雲子雲

三国志大戦、仕事、プリキュア、ガンオン
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ハピネスチャージプリキュア映画、感想

2014年10月16日 10時35分44秒 | プリキュア
公開二日目で鑑賞。
二日目の午後イチで館内ガラガラw
ハピプリ人気ないのかねぇ。
台風の影響だと思いたい。


さて、ネタバレしない程度に感想を。


・子供っぽい本編から少し大人っぽい絵柄になっていて作画に賛否両論ありそう
・でもよく動きますので全体的に見て良作画な印象
・テーマはとっても分かり易いですし、作中でもはっきりと明言しています
・ただ、現実世界に落とし込むと凄く重たい内容も含んでいます
・恋愛要素てんこ盛り!ヒメの妄想炸裂!
・話題のふなっしーはゲスト出演程度ですが強烈な印象を残します
・意外なところで本編とストーリー上の繋がりがあります

総評すると大友には「肉弾派プリキュアのアクションシーンが楽しい映画」で幼女先輩達には「本編を無理せず楽し気にボリュームアップした回」のような感じかな?
子供達はやっぱりふなっしーで盛り上がっていたし、ヒメのラブストーリーでドキドキしたりと楽しかったんじゃないんでしょうか
あ、ED始まった直後に娘をトイレに連れて行ったので、その後に何かあったかは不明です

さて、余白を挟んでがっつりネタバレの感想いきます
視聴予定の方は閲覧注意

以下、余白


























































戦闘シーンがヌルヌル動くけど内容は普通の映画でした。



総評でも言いましたが、映画だからという特別感はありませんね。
日曜日にやってても問題ないくらい普通の話。
ざっくりとストーリーを説明すると↓



テレビ中継をしていたふなっしーのショーに現れたサイアーク。
華麗に登場したプリキュア達がバシッと撃退。皆の応援ありがとー!と視聴者にメッセージを送る。
暗い部屋の中、その模様をテレビで見ていた1人の女の子。
テレビを消してふさぎ込む彼女の部屋には車椅子と沢山の人形があった。
そこへ彼女の部屋にある姿見が光り、お前の願いを叶えてやろう…と妖しい声が聞こえてくる。
その光に彼女は手を伸ばし…。

↑17日(金)まで、公式サイトでここまでは限定公開してます。



幼児達の前で白雪姫の人形劇をしているめぐみ達。
物語はキスシーンに移るも王子と白雪姫の糸が絡まっててんやわんや。
1番の盛り上がりを台無しにされたと憤慨するヒメと謝るめぐみ、ぽかーんとなる子供、そこをアドリブで救ういおなとゆうゆう。
何とか無事に終わったもののヒメは白馬の王子様に憧れている為、どうしても許せないとイライラ。ついでに白馬の王子様とのラブロマンスに共感するいおな。
片付けしていたら白雪姫に使わなかった女の子の人形がある事に気付く。
するとその人形が喋り出し
「プリキュアの皆さんこんにちは!私はドール王国のつむぎです!」
と名乗ると、サイアークが現れて大変なことになっているから助けて!とヘルプを出してきた。
困った事があったら何でも相談してくれ!あたしにまかせんしゃい!!と二つ返事でドール王国へ向かう一同。
そこは人形が沢山いる世界でみんな楽しそうに遊んでいた。
到着したことをブルーに報告するも、地球の神であるブルーはドール王国を知らなかった。
この地上にある場所で知らないところはないと断言した上で別の空間である事を示唆しようとした瞬間、何者かによって攻撃されてしまう。
通信が途切れて不安になるめぐみ達。
間髪入れずサイアークが登場!しかしさっさと攻撃からの浄化!
の筈が、何故か浄化されずに消滅してしまった。
リボンも新たな力を感じる事が出来なくて、いまいち腑に落ちない一行。
そこへドール王国の王子、イケメンでファッションセンス抜群のジークが現れて感謝を述べる。
ジークを見たヒメは大興奮!私の理想が具現化したどー!!!
そんなヒメに膝を折って手を取るジーク。もうメロメロなヒメ。
その後、サイアークを撃退したパーティをやるから参加する事になる。
華やかな馬車にのり凱旋パレードをする一同。
城に着くとドレスに変身し、せいじはスーツに着替えパーティ開始!
バレリーナ人形であるつむぎが華麗な踊りを披露し、感動する一同。
一国の王女であるヒメと王子であるジークが周りを魅了する踊りを披露し、めぐみがそれに触発されせいじを無理やり誘い踊り出す。
そんな中浮かない顔をするいおな。
サイアーク一体倒しただけで何も解決していないと険しい顔。
ゆうゆうもつむぎが「何故私たちがプリキュアだと知っていたのか」と疑問に思っていると告白。
続けて、悩んでもどうにもならないから気を付けつつ今は楽しもうと前向き発言。
それもそうね、と楽しく過ごす面々。

