【P-Q分析】
P-Q分析のPは製品(Product)、Qは生産量(Quantity)のことで、横軸に製品(品種)、縦軸に生産量をとります。左から生産量の多い順に並べて、チャートを作成すると、ちょうどパレート図のようになります。
そして
①グラフの左上(生産量が多く品種が少ない)
製品別レイアウト
②グラフの中央(生産量、品種共に普通)
GT(グループテクノロジー)
* モノの形や加工方法など似たものをグルーピングし、共通化を図る手法
③グラフの右下(生産量が少なく、品種が多い)
機能式レイアウト
を適用していきます。
【SLP(Systematic Layout Planning)】
リチャード・ミュ-サ-が提唱した汎用的なレイアウト手法です。
下記の4段階から構成されています。
①立地計画 ②基本レイアウト ③詳細レイアウト ④設置
(SLPの設備レイアウト手順)
①P-Q分析
*上述のとおり
②アクティビティ相互関係分析
計画上のアクティビティ間の関係を明確にします。
③アクティビティ相互ダイヤグラム
上記の結果を流れ図にまとめます。
④スペース相互関係ダイヤグラム
面積を考慮してスペース相互関係ダイヤグラムを作成します。
⑤レイアウト案の評価
【ピッチタイムとTOC】
ピッチタイムとは、ライン生産において「製品がラインから作り出されていく時間間隔」のことをいいます。
サイクルタイムとも呼ばれます。
またピッチタイムは以下の式で求められます。
ピッチタイム = 一日の正味の作業時間 / 生産計画量
ここでピッチタイムは一番時間のかかる工程(ボトルネック工程)で決まります。
「ザ・ゴール」をお読みになった方はよくおわかりですよね。
TOC(制約理論)のことです。
TOCは以下のラインバランスにも関連してきます。
【ラインバランシング】
(ライン編成効率)
生産速度は、ライン内の最長時間のボトルネック工程での速度に制約されます。
他の工程ではボトルネック工程時間との差に相当するロス時間が発生してしまいます。
ライン編成効率 = 各工程の総作業時間 /(工程数×ピッチタイム)
バランスロス率 =(工程数 × ピッチタイム ー 各工程の総作業時間)/(工程数 × ピッチタイム)
今回で工場計画とレイアウトは終わりです。
次回からIEについて整理します。
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