父さん 母さん ごめんね

父さん これでよかったのかな 
母さん 何もできなくてごめんね

尊厳死

2006-08-25 11:29:04 | Weblog
今朝の読売新聞に
吉村昭さんは点滴の管を自ら抜き、ついで首の静脈に埋め込まれたカテーテルポートも引き抜き、直後に看病していた長女に「死ぬよ」と告げた とあった。

尊厳死 ですか。

父は 同じことをしたけれど 自ら死を選んだわけではない。
まだまだ生きていたいと思っていたと思う。

遺言もなく さよならも言わなかった。

亡くなる4、5日前 ベッドで「家のお風呂に入りたい。」紙(スケッチブック)に書いた。
私は「肺炎にかかっているから無理なの。」と答えた。
すると 父は小さな小さな声で いえ 声になっていなかったけれど
「バ-カ」と言った。
これが 私への最後の言葉だった と思う。

父はまだまだ 治って 元気になっていろいろしたかったはず。
母も治るものと思っていたはず。

今朝の読売新聞の医療ルネッサンス という記事を読んでいて
諦めず 方法を探したほうがよかったのだろうか と思った。

検査、検査で 苦しかったと思う。
セカンドオピニオンも考えたけれど 父は嫌がっただろう と思う。
両親を変に不安にさせたくなかった。

辛い検査 治療をして数年生きるより 苦痛のない時間を過ごさせてあげたかった。

せめてあと 10歳若かったら と思う。
もう少し前に検査を受けていてくれてたら と思う。

私も 人間ドック を予約しました。