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運営管理(共同店舗 SC)

今回は共同店舗とショッピングセンターについて整理します。

【共同店舗とは】
商業者等が共同で小~中規模のテナントビルをつくり、商業集積の核機能を創出する1つの手法です。
共同店舗は商業施設を開発するディベロッパーによるものではなく、地元商店主導の商業集積のことをいいます。

【共同店舗の種類】
①ショッピングセンター型
②スーパーマーケット型
③市場型
④デパート型
⑤寄り合い専門店ビル型

【ショッピングセンターとは】
日本ショッピングセンター協会はショッピングセンターを「デベロッパーと呼ばれる一つの経営体が中心になって計画、開発した建物にキーテナントといわれる大型小売店(通常は大型スーパー、百貨店)とテナントと呼ばれるバラエティにとんだ小売専門店、飲食店、サービス業が入り、地域の生活者に多種多様な商品、サービスを提供する商業施設のこと」と定義しています。

(ショッピングセンターの要件)
小売業の店舗面積が1500平方メートル以上であること
②キーテナントを除くテナントのうち、小売店舗が10店舗以上含まれること
キーテナントがある場合、その面積がショッピングセンター面積の80%程度を超えないこと(ただし、その他テナントのうち小売業の店舗面積が1500平方メートル以上である場合には、この限りではない)
テナント会(商店会)があり、広告宣伝、共同催事などの共同活動を行っていること

【ショッピングセンターの種類】
①ネイバーフッドショッピングセンター(NSC 近隣型)
近隣の客を対象にした小型SC。
住宅地に立地し、車で10分位までの距離を商圏とし、商圏世帯数1万未満で成立する店舗が集まったもの。
各店舗はSMで、時にはホームセンターが代替になっている場合もあります。
②コミュニティ・ショッピングセンター(CSC 地域型)
車で20分位までの距離を商圏とし、商圏世帯数3から10万で成立する店舗が集まったもの。
核はSM、GMS、地方百貨店でトータルの店舗数は20~50といわれています。
③リージョナル・ショッピングセンター(RSC 広域型)
大型ショッピングセンター。
車で30分位までの距離を商圏とし、商圏世帯数10から20万で成立する店舗が集まったもの。
核はGMS、百貨店、ディスカウントストアでトータルの店舗数は50~100といわれています。
④スーパー・リージョナル・ショッピングセンター(SRSC 超広域型)
超大型ショッピングセンター。
核店舗はGMS、百貨店、ディスカウントストアのうち4~5店。駐車場は5000台以上。
日本にはほとんどありません。

【エンクローズドモールとオープンモール】
ショッピングセンターは、内部にあるモール(遊歩道)によってエンクローズドモールとオープンモールに分かれます。
①エンクローズドモール
建物内にすべての店舗を収容し、空調の整ったモールを中央に配置するもの
②オープンモール
店舗間を結ぶモールを建物の外側に配置し、屋根を設けないもの


以上で商店街と商業集積は終了です。
次回は商圏について整理します。

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