雲子雲

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スナフキンの手紙 感想編

2007年04月26日 00時08分48秒 | 芝居
書けと言われたので書きます、超演劇集団「VIT」の最新作のレビューです。
でも完成直後に一回消えたんでかなりやる気低下してるレビューです。

改めましてクモコです。






今回は観にいった人に向けての感想なんで、観てない人はよく分からんと思う!先に謝っとく、ごめん!
さてザックリいきます。



クモコは舞台を観るとき演出を重視してみます。
演出5、シナリオ3、役者2ぐらいの役者としてどうかっていう割合。
だからかもしれないけれど、この舞台はとにかく演出の粗が目立った。
過去これまで演出の面でつまらない作品を観た事があったか??
以下、特に気になった演出の粗をピックアップ。


①サイコダイブの演出
分かりやすく整理されてていいんだけどインパクトに欠けたなぁ…。
でも一番勿体無かったのはSE。統一を図った方が絶対に良かった。
使われてない時と使われた時とのサイコダイブはストーリー上で違いは無いんだし、客に手っ取り早く理解させるにはピアノ音一択にした方が正解だろう。


②銃撃戦
SEで敵のマシンガンが吹き荒れる!!机を盾代わりに隠れろ!!
SEが鳴ったそのタイミングに合わせて身を乗り出して攻撃だ!!
と思ったら相棒が自分勝手に引っ込んだ!!
暫くやってたら反動無視して可笑しな持ち方で応戦し始めた!!
敵の射線上に非戦闘員が普通に突っ立って会話を進めてるぞ!!

  こ  れ  は  酷  い 

手抜きどころのレベルじゃねーぞ!


③レトロ感の欠如
舞台の設定は90年代初頭だよな?それを感じるのがセリフでしか見受けられない。
衣装、セット、とかの分かりやすいところから、流行語とかアクセントとか手段はもっとあったハズ。
それこそ開演待ちの間に当時の流行歌流すとか、パンフ、ポスターを古臭くしてイメージを刷り込ませるとかどうだろう。
パンフとかポスターのイメージと作品の年代が違いすぎて客が近未来SFと勘違いしてるのがね…。




細かい演出は置いとくとして、この3つがあんまりにも痛すぎました。
前に同劇団の芝居を観た時も同じ事を思ったんだけど演出は役者の力に頼りすぎてるなぁ…。
音響スタッフgdgdでミザンも無茶苦茶、良いのはシナリオと一部の演技のみ。
いやらしいが、台本のト書きをそのまま表現しただけのようにみえた。

演出は仕事をした方がいい。

脚本を観客に面白く分かりやすく魅せていくのが演出のあり方だとクモコは思う。





この芝居で一番の見せ所であろう、スナフキンの手紙の正体が発覚するシーン。
あそこは不覚にもジーンと来た。
シルクロードとか弱い単語チラつかせるからww
役者の演技からは正直感動も何も伝わってきませんでした('A`;)




あ、シナリオは確かに神。だが。
当時は風刺だったものを今やるとなると全然別の表現方法が必要になってくる訳で。
それに気づいてないのか、わざとやってのかは分かんないけれど、上手く活かせなかったな。





【総評】
シナリオは神。
演出は普通すぎてつまんない。


次に期待!!
…とかしてません。二回観て評価が一緒なら多分変わんないと思う。