小休憩に外へ出てきたせいじは、めぐみのドレス姿を思い出し「いいじゃねぇか舞踏会…ッ!」と噛み締める。
そこへ小型のサイアークが現れて彼を黒い糸で巻き上げ、人形に変えてしまった。
その様子を陰で眺めているつむぎ。

踊っている最中、ふと何かを思い足を止めるジーク。
私はこう見えても王女です、王子様にしか分からない悩みもある程度分かると思うから、辛いことがあるのなら話して下さい、と心配するヒメ。
ヒメは優しいね、2人で話をしたいと彼女を外へ連れ出すジーク。
湖の畔で2人きり、最高のシチュエーションに妄想が止まらないヒメ。
ジークがヒメと向かい合い、顔を見つめる。
妄想が炸裂したヒメは顔を真っ赤にしてタコみたいに唇を伸ばしてキスを待つ。


食事を終えてせいじが居ない事に気が付いためぐみ。
彼は別の部屋にいるとめぐみを連れ出そうとするつむぎ。
それを見て全員バラバラになるのはマズイといおなとゆうゆうが止めに行こうとするも、沢山の人形が足止めをしてめぐみの元へ行かせてはくれなかった。

それぞれバラバラになった所で個別にサイアーク登場!

いおなとゆうゆうは事態に備えていたので迎撃に成功。
しかし敵の数が多い上に倒してもすぐ蘇ってしまい、戦いが終わらない。
しかもぐらさんとリボンが捕まり、人形にされてしまった!(元々人形っぽいのであんまり変わらない)

ヒメは折角のラブロマンスを邪魔されたと怒り心頭!畳み掛けるようにサイアークを攻撃!
ジークを背にし危ないから下がっていて下さい!と言うと、そのジークから剣を向けられてしまう。
困惑するヒメ。ジークがぽつぽつと語り出す。

つむぎは踊る事が大好きな女の子で、バレエに全力で打ち込んでいた。
そんなある日、突然脚が動かなくなり様々な治療を試すも全てうまくいかず凹んでいた。
入院中も友達が最初こそ来てくれたけどそのうち来なくなってしまった。
淋しさと悔しさに押しつぶされ退院後は部屋に引き込もってしまった。
彼女が沢山持っていた縫いぐるみ達も皆心配していた、と。

そこでヒメが質問。
Q.ジーク様もまさか人形なんですか?
A.人形だから何だ!つむぎを大切に想う心は本物だ!!

実は人形の上につむぎの事が好きとか……
ヒメ「やぁぁぁあってられっかあああぁぁあ!!!!!」
涙の敵前逃亡。



巨大な糸車に禍々しい色の糸が紡がれている部屋に通されためぐみ。
そこに現れたサイアークを倒そうとするが、罠にかかったのは貴女よ、とつむぎ。
上記の事をめぐみに伝え、泣いていた私に幻影帝国のブラックファングという人物がこの世界を与えてくれたと言う。
幻影帝国の人は危ない!というめぐみ。
しかしつむぎは踊れない現実なんかいらない!私はここが全て!と否定。
続けて、そこまで言うなら現実にいる私の脚を治してよ!出来もしない事を安請け合いするな!と涙ながらに語る。
その言葉にショックを受けるめぐみ。
そこへサイアークから攻撃を受け、城外へ弾き飛ばされるめぐみ。
ヒメ達がそこへ駆けつけ一旦退却することに。


出来もしない事を安請け合いしてつむぎを傷つけたと泣くめぐみを励まし、取り敢えず出来ることをしようと再度突貫。

当のつむぎ自身も、ついめぐみに酷いことを言ってしまったとジークの胸で泣く。
しかしブラックファングが現れ、俺がやられたらこの世界無くなるからがんばってプリキュア倒せと発破をかける。

