羽生結弦選手 応援ブログ~kosumo70

日々の出来事や、フィギュアスケート、羽生選手の情報や感想など。
楽しく羽生選手を語りたいと思います。

ミラノ在住さんが、Neveitalia誌の記事を翻訳してくださいました。

2015-12-18 18:17:22 | 日記
 ミラノ在住さんが、Neveitalia誌の記事を翻訳してくださいました。
 (グランプリファイナルのSP、FSについて)
 イタリア・ユロスポ解説者のマッシミリアーノ・アンベージ氏より

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 Neveitaliaより
 「羽生結弦作曲、第3作目の交響曲」
 
 バルセロナGPF男子ショートの記事
 執筆しているのはイタリア・ユロスポ解説者のマッシミリアーノ・アンベージ
 さんです。

 原文はこちらです。

 

 羽生結弦は可能なあらゆる記録を破り、想像上回るレベルにハードルを押し上げ、
 10日間あまりでフィギュアスケート史を塗り替えた。

 NHK杯でハイレベルな2つのプログラムを滑った後、五輪王者は
 グランプリファイナルのショートプログラムでほぼ完璧に達する演技で自らの
 記録を上回った。

 ここでいう『完璧』の概念とは、もはやライバルとの比較ではなく、
 彼自身と比較とした基準である。

 バルセロナCCIB (Centre de Convencions Internacional de Barcelona)の
 半信半疑の観衆の歓喜の中で、羽生は演技構成点の各項目の平均が非現実的な9.83、
 合計49.14というセンセーショナルな得点を獲得し、パトリック・チャンから
 歴代最高PCSを奪った。

 今大会、skating skills、coreografy, interpretation、performanceの各項目で
 合計22個の10点評価を獲得し、中でもPerformanceではジャッジ全員が10点を付けた。

 圧倒的パワーを持つ技術について理解してもらうには、冒頭の2つのエレメンツ、
 前後をイーグルで挟んだ4サルコウと複雑なステップシークエンスから跳ぶ
 4トゥループ/3トゥループが満点(13.50+17.60)を獲得したと言えば十分だろう。

 プログラム全体で出来ばえ点だけで史上前例のない24.36点もの高得点を
 持ち帰った。

 唯一の『悔しい』理由は、ステップシークエンスがレベル3止まりだったことだが、
 次の大会で更に『向上するための』重要なモチベーションになるだろう。

 総合すると、ショパンのバラード第1番の旋律に乗せたジェフリー・バトル振付け
 のショートプログラムは110点の壁を超えた史上初のプログラムとなった。
 技術点で史上初の60点越えを果たしたことも忘れてはならない。

 要約すると現在の採点システムの砦は完全に崩壊し、将来、この仙台の
 天才選手をベースにルールが改正されることになるだろう。

 羽生は到達可能な最高得点が113.65のプログラムで110.95点を獲得した。

 冷たい数字は別にしても、技術と芸術の融合、音楽と同調する能力、
 まるで人生最後のプログラムのように役に没頭し、曲と一体化出来る天性の
 才能が、既にスポーツ史の天上界入りしているこの人物の唯一性を証明する
 パフォーマンスを更に驚異的なものにした。
 いずれにしても羽生はもはや歴史ではなく伝説に不朽のページを更に書き
 加えるつもりのようだ。

 ブライアン・オーサーの教え子は、プルシェンコやヤグディンと言った過去の
 レジェンド達すら成し遂げたことのないグランプリファイナル三連覇に
 王手をかけた。

 2位には地元ファンの熱狂的な応援に後押しされたハビエル・フェルナンデス
 が入った。
 不運にもリンクメイトの直後に滑らなければならなかった現世界王者は、
 当然のことながら羽生の途方もない演技の影響を受け、冒頭の4サルコウが
 ステップアウト、コンビネーションが3ルッツ/2トゥループになるミスを犯した。

 しかしながら2つ目のミスで目が覚めたマドリッド出身の24歳は、
 残りのエレメンツを完璧にこなし、『Malaguena』の旋律に乗せて
 デヴィッド・ウィルソンが振付けしたプログラムに輝きを与えた。

 特筆に値するのは彼のキャリアにおいて飛躍的に向上した3アクセルと、
 フィギュアスケート史上、羽生結弦とパトリック・チャンに次ぐ演技構成点を
 獲得したことである。

