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500ページの夢の束

2018-10-22 22:10:48 | 映画2018

2月第3月曜日は大統領の日。

 締め切り日は2月16日。14日が日曜日で、15日が大統領の日という祝日となっていたため、郵便局に投函しても間に合わない!と気づいたウェンディ(ダコタ・ファニング)はバスに乗って直接LAにあるパラマウント・ピクチャーズまで届ける決意をする。彼女は自閉症の21歳。施設長のスコッティ(トニ・コレット)がウェンディがいなくなってることに気づいて大慌て。ウェンディの姉オードリー(アリス・イヴ)と連絡を取りながら必死の捜索が始まる。

 自閉症の女子の性格を見事に演じ切ってるダコタ・ファニング。『スター・トレック』の大ファン“トレッキー”であり、知識の豊富さを生かして脚本を書くのが趣味なのです。バイト先の従業員たちとオタククイズ合戦をしているシーンが面白い。どんなに細かなことでも答えられるウェンディに舌を巻くところだ。また、規則的な生活を強いられるために予定表を読み上げたり、曜日毎に違う色のセーターを着たりするところなんて、自閉症教育という現実も理解しやすい。

 施設からLAまでのロードムービーなのですが、バスで往復86ドルの距離。飼い犬ピートがついてきたために、途中でバスから降ろされてしまうが、そこからのLAまでの距離が230マイル。バス停にいた姉ちゃんにお金と愛用のiPodを盗まれたり、交通事故に巻き込まれ病院に運ばれたりと、波乱含みの冒険ストーリーといった感じ。最も感動したところは、警官フランク(パットン・オズワルト)がいきなりクリンゴン語でウェンディに話しかけるシーン!アメリカはこんなにもトレッキーだらけだったんですね!(笑)

 「スター・トレック」についての基本的知識さえあれば、十分に楽しめます。エンタープライズ号、カーク船長、スポック、クリンゴン語などなど。調べてみると、姉役のアリス・イヴは『スター・トレック イントゥ・ダークネス』にも出演してるんですね。妹に対する姉の想いも伝わってきます。また、犬に対する愛もエンドロールで伝わってきます。

 ちなみに応募した脚本は500ページもなくて、427ページだったみたい・・・

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