1967年にギリシャの名監督マイケル・カコヤニスは、「魚が出てきた日」を撮った。
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エーゲ海を飛行中の軍用機が墜落する。
パイロットたちは水爆と大切な『箱』を、パラシュートで落下させる。
箱はカロス島に落下するのだが、よほど大切なものが入っているらしく、飛行機から脱出した二人のパイロットは情けない身なりになりながらも必死で探し回る。
やがて身分を隠した軍関係者や、考古学者などが登場し島はすったもんだの大騒ぎに。
二人のパイロットが自分達で探し出そうとする必死の姿が、コミカルに描かれている。
ところが箱は、無知で強欲な羊飼いに拾われていたのだ。
頑丈な箱にはきっと宝物が入ってると思い込んだ羊飼いは、あの手この手で開けようとする。
何でも溶かしてしまうという液体を手に入れた羊飼いは、やっとの思いで箱を開ける。
中には小さな金属片しかなく、落胆した羊飼いはそれを村の水源に捨ててしまうのだ。
それは海へとつながっており、翌朝海面には無数の魚が浮いているのだった・・・
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この映画は核の怖さを訴えた名作だが、日本では今現実の中で核の脅威にさらされている。
「想定外の自然災害が原因」と、偉い学者は言う。
建設当時反対派が主張したことが現に今起こっている。
素人の「想定」が残念ながら正しかったということになる。
核融合反応をどのような条件下でもコントロールしきれるなどというのは、学者の名誉欲や企業のエゴでしかない。
この大惨事の責任を、当時原発を推進した学者・企業・政府の、いったい誰が取るというのか。
自然災害に加えて放射能被害に苦しむ方々のことを思うと、心が痛い。
また被爆の危険を押して作業に当たる警察・消防・自衛隊・自治体関係の方たちやご家族には、心から「お気をつけて」と申し上げたいんです。
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エーゲ海を飛行中の軍用機が墜落する。
パイロットたちは水爆と大切な『箱』を、パラシュートで落下させる。
箱はカロス島に落下するのだが、よほど大切なものが入っているらしく、飛行機から脱出した二人のパイロットは情けない身なりになりながらも必死で探し回る。
やがて身分を隠した軍関係者や、考古学者などが登場し島はすったもんだの大騒ぎに。
二人のパイロットが自分達で探し出そうとする必死の姿が、コミカルに描かれている。
ところが箱は、無知で強欲な羊飼いに拾われていたのだ。
頑丈な箱にはきっと宝物が入ってると思い込んだ羊飼いは、あの手この手で開けようとする。
何でも溶かしてしまうという液体を手に入れた羊飼いは、やっとの思いで箱を開ける。
中には小さな金属片しかなく、落胆した羊飼いはそれを村の水源に捨ててしまうのだ。
それは海へとつながっており、翌朝海面には無数の魚が浮いているのだった・・・
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この映画は核の怖さを訴えた名作だが、日本では今現実の中で核の脅威にさらされている。
「想定外の自然災害が原因」と、偉い学者は言う。
建設当時反対派が主張したことが現に今起こっている。
素人の「想定」が残念ながら正しかったということになる。
核融合反応をどのような条件下でもコントロールしきれるなどというのは、学者の名誉欲や企業のエゴでしかない。
この大惨事の責任を、当時原発を推進した学者・企業・政府の、いったい誰が取るというのか。
自然災害に加えて放射能被害に苦しむ方々のことを思うと、心が痛い。
また被爆の危険を押して作業に当たる警察・消防・自衛隊・自治体関係の方たちやご家族には、心から「お気をつけて」と申し上げたいんです。