 上位2人の間には20点近い大差が開いた。

 3位には着氷が乱れたものの4ルッツ/3トゥループのコンビネーションジャンプを
 何とか降りた中国のジン・ボーヤンが入り、同い年で永遠のライバル、
 宇野昌磨を上回った。
 7つのエレメンツの内、6つのエレメンツを傑出したクオリティでこなした
 日本人選手は、回転不足と判定された4トゥループの転倒で大量の点を失った。

 3人目の日本人選手、村上大介もプログラム後半に予定されていた
 コンビネーションジャンプ、3ルッツ/3ループのセカンドジャンプが
 ダブルになってしまったものの、パーソナルベストを更新する満足のいく
 演技を披露した。

 今日はパトリック・チャンが惨敗者になる番だった。
 今シーズン、羽生に勝った唯一のスケーターであるカナダの選手は、
 冒頭の4トゥループが3トゥループになってしまった後、3ルッツの後に
 2度目の3トゥループを付けてコンビネーションにする無防備なミスを犯し、
 同じ種類の3回転ジャンプを繰り返してはならないというルールによって
 エレメンツ全体がゼロになってしまった。

 五輪銀メダリストは足替えキャメルスピンもカウントされず、
 ショートプログラムでは村上から約13点、首位からは40点以上も
 引き離される結果に終わった。

 待望のフリープログラムは土曜日の晩に行われる。

 続きは・・ミラノ在住さんのところでご覧ください。

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 Neveitaliaより
 「羽生結弦とその使徒が現代フィギュアスケート史を塗り替える」

 原文はこちらです。

 

 自身が抱く『完璧』の概念を追及することに熱中している羽生結弦は、最近滑った
 4つのプログラムで4つの歴代最高得点を叩き出し、自身の全能に限界を
 作らないことを決意した。

 記録を連発したオリンピックチャンピョンは、過去のレジェンド、ヤグディンと
 プルシェンコにさえタブーだったグランプリファイナル三連覇を達成した史上初の
 男子となった。

 日本の天才の宇宙レベルの演技は、副作用としてライバル達のモチベーションを
 刺激した。バルセロナGPファイナルのフリープログラムでは他の選手達も史上
 最強のスケーターに協力し、史上前例のない空前のスペクタクルを生み出して
 CCIB (Centre de Convencions Internacional de Barcelona)の半信半疑の観客を
 歓喜させた。

 アレーナに結集したほぼ6000人の観衆は、「私はこの場にいた」と誇らしげに
 自慢することが出来るだろう。

 羽生結弦と蜜月のリンクメイト、ハビエル・フェルナンデス、宇野昌磨、
 パトリック・チャン、ジン・ボーヤンはこの競技の記録をほぼ完全に更新し、
 フィギュアスケート史に不朽の1ページを書き加えた。

 今大会では数字が真実を語っている。

 4人もの選手(羽生、フェルナンデス、チャン、宇野)が過去において2人の選手
 (羽生とチャン)が9回しか達成していない190点越えを果たし、2人の選手が
 200点越えを果たした。

 4人の選手(羽生、フェルナンデス、ジン、宇野)が過去において5回しか
 実現されていない技術点100点越えを果たした。

 4人の選手(羽生、フェルナンデス、チャン、宇野)が演技構成点で1個以上の
 10点を獲得した。

 世界歴代最高点、アジア歴代最高点、欧州歴代最高点が更新された。
 またジン・ボーヤンは、史上初めてフリープログラムで4本の4回転ジャンプ、
 フリーとショート合わせて6本の4回転ジャンプを着氷したことも忘れてはならない。

 羽生の武勲を言い表す形容詞はもはや大分以前から出尽くしてしまった。
 カタルーニア(バルセロナのある州)で、またしても『SEIMEI』の旋律に
 乗せてシェイ=リーン・ボーンが振付けしたフリープログラムの
 心臓発作レベルの演技が披露された。

 もはや神話の人物となっているブライアン・オーサーの弟子は、
 3本の4回転ジャンプとプログラム後半の2本のアクセルを含む7本の4
 回転ジャンプを成功させ、圧倒的な完璧性に到達した。

