百合子は真理の家からの帰り道、亮太の中学時代の同級生二人の母親が、道で立ち話をしているところに通りかかった。
「お久し振り、お元気ですか。」
「あらホント、近くなのにお久し振りね。
亮ちゃん、サッカー頑張っているんだって?
頭も良いし、もう大学決めているんでしょ。」
「いえいえ まだですよ。
お互いに子供には頑張ってもらわないとね。
それじゃ また。失礼します。」
息子が中学生の頃は同じ部活の親達と、一緒にサッカーの応援に行ったり、バーベキューをしたりと親しく付き合っていたが、高校に入ると親もライバル意識を持つのか、付き合いがギクシャクして疎遠になっている。
この地域で、亮太と同じ高校へ通っている子供は一人もいなくて、百合子が親しくしている同級生の親がいない。
最近は手芸の仲間と付き合うことが多くなっている。
年齢がバラバラで何を話していても気楽に感じる。
家に着いて、先ずパソコンの前に座った。
いつも見ているホームページやブログを読んだり、書き込んだりして、気が付くともう6時になっている。
慌てて食事の用意に取り掛かるために立ち上がろうとしたが体が重い。
そういえば最近パソコンの前に座っていることが多くて、体を動かしていない。
運動不足で体重がかなり増えているように思う。
今日出会った秋絵や真理もパソコンの世界に嵌りつつあるようだ。
彼女たちもふっくらしてきたように思う。
先日、夫に内緒で通販を利用して買った価格の高い服や化粧品が、受取指定日にうっかり留守をしていて、夫のいる時間に商品を受け取る羽目になってしまった。
「どこで買っているんだ?」
「うん、ちょっと 通販よ。」
(おお~ 危なかった)
価格まで追求されなかったことに百合子は胸をなで下ろした。
この家のローンがあり、亮太の大学進学もあって、贅沢は出来ないと思いながらも、ついネットの商品に手が出てしまう自分がなさけないと思う。
「お久し振り、お元気ですか。」
「あらホント、近くなのにお久し振りね。
亮ちゃん、サッカー頑張っているんだって?
頭も良いし、もう大学決めているんでしょ。」
「いえいえ まだですよ。
お互いに子供には頑張ってもらわないとね。
それじゃ また。失礼します。」
息子が中学生の頃は同じ部活の親達と、一緒にサッカーの応援に行ったり、バーベキューをしたりと親しく付き合っていたが、高校に入ると親もライバル意識を持つのか、付き合いがギクシャクして疎遠になっている。
この地域で、亮太と同じ高校へ通っている子供は一人もいなくて、百合子が親しくしている同級生の親がいない。
最近は手芸の仲間と付き合うことが多くなっている。
年齢がバラバラで何を話していても気楽に感じる。
家に着いて、先ずパソコンの前に座った。
いつも見ているホームページやブログを読んだり、書き込んだりして、気が付くともう6時になっている。
慌てて食事の用意に取り掛かるために立ち上がろうとしたが体が重い。
そういえば最近パソコンの前に座っていることが多くて、体を動かしていない。
運動不足で体重がかなり増えているように思う。
今日出会った秋絵や真理もパソコンの世界に嵌りつつあるようだ。
彼女たちもふっくらしてきたように思う。
先日、夫に内緒で通販を利用して買った価格の高い服や化粧品が、受取指定日にうっかり留守をしていて、夫のいる時間に商品を受け取る羽目になってしまった。
「どこで買っているんだ?」
「うん、ちょっと 通販よ。」
(おお~ 危なかった)
価格まで追求されなかったことに百合子は胸をなで下ろした。
この家のローンがあり、亮太の大学進学もあって、贅沢は出来ないと思いながらも、ついネットの商品に手が出てしまう自分がなさけないと思う。
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