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予兆 散歩する侵略者 第1話 WOWOW

2017-09-19 15:27:23 | TV、DVD、ビデオ
 第1話 「抜け落ちてる」という言葉が発せられたときにお父さんの後頭部を映さないでほしい(笑)。

 アパートで結婚生活を送る、病院勤務の山際辰雄(染谷将太)と縫製工場勤務の悦子(夏帆)。同僚浅川みゆき(岸井ゆきの)が「幽霊が出るから自宅に帰りたくない」と悦子のアパートに泊まることになった。幽霊の見た目は人間であり、その人のことを知ってるような気がするというのだ。辰雄が帰宅すると、みゆきは怯え、「ここにもあんな人がいるんだ」とつぶやく。とりあえずみゆきの自宅を調べようと訪れる悦子とみゆき。出迎えたのはみゆきの父親であったが、みゆきは逃げるばかり。父親に話を聞くと、最近そっけなく、化け物をみるみたいに相手にしてくれず、空気のような存在になってるとのこと。悦子はみゆきを病院に連れて行き心療内科を受診させる。

 病院の医師はみゆきが「お父さん、お母さん、兄弟という言葉がわからなくなっている」と告げられる。「“家族”の概念がすっかり抜け落ちている症状としか言えない」と。

 帰宅した悦子は辰雄の雰囲気が変わっていることに気が付く。なぜだか右手を使えないのだ。また病院の廊下で会った新任の真壁医師(東出昌大)という存在も気になり、辰雄にぶつけてみる。しかし、そっけない答え。翌朝、辰雄は「悦子。もうすぐ世界が終わるとすればどうする?」と質問される・・・

 次回予告も含めて、辰雄が真壁医師(多分、宇宙人)のガイドになることは間違いない。家族という概念を奪われたみゆきの存在は映画本編の前田敦子と同じ。家族という概念が無くなるとどうなるのかが興味深いところだ。縫製工場の男性も何かを奪われていたのか、手に持ったものをすぐ落としているのが描かれていた。

 本編よりも黒沢作品らしい雰囲気でした。

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