夕陽を感じれる床に感動。
光と影の向こう側に映る青い海と空を感じれる。海がこんなに近いホテルは、沖縄にも中々ない。
水着のまま部屋へ。部屋からそのまま海へプールへ。そんな自然な動線はとても開放的になれる。
兎に角、いい意味での無駄さに出逢える建造物である。故に、自分の存在を知ることができる。
逢う。この交差点には、何故か自由を感じる瞬間があった。
集合体であることに違和感を持つ必要がないことを知れる景色。
空を切り取って、改めて、空を考えてみる。太陽と月の灯りの下で。
このホテルで、いちばん好きな空間になった。
ムーンビーチホテルさんは、沖縄へ通うようになってから、ずっと気になっていたホテルだった。いつか泊まりたいと何度か予定に入れながらも、北部滞在が多かった為、外観を眺めながらの道中で出逢うだけ。母校の白亜の台形校舎に似てることもあり、勝手に愛着感を抱いて、片思いしてた感じだった。そして、昨年末、ようやく訪ねることができた。たしかに、それなりの古さはあるけれども、それを越える新しさがある。ずっと不思議な気持ちであれた空間であった。自然と共生し、広々とした開放それた空間には、動線に無駄がある。空間にも無駄が惜しみ無くある。それが、僕には楽しくてたまらない。それはある意味、有効な存在感であり、そこに暮らさせていただくという本来、人間が自然と共生していく為に必要な思考に気づかせてもらえる。時と空にある間(ま)に凪がれる心地よい風と音に自分の存在を知ることができる。建築を学んでいた者としても、造形で表現する者として、刺激的なホテルだった。
息子、今日から沖縄へ。
建築好きの友人を
連れて行きたいと
お世話になるようだ。
海がこんなに近いホテルも
沖縄には中々ないし、
沖縄県立芸術大学と
沖縄で活動されている
アーティストさんによる
アートギャラリーがあり、
所々にアート作品が飾ってあり
面白かった。
次訪は、
岡本太郎氏が常宿にしたという
沖縄第一ホテルさんを
訪ねていきたい。
人気の琉球料理をベースにした
薬膳朝食も食べたい。
那覇市で泊まったことがないので
ゆっくりと散策もしたい。
いつも刺激を受けている
沖縄の建築。