 類稀な洗練性を追求して構築された各エレメンツが非の打ちどころのない
 クオリティで実施され、その全てが超高難度の複雑なステップの中に完全に
 組み込まれていた。そして何よりも、全てのエレメンツをまるで初歩的な
 ことのようにいとも易々とこなしていた。

 文字通り言葉を失ったジャッジ達は、45個中24個もの10点満点を与え、
 百科事典のようなこの完璧な演技を讃えた。

 この競技の不治のロマンチスト達は、この演技に相応しい演技構成点全項目
 での10点満点を切望していた。
 いずれにしても現実の結果もほぼ全項目10点満点に近い評価だった。

 仙台出身の21歳は母国開催のNHK杯から僅か2週間で更新不可能と思われていた
 歴代最高得点を8点以上更新し、記録を塗り替えた。

 ライバル達が誰一人300点越えを果たしていない中、330点を叩き出し、
 2位以下に40点近い大差をつけて圧勝したと言えば、羽生が現時点で如何に
 異次元かを理解してもらえるだろう。

 唯一悔しい点は、ステップシークエンスがまたしてもレベル3止まり
 だったことだろう。

 開催国のエース、ハビエル・フェルナンデスは、史上2人目の200点越えを果たし、
 技術点と演技構成点の両方で歴代第2位の高得点を獲得して年下のリンクメイト
 から優勝を奪うことを全力で試みたことを示した。

 フランク・シナトラの『Guys and Dolls』を華やかに演じた現世界王者も、
 3本の4回転ジャンプと7本の3回転ジャンプを着氷するが、羽生と違って
 着氷が完璧でないものがあった。

 表彰台の一番低い段を獲得したのは、出場選手中最年少の日本の18歳、
 宇野昌磨だった。
 プッチーニ作曲『トゥーランドット』に取り組んだ現世界ジュニア王者は、
 最強のライバル達に劣らない表現力とトップクラス難度の技術を惜しみなく
 披露した。
 2本の4トゥループと、2本のアクセルと1本のルッツを含む7本の3回転ジャンプを
 着氷し、この競技のエリートの仲間入りを果たした。
 ただしルッツは久々にエッジエラー判定を受けた。当然のことながらスピンの
 クオリティも際立っていた。

 出場選手の中ではベテラン選手になるパトリック・チャンは、木曜日の
 ショートプログラムで起きた災難を早々と忘れ、史上稀に見る
 スケーティングのクオリティで彩られた過去の偉人達の輝かしい演技に
 匹敵するパフォーマンスを解き放った。

 6位から4位に浮上したカナダ人は、1本の4トゥループと8本の3回転ジャンプを
 着氷し、途方もない価値のあるステップシークエンスを披露した。
 また足替えキャメルスピンではほとんどあり得ないレベル4の評価を受けた。

 中国の18歳、ジン・ボーヤンは、チャンと同点だったにも関わらず、
 フリーの結果が優先されるというルールによって5位に甘んじることになった。

 史上最も超高難度の選手は、着氷に問題があり過ぎたものの冒頭で
 4ルッツと4サルコウを着氷し、プログラム後半では2本の4トゥループを
 付け加えた。
 予定されていた最初の3アクセルで転倒し、クリーンな演技ではなかったものの、
 ジャンプにおいては議論の余地のない悪魔、ジンは、開始から3分以上経過した
 プログラム終盤で、前半に実施出来なかった3アクセル/1ループ/3サルコウの
 コンビネーションジャンプを着氷してミスをリカバリーした。
 統括すると、4本の4回転ジャンプと6本の3回転ジャンプを回り切り、
 数か月前までは想像すら出来なかった基礎点100点超のプログラムを滑り切った。

 今大会、必須要素である4サルコウで苦戦し、ベストな演技が出来なかった
 日本の村上大介は最下位だった。
 彼もまた今日、この場所にいたことをいつか弟子達に語り聞かせることが
 出来るだろう。

 羽生結弦は日本人によるグランプリファイナル4勝目を母国に贈った。
 4シーズン連続で日出づる国の選手が優勝を飾り、オリンピックチャンピョンは
 獅子の役を演じた。

 この続きは、ミラノ在住さんのところでご覧ください。

 翻訳ありがとうございました。

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 「惑星ハニューにようこそ

 ミラノ在住さんのサイトです。たくさんのイタリアフォーラムの翻訳
 など数々の記事を翻訳してくださっています。

 ぜひ、ご覧になってください。

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 あの中での集中力は・・・

 祈り

 

 いんを結び・・

  

 集中力・・昂め・・
 
 

 いざSEIMEI・・・出陣~~

  

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世界歴代記録!羽生結弦に学ぶ

2015-12-18 13:16:48 | 日記
 Yuzuru Hanyu - 羽生結弦 - GPF 2015 SP & FS
 Saizo Kさんからの動画です。

 こちらになります。

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 カテゴリー別のフルバージョンです!

