ネタバレ映画館

映画ドットコムに記事を移行してます!

彼らが本気で編むときは、(2017)

2017-12-21 20:19:26 | TV、DVD、ビデオ
 ちんこの煩悩は108つ
 最近、LGBTという言葉を目にすることが多くなり、ほとんどが性差別ヘイト撤廃という動きが強くなってるように思われます。母子家庭に育つ小学校5年のトモ(柿原りんか)の母ヒロミ(ミムラ)が男を追いかけて家出してしまったために、トモは叔父のマキオ(桐谷健太)の家に居候することになった。今までと違っていたのはトランスジェンダーのリンコ(生田斗真)と同棲していたことだった・・・

 まだ男と女の違いさえハッキリ理解していない小学生にトランスジェンダーを理解するのは難しいだろう。トモは最初は嫌悪感を示すものの、リンコの作る料理が美味しかったことや、次第に愛情を注いでくれることで、徐々に信頼を寄せていく。その姿にリンコも愛おしさを覚え始めたのだった。リンコとマキオの出会いは、リンコが介護士として働く老人ホームでマキオの母(りりィ)を献身的に介護する姿にマキオが一目惚れしたためだった。介護問題も提起しているようであるが、ここらはちょっと物足りない(ギャグにしかなっていない)。

 LGBTの問題を深く掘り下げるつもりはないが、トモの同級生でもあるカイ(込江海翔)も6年男子の大野先輩が好きだという設定であり、大人目線では語れないほど、子どもには違和感のあるものに違いない。カイは黒板に“ホモ”だと書かれ嫌がらせを受けているし、トモもリンコと一緒にいるところを目撃され同じように嫌がらせを受ける。これはまだ5年生であるためか、イジメにまでは発展しなさそうだ。むしろ大人の方が偏見が強いのだ。この辺りは小池栄子の演技がナイス!

 リンコは性転換手術は受けてはいるものの、戸籍上は男。保険証も男なので、病院でのやり取りにも心揺さぶられます。母性愛がテーマでもあり、編み物をするということで優しさがアップする素敵な映画。生田斗真が女性に見えてくるから不思議だ・・・


★★★★・

wowowにて


彼らが本気で編むときは、 [DVD]
クリエーター情報なし
ジェイ・ストーム


コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 僕らのごはんは明日で待って... | トップ | キングスマン:ゴールデン・... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kurukuru)
2017-12-22 00:15:24
ホントに生田斗真が女性に見えてきますよねー。
役者さんはスゴイです。
返信する
当たり~ (cyaz)
2017-12-22 12:41:02
kossyさん、こんにちは^^

この映画、思っていたより“当たり”でしたネ!
このリンコならOK(何が?)かも(爆)?!
返信する
リンコさん (kossy)
2017-12-28 17:16:16
>kurukuru様
男に見えたのは序盤だけでしたね~
本当に女性に思えました!
俳優賞とかとるかもしれませんね~

>cyaz様
遅れましたが、こんにちわ♪

思った以上でした!
今年の前半は映画を観てないのでアレでしたが、
邦画部門ではトップクラスですよね♪
リンコさん、俺もOK(笑)
返信する
Unknown (しんちゃん)
2017-12-28 18:54:47
 さすがに映画館には観に行く勇気がなかったです(笑)
 現代社会に根付くいろいろな問題を、ちょっと取り上げすぎたって気もします。同級生の男の子のエピソードはリンコと繋がるのかもしれませんが、ちょっと欲張りすぎたかもしれません。
 ネグレクト・老人問題だけでもお腹いっぱいです。
返信する
リンコさん (kossy)
2018-01-11 22:58:46
勇気がなかったのですか・・・
ゲイ映画なんかだと、ちょっと怖いこともありますよね。
若い頃ポルノ映画を観たときに、変な男が寄ってきたと言う怖い経験がありましたけど・・・(笑)

老人問題は別枠で扱ってほしかったですよね~
返信する

コメントを投稿

TV、DVD、ビデオ」カテゴリの最新記事