久保美緒のブログ

日々思うこと、感じること、考えること

スキマ時間

2019-11-03 | ピアノ
2019年11月3日(日)

今日はどうやら11月3日文化の日だそうで、いつの間に11月、、、!というのが率直な感想。
そして「文化って何?」という5歳児の素朴な質問に大汗。笑
例年この日を迎えると、そこからは あっという間に大晦日になだれ込んでいくイメージなのは私だけでしょうか。



さて、色々なことに追われていた秋ですが、仕事が忙しい時に限って休日や隙間時間にあちこち飛び回りたくなるというのは一体どういう訳だか自分でも説明がつきません。

朝起きて、急にあそこ行きたいな とか、あれを始めてみよう など、即断・即決・即行動 癖は昔よりはマシになったものの、やはり人間の本質はそうそう変わるものでもないらしいです。そんな暇あったら練習しろよ!と自分にツッコミを入れることもしばしば、、、。

そういえば先日、ピアノ指導法勉強会に参加させていただいた折に、音楽家はフットワークが軽いというか、行動範囲が半端ないというお話が出ていましたが、とっても共感いたしました。

私自身はそんなにたいしたことはしていないと思うのですが、その隙間時間にそこ行くか?みたいなスケジュールを時として実行してしまうこともあり、私に限らず、周りの音楽家をざっと見渡せば、たしかに実際みなさん本当にエネルギッシュに飛び回っておられるなと。

院生時代に何度かレッスンを受ける機会に恵まれたとても素敵なピアニスト仲道郁代さんの自伝的著書をたまたま読んでいるところでしたが、仲道さんの活動も人間離れしたスーパーウーマンのようだなと感じていたところでしたので、私なんかとは全く別世界の雲の上の方ですが、なんだかそのあたりの感覚には共感というか共鳴するものがあり、面白いなあと思いました。(私の勝手極まる一方的な思いですが^_^;)


でも、これって実は目の前のことに瞬間的にもの凄く集中する能力に長けているってことでは?! と、なぜか今朝起きてすぐに頭に浮かびました。(超ポジティブ思考!)

分刻みならぬ秒刻みスケジュールを滞りなくこなしていくには、かなりの集中を持って一つ一つに取り組んでいなければならないはず。少しニュアンスは違うかもしれませんが、先の仲道さんも、隙間時間の活用や、瞬時に自分の中の頭や気持ちを切り替える能力、そして体力!はとても大切というようなことを言っておられたので、やはり音楽に限ることではありませんが、目の前のことに集中、そしてその時間が一つずつ積み重なって未来へつながっていくという意識を持つことは大事だなということを再認識した日曜日となりました。



というわけで、時系列はめちゃめちゃですが、自己満足風 最近の記録。

秋桜を堪能。



海の生き物









闘争心を失っているサメ 笑



隙間時間にトレーニングなんか始めてみたり、、、(!)



こちらは早朝の弾丸移動を経て



金の鯱!



電車→戦隊ものへと興味の対象が移行した模様。
しかしこの黄色い方は何のキャラクター?
おでこの三日月から月光仮面の令和版?


一生懸命ぬりぬり



一応ハロウィンらしき体験



午前中はピアノ指導法勉強会に参加。一般企業でいう研修のようなものでしょうか。
どんなお仕事でも同じでしょうけれど、ピアノ講師という仕事も一生勉強ですから、常に先人の背中を追い、知恵を吸収させていただくべく、できるだけ自分の中に外からの風を通すように心がけています。

午後に本番を控えている日でしたので、直前までどうしようか迷いましたが、やはり参加できてよかった、、!
ベテランの先生の講義は、言葉の隅々まで魂が宿っていて、本当にハッとさせられることが多いです。

そして、ぴゅーんと移動、高速で昼食をとり、指ならしをして、キュッと頭を演奏モードに切り替え、グランヴィア京都へ。
フルート、箏、ピアノという異色のトリオ本番。
お二人と過ごす時間は、とても楽しく、いつも自然体な空気感が漂っていて、大事なことにだけ集中できるすばらしいメンバーでした。
またご一緒できるといいな~ というか、たぶんそういうご縁がまたいつかありそうな気がする、、、!



そうこうしているうちにすっかり秋色。




先月は見つけられなかったどんぐりが
ぽとーん ぽとーーん!
と、たくさん落っこちていました。




おいも!
園の先生に教えていただいたのですが、おいもは、掘り起こしてからすぐに食べても全然美味しくないのだそう。
しばらく寝かせておくと、いいお味になってくるのだとか。
全然しらなかったー!!





そうそう、学生時代ぶりに訪れた大阪音楽大学内にある楽器資料館。
新館になって、展示の仕方が少し変わっていましたが、やはりすばらしい場所でした!

室内楽をやっていていつも思うのは、弦楽器や打楽器、和楽器、管楽器等々、どの奏者も、自身の楽器の歴史や仕組みにまつわること、楽器の特性を本当によく勉強して理解して、自分の奏でる楽器に関して驚くほど色々なことを知っているなあと。
演奏家としては当たり前のことなのでしょうけれど、ピアニストだけなぜか他の楽器の方たちに比べると、ピアノという楽器に対しての関心が何となく少ない気がします。もちろんみんながみんなではありませんが、、。

それは、もしかしたらピアニストだけが、自分の楽器ではなく、各会場に置かれている楽器で本番を乗り越えるという使命を持っていることに関係しているのかもしれませんが、、、。

かくいう私も、そういえば学生の頃にピアノ構造論という授業で勉強して、浜松の楽器工場を見学して、そのあとはたまに本を開いたり、調律師の方と話したり、、程度だなと、、、猛省。

これではいかん!と、再勉強スタート!!


そういう意味でも、この楽器資料館には、ピアノの変遷(もちろん他の楽器も)を身近に感じられ、今自分が向き合っている楽器への愛おしさが増す要素がびっしり詰まっていて、本当におすすめです。

早速、5歳の息子も夫に連れられて見に行ってきたようで、「かっこよかったー!」と嬉しそうに感想を申しておりました。音楽院本校の生徒のみなさんへは、久保のおすすめ!とすでにご案内したところですが、小さい子供さんも、楽器を演奏されない方でも充分楽しめる空間となっておりますので、ご興味ございます方は、ぜひ大阪音楽大学のホームページから検索なさってみてください。




ではまた!