突然襲った大震災から、昨日で1年を迎えた。
テレビでは1日中、震災の特番が放送されていた。
この1年「震災」という言葉を聞かなかった日がなかった気がする。
震災のあの日、被災の状況をラジオにかじりつき、余震がおさまらない中、一睡もできずに一晩中聞いていた。これから、どうなってしまうのか、本当に不安だった。
私たちが住んでいるあたりだけ見渡せば、ほとんど以前と変わりない生活が送れるよになっている。
しかし、車で少し沿岸部を走れば、かつての面影は失われたままだ。
復興には、まだまだ長い時間がかかる。
先日、宮城県の村井知事が執筆した『それでも東北は負けない』という本を読んだ。これからの東北をどう復興させていくのか。ということが、とても丁寧に、真摯に書かれていた。
今回の大ピンチをチャンスに変え、10年というスパンで今まで以上の東北を築き上げ、その先、今の子どもたちが社会を担う時に輝ける未来にあふれる東北を見つめている。そんな知事の姿勢に、私も共感し、一助となれるように、社会に貢献していかなくては。と気持ちが引き締まった。
まだまだ続く、長い復興の道のりだが、必ず私たちは出来る!と信じ、震災で亡くなった人たちのぶんも、これからも前を向いて笑顔で歩んでいきたい。
2012年3月11日、そんなことを考えた。
Yukiko