私の好きなTV番組「ヒューマニエンス」11/29放送は「走る、そしてヒトとなる」
今回は私の苦手な「走ること」の大切さを学んだわ。
人間の進化のカギは「走ること」であった。
歩くことと走ることは歴然と違う。
ヒトは、走るようになったサル。
人が走れるようになったのには独特の進化がある。
180万年前、ホモ・エレクトス(ホモ・サピエンスの祖先)の時代に走れるようになった。
2本足で移動する生物は極めて少数派である。
二足性の進化に大きく関係するのは、大きなかかとの形成。
大きなかかとができたことでアーチ形状の足に変化し、走る推進力になった。
かかとが大きくなったことが人間の進化に大きなインパクトを与えた。
大きなかかとはエネルギー効率の点でも優れたメリットを生んだ。
移動に使うエネルギーが少なくなったことで、人類は他の部分で進化できた。
「脳」だ。走ることで鍛えられたのは骨格や筋肉だけでなく脳も、だった。
人類最大の特徴である巨大な脳に「走ること」が関係している。
最新の研究で、走ることで海馬が発達する、「脳」が鍛えられるとわかった。
脳が肥大し、記憶能が上がり認知機能が上がるのだ。
二本足で走ることは脳の巨大化を促し、ヒトの社会を生み出す原動力となった。
人間の最大の武器といえる脳を大きく育て支えたのが、
エネルギー効率のいい走りであり大きなかかとだった。
レオナルド・ダヴィンチは「人間の足は工学上の最高傑作」と言った。
生きるために走る、生き延びるために走る動物と
走る必要のない生活を手に入れたのに好んで走る人間
ヒトはエネルギーを節約して、遊ぶ・楽しむことに使っている。
その中のひとつがスポーツや走ることである。
ランニングには抗ストレス効果もある。
学位をとるような人が他の人に比べて2倍運動習慣がある、
会社経営者などが好んでランニングをすることは、
走ることで思考が冴え、整理されると実感しているからではないか?
走ることでマイオカイン(筋肉で作れられるホルモンの総称)のさまざまな物質が分泌され、
その中に脳機能の改善につながるものがある。
ゆっくり気持ちよいと感じる速度で走ることで海馬が肥大し認知機能が高まる。
早く激しく走るとストレスホルモンが出て脳の神経新生に悪い影響を及ぼす。
動物もゆっくり走らせると6週間で海馬が肥大する。
ワンちゃんの散歩にも応用できるわね。
インターバル形式ならば、30秒強度の高い運動・30秒の休憩というセットを4回
4分のインターバル運動で前頭前野の活性化が確認された。
ゆっくりした運動、インターバル形式の運動を体力・モチベーションに合わせて
取り入れると認知機能を効果的に高めることができる。
ただし、いやいややるのでは効果半減ですって。
人がエネルギーを消費するのは脳20%、骨格筋25%、肝臓21%、心臓9%
運動してなくてもお腹が減るのは脳がエネルギーを消費しているのね。
眠くなるのは一種の脳の疲労。
筋肉や肝臓は回復に2,3日かかり、食べることが大事。
脳はご飯を食べなくても2~3時間で急回復する。
6時間ほどでは元のレベルまたはそれ以上に超回復する。
そのために大切なのは質の良い睡眠。睡眠はエネルギーを再補充する。
走ると寿命が延びる!
長寿のカギはミトコンドリア
ミトコンドリアは酸素を使って栄養分を燃やしエネルギーを作っている
私たちが活動するのに必要なエネルギーの生産工場だ。
健康長寿を維持するために、古くなったミトコンドリアを壊すことが必要
走ることで古いミトコンドリアが分解酵素によって分解、除去される。
ミトコンドリアはエネルギーを作り出す過程で活性酸素も作る。
活性酸素は体の中に錆を作る。
活性酸素に一番さらされるのはミトコンドリア自身。
細胞は機能低下したミトコンドリアを排除する仕組みがある。新陳代謝だ。
運動しないとミトコンドリアの機能は落ちると言われている。
新陳代謝を促すのが走ること。
スロージョギングでいいから、いやスロージョギングこそいいから、走るのは大切なのね。
鼻歌でも歌いながら楽しくスロージョグ、やってみましょうか
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