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新しい試み

2010年03月11日 | 十津川郷土の家ネットワーク

十津川郷土の家(さとのいえ)ネットワークのメンバーの綿松ハウジングさんの展示場がOPEN。ここを拠点に住宅に関するセミナーを毎月開催予定です。若い世代に歓迎される外観ですが来場された年配の方にも評判は上々とのこと。構造材がほとんど露出している内部はどこか懐かしい優しい空気を醸し出すのでしょうか。建材に覆われた住宅に長くつきあってきた私たちもそろそろ木と土と紙の良さを思い出して、そして品質の確保された家づくりに目覚めないといけない時期にきているのでないでしょうか。柱勝工法によって建てられたぶっとい柱は通り土間の中に据えられた大黒柱を想いださせてくれます。近代工法の住宅が棄ててきた重要なものも同時に思いださせてくれます。

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風情と風化

2010年03月11日 | 十津川郷土の家ネットワーク

奈良県各地の旧村でみかけることのできる外壁の杉板や土壁。手入れが面倒だとかすぐに傷むとかの印象が強いですよね。でも、よく見ると痛んでいるのは私たちの目ではないでしょうか。この画像はつい最近、橿原市内の旧村を建築家の森みわさんとあるいた際、森さん自信が撮影したものです。私たちがなにげなく見過ごしている風景も見る者が変わると興味の対象となります。私たちには風化、傷みとして映る対象が風情としてとらえられる。とかく奈良県人は保守的で開拓精神に欠けると評されますが他者の意見、情報をとりにがさないでキャッチしていき、地域経済の活性化に活かしたいものですね。Sugiita Tutikabe