またJ・ホラーのリメイクかいな・・・と、ナメてかかっていたら、エンディングを迎えたとき、仄かに涙が頬を伝わるのを感じた・・・もちろん黒き涙・・・(海賊盤撲滅!)
元々はホラー映画なのにウォルター・サレス監督の手にかかると、主人公ダリア(ジェニファー・コネリー)の泣ける悲劇へとジャンルを超越した映画となった。母娘の新居を中心としたルーズベルト島の暗い映像。天気はいつも雨模様。徹底した暗さと、低所得者層の失業問題を上手く絡ませ、ずしりとくるほどのダーク映像美でした。
それほど覚えているわけではないのですが、日本版オリジナルではエレベーターに映る幽霊を中心に観客を驚かせるホラーだったように思います。しかも恐怖感を感じない、終盤のエレベーターでの派手なCGだけが印象に残る映画。それがなぜかジェラルメール・ファンタスティック映画祭でグランプリを取ったのだから、その事実こそ一種の心霊現象を想像させるほどの恐怖を感じたものだ・・・
この『ダーク・ウォーター』では、小賢しい恐怖映像よりはダリアの悲しき人生を見事な心理描写で映像化し、ハリウッドっぽくないほどの暗い映像を追及したものだと思います。何しろキャスティングでもアカデミー賞女優やアカデミーノミネート俳優を多用しているものの、暗い映画の得意な俳優が多い。ジェニファー・コネリーは『砂と霧の家』で暗い雰囲気を培っているし、ジョン・C・ライリーは妻を寝取られた役や離縁状を叩きつけられるのが似合った俳優だし、ヴェック役のピーター・ポスルスウェイトがノミネートされたのは暗い『父の祈りを』だし・・・キャスティングからしてダークなのだ。
友達のいない子供が“想像上の友達”を作るという設定は、どうしてこうもホラー映画の材料になるのでしょうね。最近では『ハイド・アンド・シーク』が記憶に新しいけど、子供にはもっと楽しくなるような友達を作ってもらいたいものです。『僕のボーガス』のジェラール・ドパルデューのように・・・
★★★★・
元々はホラー映画なのにウォルター・サレス監督の手にかかると、主人公ダリア(ジェニファー・コネリー)の泣ける悲劇へとジャンルを超越した映画となった。母娘の新居を中心としたルーズベルト島の暗い映像。天気はいつも雨模様。徹底した暗さと、低所得者層の失業問題を上手く絡ませ、ずしりとくるほどのダーク映像美でした。
それほど覚えているわけではないのですが、日本版オリジナルではエレベーターに映る幽霊を中心に観客を驚かせるホラーだったように思います。しかも恐怖感を感じない、終盤のエレベーターでの派手なCGだけが印象に残る映画。それがなぜかジェラルメール・ファンタスティック映画祭でグランプリを取ったのだから、その事実こそ一種の心霊現象を想像させるほどの恐怖を感じたものだ・・・
この『ダーク・ウォーター』では、小賢しい恐怖映像よりはダリアの悲しき人生を見事な心理描写で映像化し、ハリウッドっぽくないほどの暗い映像を追及したものだと思います。何しろキャスティングでもアカデミー賞女優やアカデミーノミネート俳優を多用しているものの、暗い映画の得意な俳優が多い。ジェニファー・コネリーは『砂と霧の家』で暗い雰囲気を培っているし、ジョン・C・ライリーは妻を寝取られた役や離縁状を叩きつけられるのが似合った俳優だし、ヴェック役のピーター・ポスルスウェイトがノミネートされたのは暗い『父の祈りを』だし・・・キャスティングからしてダークなのだ。
友達のいない子供が“想像上の友達”を作るという設定は、どうしてこうもホラー映画の材料になるのでしょうね。最近では『ハイド・アンド・シーク』が記憶に新しいけど、子供にはもっと楽しくなるような友達を作ってもらいたいものです。『僕のボーガス』のジェラール・ドパルデューのように・・・
★★★★・
ホント、見方を誤ったとでも言った感じ
です。オリジナルもそれほどホラー色が強
いワケでもなかった作品だったのに、何故
かリメイクにもホラー色を求めてしまいま
した。
この映画の場合は「怖さ」よりも「寂し
さ」や親子の絆の深さを感じ取るべきだっ
たかと。
たましょく的には、久々にスクリーンで
ジェニファー・コネリーを拝めたのでそー
ゆー意味で満足してしまいましたw
それにしても,よくあのマンションを探しましたね。
イメージにぴったり。
でも,住人は嫌だろうなぁ。
少なくとも『リング2』よりは良い感じで水を扱っていたのではないかと♪
オリジナル自体、そんなに怖くありませんでしたもんね。徹底した暗い映像のおかげで、「これはホラーじゃないぞ」などと途中から見方を変えてしまいました。
ジェニファー・コネリーに感情移入しまくったら、もうやられちゃいます。結局、自分の母親と同じ過ちを犯さないぞ!というトラウマのようなものが彼女の運命を悲惨なものにしてしまったのでしょうね・・・
>AKIRA様
日本では中田監督ですもんね。
リングと同じ気持ちで作ったのでしょう。
ロケハンが良かったのかもしれません。あの暗さ。
しかし、この映画のせいで、誰も住みたがらなくなるかも(笑)
>石川喜左衛門様
どうもです!
今夜の感想も楽しみしています!
>メビウス様
黒い水。
アメリカには墨汁ってものがあるのかな~?などと余計なことを考えていました。インクだと体に有害そうだし・・・
『リング2』ではCGの派手さばかり目立ってましたもんね。この映画ではVFXスタッフのクレジットも少なかったし、あきらかにCGだと思わせる映像が無かったのもよかったですね~
いま日本版をレンタルしようとしてますが、なかなか見つからなくて・・・
ホラーというより哀しい人間ドラマでしたね。
ありがとうございます。
だけど、俺はそんなに詳しくありません(汗)
ただ、いっぱい映画を観ていきますので、また遊びにきてください。
>むーびー様
ど、どうもです・・・
>xina-shin様
ほんと、哀しい人間ドラマでしたね~
日本版はそんなに面白くありませんでしたよ。
無理にホラーっぽくしようとして、中途半端になってしまったような、そんな印象が残ってます。