モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

運営管理(生産形態 part1)

今回は生産形態について整理します。
生産形態は切り口により特徴や管理ポイントが異なります。
ここでは①受注と生産の時期、②品種と数量、③仕事の流し方の3つの切り口で整理していきます。

【受注と生産の時期による違い】
①受注生産
注文が入ってから生産する形態。
ここでの管理ポイントは、コスト・納期の見積もり精度向上、生産の平準化です。
②見込生産
注文が入る前に需要を予測し、生産する形態。
ここでの管理ポイントは、需要予測の精度向上です。

【品質と数量の違い】
①多品種少量生産
近年のニーズの多様化により増えつつあります。
作業準備、割り当て、進度管理などが複雑化します。
②少品種大量生産
日常の管理は容易ですが、品種や生産量についての適応性が乏しくなります。

【仕事の流し方による違い】
①連続生産
標準化された製品を継続して反復生産する方式です。
ライン生産方式とも呼ばれます。
②ロット生産
連続生産と個別生産の中間に位置します。
最適ロット数の決め方がポイントになります。
また段取り時間が増える傾向にあるので、短縮方策としていかに内段取り(流れを止めて行う)を外段取り化(流れを止めずに行う)するかが課題となります。
③個別生産
同一製品につき1回だけの生産命令によって作業が行われます。
そのため段取り替えが頻繁に起こり、作業能率が低下し、管理も複雑になります。

次回は生産形態における管理方式について整理します。

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