海登り

海登り? なぜ、海に登る?
海の安全を守るため、登らなければ見れない灯台。
そんな灯台を巡っています。

菅島灯台の一般公開へ行ってきました。

2012年03月20日 | 旅行記

2月19日の快晴の日、菅島灯台の一般公開に行ってきました。

いつもの通り、鳥羽よりフェリーに乗り込みました。

船の中で、灯台ファンの御家族様とごあいさつ。

本当に、いつもエネルギッシュです。

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港では、菅島小学校が、お出迎え。

灯台を模しています。

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桟橋のモニュメント。

これも、灯台を模しています。

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港から、海登りすること約30分。

快晴の青空の下、見えてまいりました。

3度目の訪問ですが、3回とも快晴です。

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いつもながら、お美しい姿です。

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今年は寒さが厳しく、時期的にか、もしくは水仙の種類か

はたまた、歩道整備の影響か、水仙は少しさびしかったです。

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中では、点滅装置がお出迎え。

今までの公開では、使われていなかったような....

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2回目のレンズとの「逢瀬」でございます。

相変わらず、艶っぽい姿でございます。

惚れ惚れとします。

少し、プリズムが写っています。

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点灯状態のレンズを海側から。

出来れば、夜(仕事中)に見てみたいものです。

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電球が見る海。

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定番ですが、レンズの照らす海です。

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ところで、港に新しい看板が...

ちなみに、灯台へも配達できるそうです。

ファンご家族様は、帰りに港まで配達してもらい

船の中で食されていましたが、「おいしい」とのこと。

ご来島の節は、機会がありましたら、ご利用ください。

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(連絡先は、現地でどうぞ。)

この翌週は三重県の三木崎灯台、静岡県の清水灯台

その翌週は出張のついでに、福岡の離島にあります、玄界島灯台と

筑前大島灯台を訪れましたが、何分、年度末の繁忙期のうえ

風邪気味でございまして更新は、まだまだ先の予定でございます。

ご紹介は、気長にお待ちを。

(本当に、「なかなか更新しない(できない)ブログ」になってしまっています)


男木島灯台 一般公開に行ってきました。

2012年02月04日 | 旅行記

平成24年の1月中旬、とある会社で

バカ社員:「裏部長!!(部長より仕事に長ける女性社員)、30日休んでええか~?」

裏部長:「ど~せ、30日やったら、まだ締日やないし伝票まだやし、良いですよ」

バカ社員:「やった~!!うどん県に行ってくるわ~」

裏部長:「また、灯台行くんでしょ?」

バカ社員:「当たり前やんか~6年ぶりに中を公開されんねん!うんたら......」

裏部長の顔に書いてあった言葉:「........こいつ、ホンマのアホや」

てな事がありましたが、翌日休みをゲットして、かつ「じゃらんポイント」を

使って贅沢にも、安く前泊を決めていざ、「うどん県」へ~

途中、「鍋島灯台と夕日」と考え寄り道しましたが、残念ながら雲は厚く

夕日は拝めませんでした。

前泊は、高松市内のビジネスホテルに入り、晩御飯はもちろん

「讃岐うどん定食(親子丼)」で、大変おいしゅうございました。

翌日は6時に起床、近くのコンビニにて朝御飯+昼御飯を購入し、荷物を

整え、いざ港へ!!

乗船券を購入し、とりあえず船に向かうと、灯台ファンの先輩とお会いし

一緒に乗船、船内では、これまた灯台ファンのご家族とお会いしました。

お世話になったフェリー「めおん2」

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船が着くと、一目散に灯台へ。

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まだ、公開時間ではありませんので、ウロウロと。

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ウロウロと。水仙と男木島灯台。

横の建物は、灯台資料館です。

以前訪れた時は、平日であり中を見ることが来ませんでしたので

今回は、訪問いたしました。

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色々な資料が展示してあります。

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現在の灯器と同じものですが、更新された昔のものです。

そんなこんなで、色々と楽しんでいると、ふと外が騒がしくなりました。

ウォークラリーの方々が、お見えになられました。

えっ??

