モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

ある方の再生に向けた取組みのその後


歳のせいか夜中に何度も目が覚める。


どうもkurogenkokuです。


昨日の日経新聞の社会面。

以前、ご紹介しましたが2020年9月に「ABEMA Prime(ABEMA/newsチャンネル)」にkurogenkokuがゲスト出演(『コロナ関連倒産の実態!倒産とはなにか?』)した際、番組でご一緒させていただいた福井寿和さんの「その後」が紹介されていました。


【関連記事】
昨日のテレビ放映について
https://blue.ap.teacup.com/motokuni/6398.html


【番組を見逃した方は】
報道リアリティーショー#アベプラ
https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p2206


【福井さんのブログ】
全店舗閉店して会社を清算することに決めました
https://note.com/aomorio/n/nd4264eabe912


早期に清算の意思決定をして、福井さんは経営者保証ガイドラインを活用した転廃業手続きにチャレンジしています。9,000万円の負債を金融機関が債権放棄できるかどうかにかかっているため、まだ私的整理が確定したわけではありません。
この経営者保証ガイドラインを活用したスキームですが、①経営者が誠実に情報を開示すること、②会社の資産売却等で金融機関以外の債務を弁済できること、③経営者は華美でない生活を行うこと、などいくつかの条件を前提に金融機関が債権放棄します。
金融機関にとっては、会社を破綻させて経営者の私財を回収するよりは、早めの法人整理をした方が回収できる額(経済的合理性)が大きい、経営者にとっては法的整理ではなく私的整理での手続きになるため、破綻ではなく清算扱いとなり、再起を図りやすいなどのメリットがあります。



実はこのスキーム、kurogenkokuにも支援経験があります。
弁護士さんに「もう自己破産しかない」と最後通告を受けてから、一縷の望みをかけてkurogenkokuのもとにやってきた社長。kurogenkokuが着目したのが、当該企業については①~④の諸条件が揃っていたことでした。経営者保証ガイドラインの活用を実行に移すためには、公正に債権者と債務者の調整をできる機関の力を借りることです。
その組織は、(株)地域経済活性化支援機構(REVIC)です。同社に弁済計画の作成をいただき、金融機関との交渉にあたっていただいた結果、〇億円の債権放棄に合意。私的整理が成立しました。いまその社長は、某社の取締役として活躍されています。


新聞には書いてありませんでしたが、福井さんのケースも(株)地域経済活性化支援機構(REVIC)の「特定支援業務」を活用しているのではないかと思います。すでに福井さんは別会社を立ち上げ、資金繰りに苦しむ中小企業の支援を行っているようです。自身の経験を生かし、多くの企業を救っていただきたいですね。kurogenkokuも頑張ります。

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