ORANGE～1.17命がけで・・・云々

上川隆也主演の消防士のドラマを見た。
一応、1.17に触れているので。

あのとき、消防士はおろか、警察官もだれもいなかった。
私の言う「あのとき」とは、地震直後、その日一日のことだけど。
（次の日から数日、宝塚のほうへ避難した）

シーーーンとして、誰もなにも教えてくれなかった。
学校の校庭に知らない人がみんなパジャマのまま集まって
「いったい、なにが起こったんやろう？？」と不思議だった。

誰かが「地震や」と言ってやっと「え？これが地震？」

最初私が家の中で思ったことは、隣の家にヤクザが来てブルトーザーで家を壊している！
・・・だった。
その次は、隕石が落ちて来たのかな？
・・・だった。

まさか地震だなんてなー
地震なんて体験したことがなかったので本当に驚いた。

消防訓練なら校庭に集まってしばらくしたら誰かが来て
「○○時○○分に地震が起きました」って知らせてくれるところだが、
誰もなーーーんも知らない。

「ラジオは？」「ラジオは？」ってみんな言ってたけど、
ラジオなんて持っててもコンセントで聞いてることが多いから使えない。
電池式ラジオなんてあんまり無い。

で、しばらく何の情報も全くないまま過ごしていた。
サイレンの音もなんも聞こえない。ものすごく静か。
だから消防車は出動してないと思う。
消防士も被災者だしね。

全く音が無くて電気もない、世紀末ってこんなんかなー・・・みたいな。

電柱が傾いてて水たまりに切れた電線がつかってた。
あそこに電気が通ると感電するんじゃ？？？とか思った。

その日の朝9時頃に一回電気がパチっと付いた。
その瞬間、遠くのほうですごい爆発音がした。
・・・・で、また静寂・・・

「・・・いまのでどっか爆発したな」
うちはたまたま助かった訳？

という流れなので、私の中で消防士とか救助隊なんて全く見なかった。
とにかくよその地域から市内に入ることが出来ない様子だった。
ご近所同士で助け合うしかなかった。

そうそう、消防士も「水がなかった」って言ってたのを聞いた。
ぼうぼう燃えてても水がなかったらしい。
海にはいっぱいあるのに？？とめっちゃ不思議だった。
ヘリで水を運んでもらえばええんちゃうん？って思ったけど、
ヘリはぶんぶん上をぐるぐる飛んでるだけだった。

たぶん消防士は本来の仕事が出来る状態ではなかったと思う。

このドラマは消防士の言い訳か？って感じた。
今更だわよね～