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生産者の責務

2010年06月18日 | インポート

120㎡の木造住宅に固定される炭素の量は、燃費性能15km/リッターの車で、奈良県庁と青森県庁を7.5往復するときに排出する量とほぼ同じです。その上で、この住宅がカーボンニュートラルであれば、地球環境にとってすばらしい働きになります。そんな、状態の住宅づくりをサポートしているわけですが、なかなか理解していただけないのが現状です。曰く、コスト。曰く、関係ない。ごもっとも。  

でも、車を購入するときの基準に燃費性能が、ウエートを少なからず占めていることを思えば、その価格において10倍以上の買い物をするときに、住宅の 燃費をスケールしないのは合理的ではないですよね。 住宅の燃費性能が北極の氷の、エベレストの氷河の融解の速度を遅らせることに寄与すること等を、意識しなければならない時に至っているのではないでしょうかね。