アメリカを拠点に活躍するジャズメンの中でも、ピカイチであることに間違いはない。
ピアノのケニー・バロンのレギュラー・ベーシストとして日本に凱旋した時には、大きなホールを満席にしてみせた。
ジャズという音楽が決してメジャーではないために、彼の実力もなかなか日本では注目されなかったという。
新世界にある澤野工房の尽力でリーダーアルバムが発売され、彼のスケールの大きな演奏に皆が固唾を飲んだ。
若かりし頃の童顔は、屈託のない笑顔の中に痕跡を認めるが、今はたくましさが容貌の大半を占めている。
そんな彼が今、しばしとはいえ故郷に帰っている。
26日の金曜日には、懐かしい仲間に会うため、日本橋のb-roxyに現れるという。
この噂は確からしい…