クッキーとカールとくるみ谷

丹後半島の山村 古民家民宿「LOHASくるみ谷」から 看板犬カールを迎え、里山の暮らしや、くるみ谷の四季を綴っています。

迂回路通勤

2011-06-07 11:10:35 | 野間地区のこと
いつも、早朝にママを送り出すと、しばらくボクと一緒にいてくれるパパが、昨日からはママと一緒にお出かけ。

ベッドでふて寝のボク。


で、パパとママの行先は?

先日の土砂崩れで通行止めになっている野間と下界を結ぶ幹線道路。ようやく仮復旧工事が始まった。
土嚢を積んで崩落をくい止める。左側も同じように積んで安全確保し、通れるようにする。
右側に新たな電柱を立ててケーブルを移設した。


地滑りセンサー。地盤が動くと点灯して警告する。


通れるようになるまであと1週間ほど。
ママはそれまでの間、唯一通じている山の中の迂回路で通勤する。道が険しいので途中まではパパが送って行くんだ。

野間地区の北奥の田中集落。ここから迂回路に入っていく。


だんだん道幅が狭くなる。
何度も崩れている山肌。もし今回も崩れていたら野間地区は完全に孤立していた。


絶景ポイント。谷が深い。緑が綺麗。


ここからしばらくは道が狭いので片側交互通行。


橋を渡ると川久保の集落跡。人は住んでないが田んぼは健在。


先導車について走る。どんどん山奥へ入っていく。


途中にはこんなところも。  水が流れると路肩がだんだん崩れてくる。


深い谷。ガードレールなど無い。


小脇の集落跡。


片側通行はここまで。


綺麗な川。      でも、自然が牙をむくと…    路面の下がえぐられて空洞になり、陥没している。


ようやく、丹後町平の国道に出た。


しばらく走ると、レスト斯城(このしろ)さん。 
ここのご厚意でママの車を夜間だけ置かせていただき、ここからママが自分で運転して宮津の職場へ向かう。


パパは、ここでモーニングコーヒーを頂いて家へ戻る。
レスト斯城さんの窓からは、名勝丹後松島が正面に見える。
今の時期、丹後松島から昇る朝日を眺めるため、期間限定で早朝5時からモーニングサービスやってる。


丹後松島や犬ケ岬が眺められる、素敵なテラス席もある。


ボクが退屈していると、斯城さんで一息入れたパパが、ようやく戻ってきた。


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台風2号 陸の孤島に

2011-06-02 11:16:01 | 野間地区のこと
この前の日曜日の晩、ボクが寝ていると、ものすごい雨と雷。
台風2号の影響で丹後一帯は大雨に。

机の脇でビビるボク。


で、深夜2時ころに防災無線で避難指示が出され、今年からくるみ谷区長のパパは避難所になっている区の集会所で待機。
ボクも一緒に避難した。

くるみ谷に大きな被害は無かったものの、いたるところに爪跡。
土石流や、
                                       脇が崩れ落ちた水路の堰。


道路に崩れ落ちた畑の法面や陥没した路肩。


パパが通った直後に崩れた路肩。


パパの畑は無事だが、向かい側はがけ崩れ。 以前から猪が崩していた所が一気に崩落した。



我家の少し奥の沢からミニ土石流が流れ出て水路が埋り、パパとkaichiro師匠とで復旧。

被害状況をチェックするボク。


そんな状況の中、一昨日、野間地区に入る幹線道路で崖崩れが発生し、昨日の朝から全面通行止めに。


パパが現場を見に行くと、いつ崩落してもおかしくない状態。
道路の両側の斜面が崩れ、特に左側は 斜面を固定している深さ20㍍の杭が抜けてきて全体が膨らみ、電柱も傾いている。


数本ある裏道もことごとく寸断されていて、唯一の迂回路は、普段ほとんど車の通らない山奥の道。
普段は10分で下りられるところを1時間かけて行かなければならない、陸の孤島に近い状態だ。
昨日は、通勤困難なママをパパがこの迂回路で送り、ママは週末まで職場近くのホテルに宿泊する。

道が細いから片側交互通行。野間川沿いに廃村跡を抜け、河口まで下りる裏の裏の道だ。


改めて自然災害の恐さを知ったボクたち家族でした。
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