無心

雨上がりの林道は落ち葉の匂い

小鳥たちのさえずりとうるさすぎるカラス

木々から落ちた明かりは心落ち着かせる

都会の雑踏は無意味に思えるくらいに

静かにゆっくりと時間が流れてゆく

誰もいない 時々落ちる枯れ葉は寂しくて

人との繋がりは大切で感謝する

弱いクセに強がって やっぱり一人になりたがる

自分らしくって この自然の中では 無意味で

笑い会えることが大切だと知る

木々から落ちた明かりが心を流す

無

どっしり構えた木々達
何年も何年もこの風を受け
倒れそうになっても
折れそうになっても
守り続けて今がある

何を語るのか？何を伝えたいのか？何を無くしたのか？

多分小さな苗木だったんだろう
いくつもの悲しみや喜びを受けて

崩れ落ちそうになっても
吹き飛ばされそうになっても
守り続けて今がある

何を見て何を聞いて何を受けて何を語りかけるんだろう

ただ人は見上げ
感じるからこそ
また振り返る