風がふくとき

流れる時間に身を任せながら
やっとゆっくり 二人で暮らせる　
　　　　　　　　　　　　　
優しい風と揺れる草木がいいね
時々 走る車と電車の音が心地よい

ラジオとテレビ 時々息子からの電話
二人だけのこの時間を大事にしたい

たわいない会話に小さな幸せがあり
ミルクとパンのブレックファーストがお決まり　
　　　　　　　
でも　もうすぐ世界中に及ぶ 風が吹くという
でも大丈夫 大丈夫 明日になれば
誰かが教えに来てくれるから



人を信じて 尚待ち続けている
雨が降り　雨水を飲み飢えを凌ぐ

情報が遮断され 不安が募っても
励ましあって 最後まで失わない希望

心 折れそうになっても二人で明日になれば
また　たわいもない話しをする

街は誰もいない 静寂な時間
忘れさられたの？ 不安の中 今日も眠る

頭が痛い お腹が痛い 髪の毛が抜け落ち
斑点が体中にできた

風が吹いた瞬間　窓も屋根も吹き飛んだ　
でも大丈夫 大丈夫 明日になれば
誰かが助けに来てくれるから

風が吹いた瞬間　窓も屋根も吹き飛んだ　
でも大丈夫 大丈夫 明日を信じよう
誰かが迎えに来てくれるから


信じて 信じて 今は他の場所が大変だから
もう少しだけ 頑張ってみよう



頭が痛い お腹が痛い　食欲がない
何も考えたくはない　眼がかすむ
ちょっと横になろうかな

もう 無理しないでいいよ
二人で 眠ろう・・・


二人で 眠ろう・・・

一人ちゃう！！

ほっといたらえぇ ほっといたら

人の心に土足で踏み込み
〔お前なんてどうでもえぇ〕
なんて言われ
冷たい視線突きつけられても

関係ない あんたがなんぼのもんなん

心で叫ぶ　何度も何度も
〔 あんたみたいな大人にはならん〕
一人になっても
人は分かり合える生き物や

ほっといたらえぇ いつか気付くやろ

気付いてほしいと願う
あんなヤツでも 優しさ持ってほしい
歳なんか関係ない
今は　ほっといたらえけんちゃう？

自分は自分・・・・




一人はみんなのために　みんなは一人のために

そら～れ

振り返ったら 楽しいことばかり
どれもかれも 大切なことばかり

無駄な時間なんて何もないよ
君と出会ったことも あの景色も

点が線になる時 何かが動きだす
そんな気がして また壊してみる

人生なんだから いろいろある
上り坂 下り坂 嵐の後はきっと
優しい風がこの街にも吹くよ



僕は僕なりに この街で生きて
僕は僕なりに ボロボロになって

僕は僕なりに 這いつくばって
僕は僕なりの 生き方を通す

いいんじゃない 一度だけこの瞬間
恥は今だけ 愛する人はいつも微笑んで

人生なんだから いろいろある
別れ道 地平線 雷雨の後には
濡れた頬に優しい陽が包むよ