パール冨士の写真をしみじみ眺めていると
なんとなく、冨士山峰上の月の詩、
荻生徂徠先生(おぎゅうそらい先生)が浮かんできましたので
ここで日本人の漢詩を一首ご紹介したいと思います。
還館作
甲陽美酒緑葡萄
霜露三更満客袍
須識良宵天下少
芙蓉峯上一輪高
※ 甲陽:甲斐の国、山梨県をいう
※ 三更:真夜中の12時前後
※ 客袍:旅の衣、袍は綿入れ
※ 須識:きっと分かる
※ 良宵:月の良い夜
※ 芙蓉峰:冨士山
※ 一輪:満月
館に還っての作
甲陽の美酒 緑葡萄
霜露 三更 客袍に満つ
須らく識るべし 良宵 天下に少なるを
芙蓉峰上 一輪高し
甲斐の美酒、緑色の葡萄酒。
口にふくみつつ真夜中に坐せば、霜露が降りて旅の衣をうるおす。
今夜の様な良い夜は天下に稀と知るべきだ。
おりしも冨士の峰の上に、一輪の満月が高々と輝いている。
こちらの詩では季節が寒い感じですが、
暑さ寒さを超えて感じれば・・・
月の綺麗な風景が浮かんでくる 良い詩ですね、
この詩と共に
<冨士山峰上の一輪の月><パール冨士>
この写真の左上の黒い点の様な物は拡大すると 鳥 でした
凄い瞬間に入り込んできたこの鳥はきっと縁起の良い印かな
と、思いたい💛
既に赤冨士だけでも縁起がいいのにプラス峰上の満月までとは
しかも快晴じゃないとね
河口湖で見るパール冨士
因みにダイヤモンド冨士は冨士山と太陽
パール冨士は冨士山と満月
月は満月で気象は霽れ、
よほど恵まれませんと巡り会えません (・∀・)イイネ!!
いつもながら ちーちゃん一家と
お孫さんのHI君の才能と努力の詰まった写真提供を有り難うございますm(__)m
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