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経営情報(システム開発 part4)

今回は【システム開発の手順】のうち【プログラミング】以降について整理します。


【プログラミング】
part1で触れましたがプログラミングとは「プログラム設計の結果に基づいて実際にコーディング(プログラムを書くこと)を行うこと」です。

(構造化プログラミング)
「順次」「選択」「繰返し」のみを使用してプログラミングを行います。

なおここではプログラミング言語など細かい知識が問われることはまずないと思いますので省略します。


【テスト】
プログラミング終了後、開発の最終段階としてテストが行われます。

(システムテスト)
①単体テスト
システムの最小単位でのテスト
②結合テスト
単体プログラムのインタフェースをテスト
トップダウンテストやボトムアップテストがあります。
③総合テスト
システム機能や性能、操作性などをテスト
④運用テスト
実際の運用環境で要求を満たしているかをテスト
「承認テスト」→「導入テスト」→「実地テスト」の順で行われます。

(ブラックボックステスト)
プログラムの「外部仕様」をもとにテストケースを設定します。
プログラムを中身の見えない箱と見なすことからブラックボックステストと呼ばれています。

(ホワイトボックステスト)
「内部論理」に基づいてテストケースを設定します。
①命令網羅
プログラム中のすべての命令が少なくとも1回は実行されるようにテストします。
②条件網羅
判定条件において、真偽についての組合せを満たす条件を少なくとも1回は実行するようにテストします。

【運用・保守】

(運用移行)
システムの移行計画を立て、移行計画には、移行時期や異常時の対策を盛込むことが重要です。

(保守)
①修正作業
バグを修正する作業
②変更作業
年号や金利の変更、法律改正、税率などの外部要因の変化に適応して行う作業
③改良作業
ハードウェア、OS、周辺機器、データ仕様など、修正が必要なところを改良する作業


これまで【システム開発の手順】の各項目に触れてきました。
最後に【システム開発モデル】にはどのようなものがあるか取り上げておきます。


【システム開発モデル】

(ウォーターフォールモデル)

要求分析 → 基本設計 → 詳細設計 → プログラム開発 →プログラムテスト → 総合テスト → 運用 の手順で進める
・原則として工程を後戻りしない
(プロトタイピングモデル)
試作品を作成して、利用者の情報要求と合致するかを確認する
開発の早い段階で、情報要求との違いを発見できる
(スパイラルモデル)
・プロトタイピングモデルを利用しながら、小規模に開発と検証を繰り返していく


次回から【データベースとファイル】について取り上げていきます。

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