再びつむぎの元へ来たプリキュアはつむぎを必死の説得。
捕らえられていたブルー、せいじ、リボン、グラさん、の人形を敵が出してきてたじろぐプリキュア。
そこをブラックファングがまとめて糸で縛り上げてしまう。
さぁ倒せ!とつむぎに言うがつむぎがそれを拒否。
イラっときたのか、つむぎの脚を動かせないようにして不幸のどん底に落とす事で負のエネルギーを沢山集める事が出来たから、お前は用無しだとネタバレ。
これだけ不幸の糸が集まれば俺はクイーンミラージュを超えられるぞー!と喜ぶファングさん。
騙したのね!と怒るつむぎに、お前も自分の欲望の為にプリキュア騙してここに連れてきたじゃん。同んなじ同んなじwと煽る。

号泣するつむぎを見たジークは、つむぎの為と思って従って来たが泣かせるなら話は別!と剣を手にブラックファングへ特攻→速攻やられる。
瀕死のジークは、自分では勝てないがプリキュアなら!とプリキュアを縛る糸に剣を投げて斬る!!
が、あんまり関係ない所に当たって殆ど切れなかった。
そして泣くつむぎを心配したままただの人形の姿に戻ってしまった。
他にいた多数の人形達もつむぎを泣かせるなー!とブラックファングに特攻→次々にやられてただの人形に戻っていく。
つむぎは捕らえられ不幸の糸で作られた繭の中へ閉じ込められる。
皆を失って失意の底にいる彼女の負のパワーは糸車を加速させていった。

そのやり取りにブチ切れたプリキュアが糸を引きちぎってファング(サイアーク)へ攻撃開始。
めぐみが繭へ特攻し、一緒に捕まってしまう。
中にいて泣いていたつむぎを説得、前に進む勇気を与えて繭を浄化。
ついでに人形になっていた仲間たちも元に戻った。
強大な力で攻撃してくるファング。
ブルーが全世界の人たちにミラクルライトを謎パワーで配り、みんなで復活演出。ふなっしーもやるなっしー!
しかしミラクルライトのパワーを跳ね除けるファング。
更に世界を不幸にしようとするファングに限定フォームチェンジしためぐみが攻撃し撃破。

ファングを倒したので脚が動くようになったつむぎは、再び明るさを取り戻しバレエの発表会に出ていた。
会場には泣く両親、同級生、そしてめぐみ達の姿があった。
笑顔が戻ってよかったね!!



こんな話。
さて、細かい感想をいきます。



・作画が凄い
今作はとにかく作画がいいです。キャラデザもそうなのかテレビ版と顔つきがまるで違います。
アクションシーンも派手でかっこいい!
それだけでも楽しいです。
ここが1番の見所かも。

・テーマは「挫折」かな?
大前提として、恐らく「ジコチューはダメ」があるんだと思います。
つむぎはそこに気付いて後悔をしますから。
ただ、全体を見た時に、夢諦めた人が奮起する物語、なのか、ダメならダメでも他にいい事あるよ、なのか。
これ悩んだんですよー。
問題提起されてはいるものの、その実なんも解決してないんでテーマがボヤけてるような。
脚が動かなくなった理由が敵だったから良かったものの、結局めぐみは気軽に言ってしまった事の尻拭いが出来てないんすよ。
私じゃ脚を治す事はできないけど皆が幸せになれる世界を目指しますっていう所に落ち着いて、つむぎもそれで納得しちゃう。
少し都合がいいなぁーと感じました。
あと、ジークらの最後の特攻は必要だったのか。
不幸の糸を追加する為だけに殺されたような気がしなくもない。

・幻影帝国幹部が出てきた
単独映画に本編との繋がりがある敵が出てくるって珍しくないですか?
大体が本編と全く関係ない勢力が別次元からややこしいこと持ってくる印象です。
だからこそ、本編でやっても違和感なかったような作品になったのかなぁ。
そして声が森川。ゴーヤーン再び。


・ふなっしー
ゲスト出演程度でもすっごく印象に残ります。
というのも、普段からふなっしーの存在を知ってるからなんですよね。
出番はトータル3分もないのに凄い。
あのキモい動きをよく再現したもんだ。
そのインパクトを無駄に引っ張らなかった監督はGJと思います。
NS3のゴーリキーよりよっぽどマシです。




全体的に秀作ってところかな?
悪くはないけど特別感はあんまりなかったです。