規模水田』は『機械化』が進み、『米収率』は上がるかもしれないが・・いきなり『倍増』まではいかないと思われる。
このためには、『小規模農業』。これまでの『兼業農家』などで支えてきた『田んぼ』を、今すぐにでも『復活』させないと・・・『失われた20万トン』。
いや・・・ここ数年での『ショート在庫』の『リカバー』は出来ない・・ように思える。
何年かに一度の『冷夏』も起こりうるかもしれない。
『政府』も『放出』はいいが・・・『増産』への掛け声が無い・・・
『今年は大丈夫か・・・』
この夜、『統計君』が訴えていた『政府備蓄米放出は・・』『食料危機への負の第一歩』という事を、あらためて認識をし・・・
話しが長くなり始めたので・・・打ち切りとなった

+***
こんな事から・・・『作付面積』と『収率』等がどうなっているのかが気になり・・・
『食糧自給率』も、今一度『整理』する事が必要そうで・・・今週は取り組んでみたい

 『この国の食と私たちの仕事の未来地図』
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