 こちらです。

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 仕舞い切れない想いの残骸
 (hatena BLOGより)
 羽生結弦が羽生結弦を超えた。

 とても内容が面白いです。ぜひ、ご覧ください!!

 こちらになります。

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 アレクサンドル・ラケールニク
 「コンポーネンツに関しては『羽生問題』はない」

 あれこれさんのブログより

 ISUシングル、ペアスケート技術委員会委員長アレクサンドル・ラケールニクは、
 Sovsport.ru解説者アンドレイ・シモネンコとのインタビューで、
 日本のフィギュアスケーター羽生結弦の素晴らしい滑りが、現行判定システムに
 どのような変更をもたらす可能性があるかについて語った。

 羽生は、長野でのグランプリ大会とバルセロナでのグランプリファイナルで、
 現行ジャッジシステムによって、以前では考えられなかったような記録的点数を
 獲得した。ラケールニクはまず初めに、グランプリファイナルでの羽生の演技の
 点数がどのようにしてそうなったかについて、ショートプログラムを例に
 とってエレメントごとに分析し説明した。

 続きは、こちらでご覧ください。

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 世界歴代記録!羽生結弦に学ぶ「成功をつかむ強いメンタル」育成法

 11月28日の『NHK杯国際フィギュアスケート競技大会』で世界最高得点を出し、
 12月11日の『グランプリファイナル』でショートプログラム、フリー、総得点の
 世界歴代最高記録を更新。男子史上初の3連覇という偉業を成し遂げた羽生結弦選手。

 小動物のような愛くるしい笑顔に惹かれる一方で、世界を相手にしても顔色ひとつ
 変えることなく成果を出し続けている“メンタルの強さ”に

 「自分もああなりたい!」と憧れる方は多いでしょう。

 そこで今回は、先日放送された『サタデープラス』(TBS系)の
 羽生選手の特集を参考に、その“メンタルの強さ”の秘訣をご紹介します。

 続きはグノシーでご覧ください。

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 小川勝さんのツイより
 「ナンバー」、発売中の号、連載コラムで羽生結弦選手の演技構成点に関する
 分析を書いたのですが、NHK杯の演技で書いています。
 ごめんなさい、ファイナルの演技を反映したかったけれど、
 締め切りで、間に合わなくて。

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 浅草寺で羽子板市が開催中!
 羽生選手、五郎丸選手の羽子板が


 くわしくは、こちらです。

 

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 フュギュアスケートジャパン 2015-2016
 (週刊女性1月号臨時増刊)
 12/22発売 予約受付中   価格: \1,296

 

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 第84回全日本フィギュアスケート選手権大会 
 
 ※開場時刻変更のご案内ほか掲載しました。 
 
 詳しくはこちらです。

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 曲が聞けるようになってます!
 
「題名のない音楽会」こちらです。

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 ライター長谷川仁美さんのブログより

 CD『フィギュアスケート・ミュージック2015-2016』もうすぐ発売です!
 
 毎年、フィギュアスケート関連のいろいろな音楽が詰まったCDが発売されていますが、
 今年初めて、その解説文を書かせていただきました。光栄です。
 キングレコードの『フィギュアスケート・ミュージック2015-2016』です。
 12月23日発売。
 スカイブルーのジャケットです。

 続きは、こちらです。

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 試し読みできます。

 フィギュアスケート Life Vol.4

 

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 151215 GPF EX後 Interview
 YzRIKOさんが動画をあげてくださいました。

 こちらになります。

 151213 GPF EX Opening
 awachanさんが動画をあげてくださいました。

 こちらになります。

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 『SEIMEI』 生演奏
 depot

 

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