このタペストリーは今年に入って訪れた作務衣のお店の御店主にいただいたものです。図案が猫の七福神になっていてユーモアがあり気に入っています。お店のどこかに飾ろうと思います。
手打ち蕎麦・日本酒を楽しんでいただくお店で、内装も和調を意識しているので、お店で着用するユニフォームは作務衣にすることにしました。
今年に入って、現在愛用中の作務衣のお店に行っていろいろと相談に乗ってもらいました。
(写真は今愛用しているのと同タイプの作務衣です)
お店で着用する作務衣は、この「藍無地」に加え、「柿渋」と「泥染」の三種類でスタートすることにしました。従って今回発注したのは、藍無地の女性用、柿渋と泥染はそれぞれ男性用と女性用が一着ずつで合計五着です。(ちなみに、「くにじ」は夫婦二人で当面は運営することにしています)
これは見本ですが、これと同様、女性用の藍無地には紋様を入れたいと思います。「青海波」(せいがいは)という紋様で、波を扇状の形に描き表す幾何学的模様で、どこまでも広がる大海原に絶えず繰り返される穏やかな波のように、平穏な暮らしがいつまでも続くようにという願いが込められている吉祥紋様だそうです。これを前見頃の一部と背中にワンポイントとして入れます。
また、女性用は胸元がはだけないように襟下胸元に釦が付きます。
柿渋は布の上に柿渋を塗って染めるのではなく、糸を柿渋液に漬けて染め上げているので、斑に染まった糸によって格子文様の絶妙の雰囲気があります。完成が楽しみです。
泥染は世界で唯一奄美大島でのみ行われている染色方法で、大島紬の糸の染色に使われています。
奄美大島のいたるところに自然に生えている車輪梅(シャリンバイ)という木を煮出して出来る、タンニン成分を含む赤みのある染料で染めた後、鉄分を多く含む奄美大島の泥で染めていくことで、鉄分と繊維中のタンニンが化学反応して茶~黒に染まっていきます。しかし、その色は少しずつ定着していくため、黒い色を出すためには草木で20回染め、泥で1回染めるという工程を5クール、つまり約100回も染めなければならないそうです。
(写真は見本です)
作務衣の完成が待ち遠しいです!!