とね神社の神主の「とね」より新年のご挨拶を申し上げます。
今年も皆様のご健康とお仕事や学業、就活、婚活の成就、そして楽しく物理学や数学の世界を探訪されることを心より願っております。
また今年も大地震や大きな自然災害がおきないことを祈念したいと思います。
昨日の大晦日は家の掃除を終わらせた後、「雑居時代」という1973年から1974年にかけて放送されたドラマのDVD BOXを見ながら年を越しました。
雑居時代
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/21545bad53f943cdfe995eecbd038100
石立鉄男主演のドラマは小学生だった頃、楽しく見ていました。DVD BOXは2つありますがようやく後半にさしかかっているところです。
この時代のドラマを見ていると、部屋でタバコを吸うシーンが多かったり、今では差別用語に指定されている言葉が何のためらいもなく話されていたり、渋谷公会堂の前にガソリンスタンドがあるのを見つけたり、細かな発見がいくつもあります。
そして何よりうれしかったのは懐かしい出演者の方々の生き生きとした姿が見れて、心が温かくなったことです。
このドラマを見た30代前半の女友達は「この時代の女の子たちって、オバサン言葉で喋っていたんですね。」という感想を言っていました。
「実はそうじゃなく、当時若かった女の子たちは同じ話し方のまま年をとっただけなんだよ。だからいま君が話している言葉づかいは20~30年後にオバサン言葉だと若い世代から言われるようになるのだ。」と教えておきました。これについては男女ともに同じことが言えるのだと思います。
当時はオイルショック、インフレ、物価高騰の時代。これらのキーワードはドラマのセリフの中でも使われ、ソロバンをはじきながら家計のやりくりに頭を悩ます次女の夏代(大原麗子さん)の姿が何度か登場します。
この時代には田中政権が推進した「日本列島改造論」によって実質的に経済が発展しましたが、インフレを伴った発展の中での生活が楽なものではなかったことがドラマを見るとわかります。福島第一原子力発電所が営業運転を開始したのも「雑居時代」が放送されていたころです。
「とね日記」では今年も自分の理数系読書体験を感じたままにご紹介しつつ、ときどき日常のことやユーモア記事も交えて記事投稿していく予定です。
1月5日からは「MIT白熱教室」が始まりますのでお見逃しなく!
番組告知:MIT白熱教室(物理学編)、これが物理学だ!
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/66d25e29fc2c514f453a6b110150b811
今年もよろしくお願いいたします。楽しい正月をお過ごしください。
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以前,kindleのことでコメントしたタケカワです。
今年もよろしくお願いします。
1973年というと,うちの近所では国道以外,舗装されてませんでした…。
それにしても「雑居時代」の台詞がオバサン言葉に聞こえるというのは,面白いですね。
この時代の映画・時代劇について書かれた,面白い本があります。
春日太一氏の
『仁義なき日本沈没 - 東宝VS東映の戦後サバイバル』(新潮新書)
『時代劇は死なず! - 京都太秦の「職人」たち』(集英社新書)
です。
ご参考まで。
新年おめでとうございます。
「オバサン言葉に聞こえる。」という感想を聞いたときは、僕も少し驚きました。また、10代、20代の女の子たちが60代になるころにどのような話し方をしているのか、興味深いですね。それまで僕が生きていられるかは疑問ですが。(笑)
ご紹介していただいた本はどちらも購入できるようですね。アマゾンでの紹介を見たところ面白そうなので読ませていただきます。映画日本沈没は小学生の頃に映画館で見ました。