民主党は改選議席を確保出来なかった。
マスコミはこぞって「敗北」という言葉で一面を飾った。
じゃあ勝者は誰?
と、多くの国民が感じているのではないだろうか?
改選議席で第一党の自民党にしても、政党票では相変わらず民主党に水を開けられたままだ。
そもそも今の財政危機や、その元凶ともいえる節度のない官僚組織を形作ったのは、自民党に他ならない。
賭博のような、法的には微罪で厳罰を喰らった大関に比較すれば、政界からの永久追放も妥当だと考えてもよさそうなものだが…。
そこに今のマスコミの貧弱さがあるのではないだろうか?
目先のことに一喜一憂し、公平性や常識からかけ離れた「憶測」や「個人見解」の羅列で世論を誘導する、いわゆるワイドショー的な番組構成は如何なものか。
いずれにせよ自民党政権下で立ち行かなくなった行政システム。
政権交代の正にその時が、疲弊したシステムを大胆に変更する絶好のチャンスだったにも関わらず、民主党の選んだリーダーは、あまりにも国民感覚からかけ離れていた。
菅さんが引き継いだ時も、二回目の、もしかしたら民主党にとっては最後になるかも知れないチャンスだったが、彼らは結局国民のハートを掴むことが出来なかった。
そんな失望感の表れが「みんなの党」の躍進だろうが、民意の受け皿になれるという保証は、もちろんない。
二つの重要な事実。
投票率が58パーセントに満たないという現実。
これはNHKが相撲の実況中継をする事に対して、7割が反対意見を寄せていたが、中止を決めた途端に放送を支持する意見が多数を占めたということと、根の部分で関連しているように思えて仕方がない。
バーのないときは、こんな事を考えたりしています…
月曜日は定休日です。
明日はバー蓄音機の名物カレーを仕込みます!
もちろん政局を睨んで辛口に…