福おみくじ

八重山諸島や沖縄には、先祖崇拝の土着信仰が根強く残っているが、17世紀初頭にやってきた薩摩藩に強要されて増えた社寺も点在している。

石垣島の初詣場所として有名だという富崎観音堂へ自転車で行ってみた。
普段はひっそりとした観音堂というが、正月だけあって、参道入口からずっと参拝者が列を成して並んでいた。
正月はどこへ行っても参拝者の列。この忍耐を経てこそご利益が得られるというものだろう。



と、思ったのだが、あまりに長い列に慄き、列に入ることなく、お堂の横隅で観音様の方向に手を合わせて参拝した。
観音堂の入口は小さく、一度に参拝できるのは２，３人と限られるために長い列ができるのだった。
観音崎の丘陵地にリュウキュウマツやフクギ並木に囲まれてたつ観音堂は、予想外に小さく古く、霊験ありそうなお堂だ。



列に並ぶ忍耐力を欠いたせいだろうか、
お堂横で引いた福おみくじは「末吉」だった。
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用心して時のくるのを待て
初めは心配事多いけれど後になれば何事も望み通り叶う様になり
幸福引きつづいて来ます
信神怠りなく心を正しくなさい

願望　春より秋がよい　思い立つ事月末にせよ
商売　さわげば損あり
相場　今こそ動かす時
恋愛　浮気心は捨てよ
転居　早いがよい
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参道口に立っていた屋台：

露天のイカ焼きは、うちわ大の巨大なイカをサイコロ切りした逸品

フライドポテトもウインナー付きの豪快な大きさ