【動作研究とは】
作業者の身体の動きを分析し、非効率な動作の排除や組換えを行うことです。
すなわち動作上の「ムリ・ムダ・ムラ」の排除が目的です。
【動作研究の種類】
動作研究の代表的なものとして以下を覚えておきましょう。
(両手作業分析)
文字通り作業者の両手の動きを分析する方法です。
両手の動きを
①作業
②移動
③保持
④手待ち
の4つに分類して両手が有効に活用されているか、疲労がたまったり危険な動作がないかなど分析していきます。
(サーブリック分析)
微動作分析と呼ばれ、ギルブレスによって提唱されました。人間の動作を18種類に分けて分析しています。
ギルブレスは作業を構成する動作を3つのグループに分けました。
①作業をする上で必要な動作(つかむ、使う など)
②第一グループを遅らせる動作(探す、選ぶ など)
③何もしていない動作(保持、休む など)
サーブリック記号で分析することによって、無駄な動き、不安定な動作を見つけだし、より効率的な作業方法を研究する手法です。
(メモモーション分析)
フィルム分析手法の一つです。
長時間にわたって低速で撮影するので、短時間での検討が可能になります。
(VTR分析)
VTRに撮り、作業を繰り返して観察、分析する手法です。
【動作経済の原則】
動作経済の原則とは「最も経済的な作業ができるようにするための法則」です。
①身体使用の原則
②設備及び配置の原則
③機械機器、設計の原則
の3つの原則を、基本動作の数を減らす 、動作を同時に行う、動作の距離を短くする、動作を楽にするという観点から改善していきます。
次回は稼動分析について整理します。
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