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いや~、こんなに、たくさん参加されていたのですね。

2時間ほど、見学の方の列が続きました。

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この間、海岸から仕事中の灯器の写真を撮ったり、先に昼御飯を

食べたりと、まったりと時間を過ごしました。

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そして、

ウオーキングの方が落ち着いてから、灯台ファンの時間です。

いつもは固く閉まっている扉が開らかれています。興奮します。

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まずは、お約束の初点プレートです。

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玄関ですね。

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1階も、石造りで重厚な佇まいです。

さすが、明治期の灯台。

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内部、石造りの階段でございます。

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石階段の最上部です。

さすが、昔の職人の仕事です。

仕上げが、たいへん美しいです。

ちなみに、ロープは手すりがないため、保守用のもの(?)だそうです。

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重厚な石階段を登ると、まず、2階部分で梯子がお目見え。

天井の造作も素晴らしいものです。

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梯子を上ると、さらに梯子があり3階になります。

この上が、灯器のある灯室です。

今回の公開は、狭くて回転しているため灯室へは入れません。

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窓の造作も、凝っています。

これは、後で改装されているようですが。

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3階から、灯室を望みます。

こちらの天井の造作も素晴らしいものです。

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やはり、灯器との逢瀬の瞬間は、ドキドキします。

灯室への梯子は、3段目までは登れました。

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これが、3段目からの目一杯の灯器です。

光りの拡散を防止するための「羽」もついています。

なるほど、灯室は狭いですなぁ。

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しかしながら、無塗装の石造り灯台を堪能させて頂きました。

高松海上保安部の皆様、貴重な話も聞かせていただき

ありがとうございました。

歴史的価値は非常に高いものです。

こちらの灯台、映画やドラマに幾度も、出演されておりますし。

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おまけ。

今回は、残念ながら灯室へは入れませんでしたので

資料館の「模擬灯室」に入りました(笑)

灯台ファン先輩のお父さんに、撮影していただきました。

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(画像の一部を、見苦しくないように加工してあります。)

皆様、この顔が灯台に現れても、怖がらずにやさしく接して

やって下さい。

ただの灯台好き中年オジサンで、決して怖くありませんから。

あと、

アホな上司を持った部下のみんな~、笑ってください。

今月19日は三重県に、その翌週は静岡に行くけど許してね~。

(あっ裏部長に、お土産買うの忘れた~。もう休めないかも...)


灯台記念日 一般公開 後半戦 南九州 長崎鼻灯台

2011年11月20日 | 旅行記

あちこちで、灯台の神様が微笑んでくれた、今回の一般公開巡り、フィナーレは

鹿児島県へ戻り、長崎鼻灯台です。

この灯台、珍しい六角形(多くは八角形)の灯台であり、また、屋根には謎の半円球が

あるという、マニアの中では「なぜ」の多い灯台なのです。

 

長崎県から熊本県を経由して、鹿児島県へ向かう途中、天気が微妙に変化して

きました。

この4日間、灯台の神様のおかげか、土砂降りは移動中のみでした。

灯台へ着くと、雨が小降りになり、止んでいくパターンでした。

さてさて、フィナーレはどうなりますか....

高速を降り、一般道を走っていくと、天気は良くなっていき、晴れ間も見える。

こりゃぁ、快晴の灯台が映せるかも、と淡い期待に胸をふくらませつつ走ります。

 

その後、1時間ほど走り、もうすぐ到着というところで、昼ご飯を買いにコンビニに

停車したことろ、ポツポツと降りだしました。

あららと思いつつ、車を走らせ灯台の駐車場に着くと...土砂降り

「こら、キッツイなぁ~」と思い、とりあえずお昼ご飯を頂き、覚悟を決めて準備開始した

その瞬間、灯台の神様が満面の笑顔で笑った。

スコールのように、ピタッと雨が止みました。  キ・セ・キ!!  さすが、南国??

 

 

晴れ間の広がる長崎鼻灯台です。

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万国旗をまとい、一年に一度の晴れ姿。

別嬪さんです。

惚れ惚れします。

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路面が濡れているのが、わかりますか?

