ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

「あなたは今のままで素晴らしい」の意味

2017年06月04日 | ●セルフコーチング

 

こんにちは。

 

最近、コーチングネタを書いていますが、

私は、幾つものコーチング、その他の「勉強会」に参加しています。

ストレングスで言うところの「学習欲」が高いので、

学ぶこと自体が自分の栄養になるんですね。

知ること、わかることが、ただ楽しいのです。

 

今朝も6時から、電話会議システムを使った、

とある勉強会に参加していました。

そこで、また一つ、気づいたことがあるので、

シェアさせていただければと思います。

 

 

 

「あなたは今のままで素晴らしい」を受け取れない

 

「あなたは今のままで素晴らしい」

このフレーズ、時々聞くと思います。

コーチングでも、これは一つの「前提」です。

 

私も、そう思うところから全てが始まる、

そう思っています。

みんなが、自分のことをそう思えたら、

きっとそれだけで、社会がもっとハッピーになる、

そう信じています。

私がコーチングに意義を見出している一つの点もそこです。

 

とはいえ。

誰もがただやみくもに、その言葉を呪文のように唱え、

そう思おうとしても、

「ウソくさいなあ」と思うこともあると思います。

(正直、私自身も、自分をそう思えない時、

いっぱいあります。苦笑)

 

それには二つの理由があるのではないかと思います。

 

 

●ダメ出しにだけ晒されている● 

 

一つ目は、

日頃、ダメ出しに晒され続けている、ということです。

 

会社でも、

「フィードバック」と言えば、

ダメ出しされることとイコールになっていますし、

「評価面接」もしかり。

家庭でも、

「お母さん、このお料理おいしい。いつも作ってくれてありがとう」

「お父さん、家族のために◯◯してくれてありがとう」

なんて、家族はめったに言わないでしょう。

その代わり、

「これは美味しくない!」とか「◯◯してくれない!」は

簡単に飛び交っているかも。

 

つまり、多くの場合

できているところについてはあえて伝えられることはなく、

できていないときにばかり、それを指摘される、

ということです。

 

聞こえてくるのは「ダメ」ということばかり。

 

もちろん、それをいう人は、

相手に良かれ、と思い、

相手がもっと良くなってくれたら、と思っていることが多く、

決して悪気ではありません。

 

でも。

それに浸りきってずっといると、

冷静に見てもちゃんと頑張っているのに、

自分はまだまだ頑張らないとダメなんだ、という感情(妄想)だけが

膨らんでいきます。

 

一種の洗脳ですね。笑

客観性と冷静さを失います。


そうなると「自己肯定感」がどんどん低くなります。


そして、もっと頑張らなきゃ、という底なし沼にはまっていくのかな、

と思います。

 

 

 

●自分には当たり前すぎる●



二つ目は 

みな、自分が「あたりまえ」過ぎてしまうからじゃないかと思うのです。

 

だから、せっかく

「〜さんは、◯◯できて、すごいですよね〜」

とか言われても、

「え? べつに 普通だよ」

と思ったり、

「お世辞言ってる

と思ったりするわけです。

 

自分が自分を「それってできてあたり前」と思っているから、

他人が褒めてくれたりしても、

自分の自分自身への評価を上げよう、

とは、そう簡単にいかないのです。

 

また、先の、ダメ出しに慣れ過ぎていて、

その逆には慣れていないということもあるでしょう。

 

 

結局、

他人からダメ出しされた上に、

自分自身でもプラス部分を認めない。

自分に許すのは、自分の出来ないところを認めることだけ、

ということになってしまいます。 

 

 

  

●「できていないところ」ではなく、「できているところ」を伝え合おう●

 

だとすると。

 

今と逆をやってみればいいのではないかと思います。

つまり、

他人にはダメ出しでなく、マル出しをし、

自分では、自分の強みを認める、

ということです。

 

ちょっと視点を変えて、

できていないことではなく、できていることにフォーカスする。

できていることを伝える。

伝えられたら、それを素直に認める

自分の強みを認める

 

別に、「褒め」なくってもいいのです。

ただ、事実として「〜〜ができているね」と伝える。

そして、言われた方も、「できているんだ」とそれを自分で認める。

 

おごり高ぶれ、尊大になれ、

と言っているのではありません。

ただ、できているところには蓋をして、

できていないところだけを見ようとする、

不公正で偏った

無駄な自己卑下をやめて、

事実のままに伝えよう、自分を見よう、

というお話です。




●「今のまま」とは公正に見るということ●

 

つまり、

「あなたは今のままで (そのままで)、素晴らしい」

という時の、

「今のまま」「そのまま」というのは、

できているところも、できていないところも、

いい(と思う)ところも、悪い(と思う)ところも、

どちらも両方あわせて、

ということになります。

 

そして、

「できているところ」もちゃんと見れば、

今までの人生、

どれだけ多くのことをやってきたことでしょう!

いま、生きてここにいるということは、

死にたいくらい苦しいことも、乗り越えてきた、ということ。

十分に頑張ってきた、ということ。

 

また、これまでの自分の人生に関わってきてくれた人

すべてがあって、今の自分がいる、

ということ。

 

そう考えれば、「いま、ここにいる自分」には

いろんなものがいっぱい詰まっていて、

やっぱり、すごいこと、と言えるのではないでしょうか。。。

 

 

  ↑ 家の近所に咲いている木香薔薇です。

 

 

 

●「ありのまま」はコーチングの基本● 

 

コーチングでは、

・事実と思い(込み)

・全体と部分(デソシエイト&アソシエイト、引きと寄り)

・過去、現在、未来、

など、

視点を自在に変えながら見ていくことが重要になりますが、

この、「できているところとできていないところ」

を区別し、整理することも、

大切なことになります。

 

まず、すでにできていることは何か

それって、コーチもつい、忘れがちになりますが、

今朝の勉強会では、それ、重要ということを

改めて確認しました。

 

そして、できていないと思っていることのうち、

できるようになりたいことは何と何と何で、

捨ててもいいと思っていることは何か。

できるようになりたいと思っていることのうち、

どれから取り組みたいのか。

 

 

コーチはさまざまなフィードバックや質問を通して、

それをクライアントさんができるようサポートしていきますが、

こうした視点を多くの人が持てると、

世の中、もっと楽しくなるかな、と思います。

 

 

自戒と備忘録をかねて、メモメモメモ でした。

今日も長々お付き合い、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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