くるりねこ

まったりのんびり気ままに好きなことをつづります

羽生選手の検査結果の報道

2014-11-10 21:31:44 | フィギュアスケート・スポーツ

ブログを書くのは久しぶりになります。

中国杯が衝撃の状況になってしまいました。

羽生選手の性格上、棄権したくない滑りたいと言うだろうことは想像できたのですが
羽生選手が(ハン・ヤン選手も)怪我を押して出場し、
凄まじいアスリート魂を目の当たりにしました。

無事に滑り切ってくれた安堵の後、脳に何かあったらと思うと心配で
私自身が混乱したり、胸が苦しくなったりしていました。

どう言葉にしていいのか分からなかったです。


今日の、羽生選手の精密検査の結果ニュースを見て
また、ハン・ヤン選手の報道でも
脳の損傷や後遺症などの大事に至るような診断では無かったことに安堵しました。

今日ようやく書く気になりました。


やっぱり。6分間練習って危ないな~と常々思っていました。
ちょこちょことヒヤリとする場面も見ていたし これまでにも接触があって 
選手が棄権せざるを得なかったことがありました。

6分間練習は選手たちはものすごい気迫と集中力です。

特に男子は、技術が上がって四回転を飛ぶ選手が増えて、
加点を狙ってジャンプの前後のつなぎを難しくしていますし
スピンやステップでもレベルを取るために難しくなっています。

ですから特に演技時間の長いフリー前は、
6分間で多くの技の確認するのでとても大変なことだそうです。(余計に周りが見えなくなる?)

3~4人ずつにグループを分けるとなると、競技時間がとても長くなり
運営上色々問題もあるのでしょうか。
(競技時間の短縮のために、コールから演技開始までの時間が30秒に削減された位ですから)

どなたかのコラムで、6分間練習を10分にすれば
もう少し選手に余裕が生まれるのではないかと提言していました。

(それでも6人は多いと思う。改善を望みます。)


そして、二人の選手が倒れていて動けないのに
誰もリンクに行かない光景(数分でしたでしょうか)が異様に感じました。

担架も無く、怪我した選手を歩かせたことも驚き。

後の報道で、羽生選手の治療をしたのはアメリカチームの医師で
日本選手団には医師は帯同していなかったと知りました。
驚きです。

大会運営側にも医師がいなかったのか、疑問です。


そして、選手は「試合に出たい」と言うでしょう。

怪我の状況にもよりますが、選手とコーチ陣に出場の決定を任せるのではなく
棄権に関するシステム作りが必要かもしれませんね。

羽生選手はアメリカの医師が診てくれて
脳震盪では無いと言う判断だったのだと思いたい・・・のですが
脳震盪に対する認知度も日本は低いみたいですね。

(私も今回のことがあって脳震盪を調べて怖くなりました)

新聞で読んだところ、羽生選手は元々の腰痛を庇って身体のあちこちに痛みが出ていたとか。
そこに衝突の怪我。

腰痛、衝突での打撲・裂傷・足も捻挫。
滑ることで新たな怪我をするリスクもあった。

オーサーコーチも「自分の身体が大事だ」と諭していましたが
それでも絶対に出る! と言う羽生選手を止められなかったのでしょうね。

自分で自分に「跳ぶ!(・・・跳べ?)」と喝を入れてましたよね。
(動画で見ました。TVのLIVEでは画面が変わってて声だけ聞こえました。)

どんなことにも一生懸命・あきらめない姿でした。
これまでも多くの場面で(怪我してるのに神演技とか)感動をたくさんくれましたが

身体を大事にして欲しい!!

今回の検査結果は全治2~3週間で、「ゆっくり治療する」と羽生選手のコメントが出ていました。


強制的にお休みを取らされた形になりましたが
身体ボロボロの状態でこのまま今シーズンを戦うのは難しかったと思います。

焦らずゆっくり治療して、元気な姿で新プログラムを滑って欲しいです。
今月末のNHK杯出場も、無理せず欠場でもいいよ~。

長々書いたけど一番言いたかったことは。

ほんとに、選手生命に関わる怪我・命に関わる怪我でなくてよかったー