コタロウとママのつれづれ日記

パピヨンコタロウとママの日々のあれこれ
そしてコタロウが命いっぱい生きた記録です。

見ていたのはママも、だったよ

2024-11-18 | コタロウへ

コタロウはママのことよく見てるなぁっていつも思ってた。

コタロウを見ると、ほぼもれなく目が合って、私が動くとついて歩いてた。

まあ、動くの私しかいなかったから、それはそうか。

 

私が泣いてる時、涙を舐めてくれる・・・ってことはなかったけど

私の膝に前足を載せて覗き込んできたり、

隣におすわりして、前足で私のひじをチョンチョンとしたりした。

 

嫌なこと言われて言い返せなかった日に、

ああ言えばよかった、こう言えばよかったと独り言を言ってると

コタロウが私の前に座ってじっと聞いてくれた。

 

ぎっくり腰やノロ疑いで苦しんでいた時は

抱っこをせがんだりせず静かに私のそばにいて、じっと私を見ていた。

本当に私のことよく見て、わかってるなぁって思った。

 

晩年は身体がしんどくなったのか、めんどくさくなったのか、

私の後をいちいちついて回るようなことは少なくなったけど

私が動くとずっと目で追っていた。

 

トイレに行くと、少ししてポテポテと歩いて探しに来る。

それがわかっていたから、トイレのドアはいつも開けていた。

コタロウはドアの蝶番のすき間から私を見て、

私がいると確認すると部屋に戻っていった。

開けているドアのところまで来ずに、蝶番の細いすき間から私を見るのだ。

その、2,3歩を省略するあたり、いつも笑ってしまった。

お風呂の時に見に来られると、寒い廊下で待ったりしないかと心配だったから

リビングのドアを閉めて来られないようにした。

お風呂から出て部屋に戻ろうとすると、リビングドアの向こう側で丸くなって寝ていて

耳が遠くて呼んでも聞こえず起きなくて、寒い廊下に私が締め出されていた。

 

コタロウと暮らすようになって、粗忽者の私は少し上品になった。

ちっちゃいコタロウを踏まないように、動く前にはコタロウがどこにいるか見て、

動き方も静かになって、大きな音を立てないようになった。

 

何をしていても、数分に一度はコタロウを見ていたように思う。

話をしないコタロウの、表情やしぐさや身体の隅々までを見ることで

コタロウを知ろうとしていた。

 

コタロウが患ってからは、夜は何度もベッドからコタロウを見て、

コタロウがトイレに行けば気配ですぐに目覚めて起き出し片付けて、

コタロウの寝息に耳を澄ませて、苦しそうだと寝つくまで撫でていた。

 

コタロウは本当にママのことよく見てたね。

ワンちゃんは飼い主さんをよく見てるっていうけど本当だね。

でもさ、コタロウがママのこと見てるの、気づいてたよ。

だって、ママも同じくらいコタロウのこと見てたから。

見ていたのは、ママも、だったんだよ。

 

2010.9.19のコタロウ お手の練習

できた


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心の奥深くにしまいこんでいる想い

2024-09-04 | コタロウへ

昨日は久々に大泣きしてしまった。

iPhoneから届いた写真のストーリーを見て。

 

先月まで何度か届いていたストーリーは「お出かけ」の題で、

2023.3.29コタロウと行った運河公園のものだった。

一緒に遠出(ってほどでもない)した唯一のお出かけだった。

だから、お出かけの題ではそれしか届かない。

 

昨日届いたストーリーは「ペットのお友達」

2022年のコタロウ、2023年、2021年のコタロウが届いた。

ボールを転がしておやつを食べているコタロウ

私の横におすわりしてお芋を待っているコタロウ・・・

スマホを通して私が見ていたコタロウはどれもやっぱり可愛くて

わぁ!可愛い とあの頃のように声を上げている自分がいた。

そしてコタロウが私のことをちゃんと見てくれていた、と知った。

コタロウはあまり感情表現が豊かな子ではなかったから

一緒にいる時から、私のこと好きなのかなぁって自信がなかった。

でも、私のことを真っすぐ見つめるコタロウの顔を見たら

ちょっとは好きだったよね、きっと(たぶん・・・) と思えた。

2024年のコタロウも届いたが、これはつらくて見られなかった。

 

可愛かったなぁコタちゃん そう思いながら、そろそろ寝ようと思ったら

急に涙が出てきた。

気を抜いていたからかな、心の奥底にしまいこんでいた想いがわっと溢れてきた。

 

