モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

経営情報(データベース part2)

今回もデータベースについて整理します。
具体的には「正規化」や「DBMS」を取り上げます。

【正規化】
(正規化とは)
関係型データモデルではデータの整合性を確保するため正規化という作業を実施します。
正規化とはデータ項目の関連性を極力単純なものにするように関係の分離を行い、独立性を高めるための手法ということが出来ます。

(正規化の目的)
データ管理が煩雑にならないように、データ構造を安定化させることです。
正規化は主として以下の3つのステップで行われます。
具体的な例は診断士やシスアドのテキストを参照してください。

(第1正規化)
繰り返しの部分を複数のレコードにして,繰り返しを排除します。
階層的な構造は許されず、行と項目から表現される2次元として表現されなければなりません。

(第2正規化)
表の項目間における従属関係について注目します。
ここでは部分関数従属を排除します。
部分関数従属とは主キーの一部に従属することです。
つまり一部のキーにだけ従属関係が成立する項目があった場合には、それを他の表に分けてしまうというものです

(第3正規化)
第2正規型から推移関数従属を取り除いたものです。
推移関数従属とは、間接的に従属することをいいます。
1つの関係に複数の概念が含まれている場合には、もっと小さな関係に分割することができるという考え方に基づいています。


【データベース管理システム(DBMS)】
(データベース管理システム)
データベースを効率よく構築運用を行うためのソフトウェアのことです。

(データベース管理システムの機能)
①データの定義機能
 スキーマ定義(下記)を支援します。
②データベースの操作機能
 データ操作言語を使い操作を行います。
③データベースの排他制御機能
 複数ユーザーが同時アクセスした際にデータの整合性を保ちます。
④障害回復機能
 障害時にデータの整合性を保ちながらデータベースを回復します。
⑤機密保持機能
 利用者制限やアクセス制限などを設けます。
 
(3層スキーマ)
スキーマとはデータベースの構造を定義したものです。
①概念スキーマ
データベース全体をデータの立場から定義したものです。
現実世界にあるデータの見方のことです。
②外部スキーマ
利用者に見せる部分でアプリケーションプログラムやユーザの立場から定義します。
③内部スキーマ
概念スキーマを物理的な格納方法として定義します。

(トランザクション管理 )
データベースへ、データを追加/更新/削除などの処理を効率的に正しくおこなうことをトランザクション管理といいます。
以下のような役割を果たします。
①一貫性制御
データの更新や削除などをおこなっても、データベースの各データ値を正しく保つ
②デッドロック回避
1つのデータに対して複数の処理を実行しても、データ値を正しく保つ
③リカバリ
障害が発生してもデータベースを速やかに復元する
・ロールバック
  トランザクションが異常により完了できなかった場合、開始以前の状態に戻す
・ロールフォワード
  バックアップデータを用いて、障害発生時前の状態に戻す


次回もデータベースについて整理します。

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