前回は、「すぐ動く時」の条件を考えました。
すぐ動く時がどんな時かというと、
1.「動ける」時
なわけで、 その条件には
A.やることが見えている(精神的な条件)
B.それが物理的に可能である(物理的な条件)
があると書きました。
でも、それが整っていても、すぐに動くかといえば、
そうならない時もある、ってことで
今回は「すぐ動くための条件」の、そのほかのものを
考えてみたいと思います。
前回が「動く」ための条件であったとしたら、
今回は「すぐ」のための条件を考えることになるでしょう。
では「すぐ」動くときはどんな時なのか?
それは、やはり、
2)緊急性が高い時
ってことじゃないかと思います。
締め切りが迫っている。
人が待っている。
それをある時までにやらないと、何か重大な影響が出る。
そんな場合です。
そんな時は、やりたいとかやりたくないとか言ってないで、
やることになります。
1(動ける状態にある)と
2(緊急性が高い)の条件がそろっていれば、
動かない方がエネルギーが要ります。
なので、すぐに動かない、あるいは動けない場合は、
1と2のどちらかの条件が整い切っていないので、
その部分をどうにか補うように考えればいいのだと思います。
たとえば、次のような具合です。
やることが見えない/何をしたらいいのかわからない
→ わかる人に聞く、調べる、 など
物理的に難しい
→ 時間やお金を作る など
時間を作るためには、人に頼む、通販を利用する、というような手段も考えます。
お金を作り出すについては、稼ぐ、借りる、などがあるでしょう。
そのとき、費用対効果を考えることも必要でしょう。
お金がないので、全部自分でやろうとすることが、
かえって時間という、お金に代え難いものを失わせることになる、
ということもあり得ます。
危険な賭けはよくないですが、後から回収できる見込みがあるのなら、
先行投資と考えて、プロの力をお金で使う、
というのもありかもしれません。
緊急性がない
→ これについては、「じゃあ、そのままにしたら?」というのも
一つの答えとして大いにあると思っています。
結局、そこまで緊急じゃない。
もっと緊急になってからなるやるのであれば、
そしてそれで間に合うのであれば、
そのときで十分ということもあります。
この場合、大事な視点としては、それが、緊急かということだけでなく
「重要か」ということです。
たとえば、禁煙。
それは緊急な課題ではないかもしれません。
けれど、吸い続けることでガンのリスクが明らかに高まっているとしたら、
それは緊急といえるくらい重要なことだと言えます。
あとは、どれくらい重要か、を考えられる頭を持つ、
想像力を持つ、ということになるかと思います。
それでも。
たまに、
緊急で重要なこともわかっている、
何をしたらいいかわかっている、
物理的にも動ける、
はずなのに、それでも動かない
ということがあります。
そんなときって・・・・・・
結局は、「やりたくない」のですね。
だから、最終的には「やりたいと思うかどうか」
だと思います。
つまり、「すぐ」動く時は、どんな時か、
に対する、もう一つの答えは、
3)やりたいと感じる時
ということではないかな。
やりたいと思えば、人は、物理的条件はなんとかします。
時間を作る、手段を考える、いろいろやります。
緊急性が高くなくても、やろうとします。
・・・ということで、
結局のところ、問題は、
「やりたい」という気持ちが強く感じられない場合、 どうするか、
っていうことになるのではないか、と思います。
この続きは次回・・・。
ちなみに、「緊急」✖️「重要」のマトリックスは有名ですが、
検索すると、こんなにあります。