それは後悔だ。

コタロウを迎えた当時、フルタイムで、しかも結構ハードに働いていた私。

コタロウは赤ちゃんの頃からずっとお留守番っ子だった。

その頃の私は仕事もコタロウのことも遊びも全方位がんばる、

がんばれると思っていた。

 

でも、そんなのは無理で、コタロウには本当にさびしい思いをさせてしまった。

大地震の時も、雷雨の時も、消防点検で警報が何度も鳴る時もコタロウはひとりだった。

一緒にいられるのは一日の少しの時間。夜は私が疲れていて、遊びながらラグで寝落ちる毎日。

いくら睡眠時間を削ったところでコタロウには全然足りていないのはわかっていた。

誰かと遊びに出かけてもコタロウのことが心配で、でも帰りたいと言えない自分に腹を立て、

何をしていても時間を気にしている自分がいた。

 

コタロウの病気がわかった時、ああ、これは私のせいだ、と思った。

それまでにもコタロウが体調を崩した時、雨ふりでお散歩させてあげられない時・・・

コタロウとの生活を続けていく中で、私の心の中にはコタロウへしてあげたくて

してあげられないあれこれのやるせない気持ちが澱のようにたまっていた。

 

赤ちゃんの頃から今のように一緒に過ごせていたら

成長期にもっといっぱいお日様の下を駆け回れる生活だったら

にぎやかな家族の家の子になっていたら

コタロウの一生はもっと豊かなものになったのではないか

もっと足腰の強い子に育てられたのではないか

そして、コタロウは病気にならなかったのではないか。

その思いはいつも、ずっと私の中にあった。

 

過ぎたことを後悔しても仕方ない。

これから先、後悔しないようにやっていくしかない。

そう思って心の奥にしまった想い。

 

退職してからのコタロウとの暮らしは、コタロウへの償いであり

私自身への癒しの時間でもあった。

この6年半のおかげで私が救われていたのだった。

でも、コタロウの後半の生活では私の後悔が少ないから、

いっそう、その前の生活の後悔が際立って私を苦しめる。

この後悔はきっとどうやっても無くせるものでも忘れられるものでもない。

 

コタロウは多くを求める子ではなかったから

ただ一緒にいるだけでよかったのに、そんな簡単なことができなかった。

簡単なのに、私には一番難しいことだった。

コタロウは許してくれるだろうか。忘れてくれるだろうか。

忘れて・・・私のことも忘れてしまっただろうか。

 

コタロウにかける言葉が

ありがとう より ごめんね が多くなってしまう

許してね とも 忘れないでね とも言ってはいけない気がする

 

それでも、

ママのことを覚えていてくれますように

ママがお空に行く時はまたきっと会えますように

ずっと一緒にいられますように と祈ってしまう私がいる。

 


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懺悔

2018-08-23 | コタロウへ
コタロウは8歳半年まで
長時間お留守番の日々でした。

コタロウにお留守番をお願いするとき、

赤ちゃん時代から6歳くらいまでは
ケージでお留守番してもらっていました。
120×60くらい、トイレとベッドと、
ベッドと同じ広さの床面があったので
コタロウの体格からするとまあ広めだったと思います。
でも、この期間のことを私は猛烈に後悔しています。

だんだん、本などで仕入れた知識、犬と暮らす常識(?)に
疑問を持ち始めて、私自身の気持ちで行動するようになり、
可動式のフェンスを設置するようになりケージは撤去しました。

ケージの3倍の広さがあるフェンスでも、
コタロウの気が晴れる様子はありません。
お留守番自体がコタロウにストレスを与えているのがわかっていて、
それでも仕事に行かなくてはいけないのはつらかった。

ケージやフェンスに入れるのは
第一に、地震があったときにコタロウの身を守れること。
部屋にはもともと物を少なくしているけど
コタロウがパニックになって走り回ったら
どこに身体をぶつけるか、何かが落ちてこないとも限らない。
ケージやフェンスの中なら、そういった危険から身を守り
私が帰るまでの間、お水だけは飲める。

そして第二には、部屋を汚されないように。
ケージやフェンスの中でも粗相があったから
フリーにしていたら部屋中で粗相が起こるのだろうと思っていました。

私と一緒の時にはほとんど粗相がなかったコタロウ。
お留守番の時に粗相するのはコタロウからのシグナルだったと
本当はわかっていました。
どうしたら良くなるのか、それも・・・わかっていたけど
私の環境がそれを不可能にしていました。

