ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

大道芸から学んだこと

2014年09月06日 | ●日々雑感

 

 

昨日、仕事の帰りに大道芸を見ました。

たいまつやコマを使ったアクロバティックなものが中心の

ダイナミックな芸でした。

 

ちょうど始まるところで、いちばん前で見ました。

何気なく見始めたのですが、

その見事さに引き込まれ、とうとう最後まで

その「ショー」をたっぷり楽しんでしまいました。

 

そして、なんだかとっても感激しました。

 

何がそんなに感激したんだろう・・・

自分でその後、考えてしまいました。

 

 

 

もちろん、一つには、その芸のレベルが高かったからです。

終始、ハラハラドキドキの連続で、

私としては、心の中で、

ケガをしないで成功させてね、と

祈り続ける感じでした。

 

そんな技を、トークしながらやってしまう、というのだから驚きです。

はじめは、どこかにMCがいるのかと思いました。

それほど、声も内容もいけてました。

 

どっちか片方だけやれと言われても難しいのに、

両方を同時にやってしまう、それだけで、十分才能だと思います。

 

聞けば、その道のコンテストで全国優勝をしているほどの腕前、

というので、納得でした。

 

でも、そんなことを鼻にかける様子はみじんもなく、

茶髪の親しみやすいお兄さんでした。

そこにあるのは、

「お客さんを喜ばせてなんぼ」っていう姿でした。 

その姿に感激したのが2つ目の理由かも。

 

 

1人のサラリーマンが、一杯入った調子に任せて、

協力者として前に出ましたが、

その彼をヒーローにして楽しませつつ、

その場のお客さんみんなを楽しませてしまうという

場づくりのセンスの素晴らしさも、見事でした。

 

 

 

でも、何より私が心打たれたのは、

彼の「本気度だったのではないかと思います。

 

一瞬でも気をゆるめれば、文字通り命取りになりかねないことを

毎日練習しながら、やり続ける。

そこには、何の生活の保障もないわけです。

そして、そんな自分を、不特定多数の人に見せて、問う。

 

本当に一瞬一瞬が真剣勝負そのものだと思います。

 

そこには、オリンピックなど、スポーツに通じるものがあります。

その人が頑張って鍛錬してきたものを目の当たりにし、

その真剣さ、見事さに、見る者は感動をもらいます。

でも、オリンピックと違うのは、

その場が準備されたものではないということ。

大道芸は、その物理的な舞台を作るところから、

すべてを自分一人でやるわけです。

  

そして、自分を舞台に登場させ、日頃の練習の成果を問いつつ、

なおかつその場は、自分のためではなく、

集まってくれたお客さんのためにある。

 

その評価は、そのまま、その場の「投げ銭」として

形になって帰ってきます。

実に厳しい世界だと思います。

本気でなければ、とてもできない世界です。

 

(昨日はちょうど、ある企業様の研修で

フィードバックということについてもやりましたので

なおさら、自らフィードバックを取りに行き続けるその姿に、

感激しちゃいました)

 

 

何が彼をそこまで魅了したのかはわかりませんが、

彼が頑張っているのは確かです。

もう、汗びっしょりになっって、

ゆるゆるのズボンを何度もあげながら、必死でやっている。

 

 

でも、そこにある「頑張る」姿は

やらされてイヤイヤ、ムリムリやっているのとは違います。

好きで、一生懸命,とことんやっている。

そんな姿からは、見る人は元気をもらいます。


大道芸のそもそもの存在意義、みたいなものを

初めて感じたひとときでした。

 

 

 

もちろん、最後に、帽子の中に

「気持ちを形にして」しかも「折り畳めるもの」(彼の表現です。笑)を

入れてきました。笑 

 

 

動画を撮ったのですが、

データ量が大きすぎてアップできないのが残念です。 

写真の形にして1枚だけアップしますね。

 

 


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ちなみに、大道芸人のお兄さん(星丸さん)のサイトはこちら↓

http://hwm8.wh.qit.ne.jp/hoshimaru/index.html

 

 



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