海の向こうの漁火が ちらちらちらと見え隠れ
硝子窓に頬寄せる
25歳の秋ひとつ
年老いた男たちの 寝返りに 耳を澄ます
身籠った白い腕 若い女の 旅ひとつ
思い出捨てて
愛 捨てて
遠く離れて 暮らしても
わたしの いいひと 近かった
わたしの いいひと 近かった
港町 宿帳 懐かしい 名前ひとつ
(浅川マキ むかし より)
海の向こうの漁火が ちらちらちらと見え隠れ
硝子窓に頬寄せる
25歳の秋ひとつ
年老いた男たちの 寝返りに 耳を澄ます
身籠った白い腕 若い女の 旅ひとつ
思い出捨てて
愛 捨てて
遠く離れて 暮らしても
わたしの いいひと 近かった
わたしの いいひと 近かった
港町 宿帳 懐かしい 名前ひとつ
(浅川マキ むかし より)