コタロウを迎える前、父から
お前が犬を飼うのは動物虐待だ
と言われたことがあります。

言われてムッとして、一生懸命大切にするもん!
と頑張ってきたけど、
父のあの時の言葉は、正解だったなぁと今は思います。

小さな子犬を1人で育てる。
フルタイムの仕事をしながら。
コタロウにどれだけの我慢を強いてきたか。
できる精一杯の愛情を注いでいるからと
現実から目をそらしてきた日々。

コタロウがケガをしたり病気になったりしたのは
そんな環境だったからではないかと自分を責めています。
小さいころにもっと元気に遊ばせてあげて
手作り食で免疫を上げて体力をつけさせてあげたら
ケガも病気もしなかったのではないかと。

私の家に来たから
毎日長時間独りぼっちで過ごさなくてはいけない。
本当にさびしい思いをさせました。
ただそばにいてあげる、ということが
どれほど大切なのか、日に日に身に染みるようになりました。

小さな赤ちゃんの頃に、
もっとそばにいて、たくさん甘えさせてあげて
いっぱい遊んであげたら、
不安を感じることもなく、もっと天真爛漫で
元気な子になったのかもしれない・・・。

1歳~5歳くらいの一番動けるときに
もっといっぱい運動させてあげていたら
もっとあちこちに連れて行ってあげていたら
たくましい体で、好奇心旺盛になったかもしれない。
ワンちゃんと上手にあいさつできるようになって
ワンちゃんのお友達もいっぱいできたかもしれない。

覇気なく寝てばかりいるのも
長時間留守番時代の習慣もあるかな、と思います。


後悔しても、しきれない。
心から、ごめんなさい。


お調子者の記事を書いたりしていても
私の根底にはいつもこんな思いがあります。
心の中は後悔と、後悔と、後悔ばかりの私です。



コタロウと一緒にいられる時間が増えた今、
寝てばかりいるコタロウの傍らで
何をしてあげたらこの子は喜んでくれるのだろう?
と考える日々です。

過ぎてしまった日は取り戻せないけど
これからの時間は、コタロウが少しでも
幸せを感じて生きてくれるようにしたいな。
私に何ができるのだろう・・・。
全然いい案が浮かばないなぁ・・・。



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コタロウに想うこと

2018-01-03 | コタロウへ
二度寝してコタロウのクンクン鳴きで目覚める。
晴れ
今朝は窓の結露なし。
陽射しが入ると部屋の中まで暖かい。
だけど外はものすごい強風。
今日はお散歩は断念。
布団干してる間に
コタロウをベッドで日向ぼっこさせる。

あったかいね。



今日はコタロウと一日家でのんびり過ごす。

部屋で、もってこいゲームをする。
嬉しそうに駆けてるコタロウを見ると幸せな気持ち。
元気そうで嬉しい。


昨年は、

1月に脱臼。
お腹もゆるい日が増えて心配した。
5月頃にようやく足の調子が良くなったね。

9月、首の亜脱臼。
1ヶ月超のコルセット生活大変だったね。
ママもじりじりした。

10月には肥満細胞腫の宣告。
手術は?治療は?
ママは悩んだ。
(ずっと悩み続けていく、んだろうな)

本当に
本当にいろいろなことがあったね。


今のコタロウ。

首はすっかりよくなったよう。
膝の調子もいいみたい。
鼻のできものも今のことろ変化なし。

変わらないコタロウが私の隣にいる。
これがどんなに嬉しくて幸せなことか。

美味しくご飯を食べて
元気なうんちをして
寝て遊んで
ママに甘える

それだけでいい。

いいえ

どんなコタロウ、などと言わない。
そばにいてくれるだけでいい。

願わくば、
コタロウがつらく苦しくないように。
毎日、ほんの少しでもいいから
幸せだな、楽しいな、うれしいなって
思える時間を持てますように。

コタロウ、今年もよろしくね。
ママ、がんばるからね。





ママもそこに行くね。
一緒にお昼寝だ


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ペピィの新聞に掲載

2017-12-31 | コタロウへ
今年最後の郵便物が届いてた。

ペピィの新聞。

「愛犬へのラブレター」に掲載されたのを送ってくださったのだ。

いい記念になりました。

コタロウへのラブレター



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