 

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串木野保安部の皆様、保安協会の皆様、頑張っておられました。

 

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海側より、艶姿を1枚。

 

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灯頂部です。

回廊部下の「支え」もきれいな形です。

 

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初代の、長崎鼻灯台です。

鋼製で、現在の新潟県の姫埼灯台に似ています。

 

 

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お約束の、初点プレートです。

 

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串木野海上保安部長様、直々の案内で、初代の初点プレートを見せて頂きました。

内部にありますので、一般公開時にのみ、見ることができます。

これも感激です。

 

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↑直下より。

灯台マニアの皆様、お待たせしました。

やはり、半円球のものは、明り取り窓でした。

↓機器室内より。

  晴れていれば、かなり明るいです。

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それでは、灯室へ

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入口すぐの、灯室への垂直梯子です。

 

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垂直梯子は3段あります。

地元のおばあちゃんや幼稚園児も登ってこられましたよ。

びっくりです。

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2段目。垂直です。

 

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3段目も、やはり垂直です。

六角形がよく判ります。

 

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お~、もうすぐ、レンズとの逢瀬の瞬間です。

 

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お~、4等フレネルレンズと水銀漕です。

 

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再び雲が厚くなった時です。電球の光りが映えます。

妖艶です。この艶っぽさ。

出来ることなら、お持ち帰りしたいです。

 

 

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少しですが、光る電球です。

 

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太陽光と、電球のコラボレーション。

光るフレネルレンズです。

まさに、光る芸術品。

 

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明と暗の、2つの世界のレンズの艶やかさ。

素晴らしい。

 

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レンズの照らす海。

 

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レンズと、それを支えるギア

 

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モーターから、動力を伝えるギア。

 

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回転力を伝えるシャフト。

手入れは、上々です。

 

 

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お天気の回廊部から。

少し、くたびれた灯篭部が、過酷な仕事を表現しています。

 

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灯籠のガラスがあり、直接レンズの美しさはありませんが

やはり、外が晴れていれば、美しいです。

 

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灯籠に収まるレンズ。

絵になります。

 

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再び、灯篭内に戻り、レンズの照らす海です。

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レンズの内側より。

電球から見える海です。

 

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最後に、再び妖艶なるレンズを。

最高です。芸術作品です。

 

本当に、灯台の神様はいる!! と思うような灯台巡りでございました。

ここ、長崎鼻では、串木野海上保安部長を始め、優しい保安部の皆様には

本当に、大変お世話になりました。

 

何時間も、灯篭部に閉じこもっていましたが、何も言わず自由に撮影をさせて頂き

「好きもの」にお付き合い頂き、ありがとうございました。

この場を、お借りして御礼申し上げます。

 

そういえば、お伺いするのを忘れておりました。

 (1)なぜ、六角形なのでしょう??

  (2)明り取り窓は、なぜ採用されたのでしょう???  

もし、この拙いブログをご覧でしたら、わかる範囲で結構です。

お教え下さいませ。よろしくお願い致します。

 

 

また、今回の灯台巡りでは、各地の保安部の皆様には、本当に親切にしていただき

ありがとうございました。

九州の方々の、親切心が、心から理解できました。

 

 

また、どこかの灯台で、お会いした時には、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

この後、出水駅へ向かい、レンタカーを返却し、無事帰阪しました。

いんや~ 久しぶりです。 このま心地良い疲れ。

やっぱり、灯台巡りは、やめられませんなぁ~

 

次回の樺島や釣掛埼の公開、上司の機嫌を取って、ぜひ参加したいと思います。

お世話になった皆様、本当にありがとう、ございました。


灯台記念日 一般公開 後半戦 南九州 口之津灯台

2011年11月20日 | 旅行記

早いもので、楽しい灯台訪問も、もう最終日。

相変わらず、早くに目覚め、真っ暗な道路を、口之津灯台へ車を走らせます。

ナビへのセットの仕方が悪かったのか、周りをうろうろ、住宅地でUターン

坂を駆けあがり、車1台分の細い畑の中の道を走り、やっと到着。

灯台のすぐ近くまで、車で行けました。

 

まだ、仕事中でした。

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2~3枚、写真を撮影したところで、口之津灯台は本日の仕事を終了。

つかの間の休憩に入りました。

不動灯ですが、立派なレンズです。

 

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かわいいですが、明治生まれの立派な灯台です。

 

 

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恒例となりました、初点プレートです。

趣きあります。

 

 

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しばらく撮影していると、雲の切れ間から朝日が顔を出してくれました。

これも、灯台の神様の御褒美かも。

 

 

後は、この訪問旅行のファイナル、長崎鼻灯台です。


灯台記念日 一般公開 後半戦 南九州 樺島灯台

2011年11月20日 | 旅行記

伊王島燈台で妖艶なる4等閃光レンズを満喫した後は

半島の突端にある、樺島灯台へ。

あいにくの小雨ですが、土砂降りよりはマシです。

きれいに整備された公園に車を止めて、歩くこと数分、階段の上に見えました。

 

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入口からですと、背面になる??
         

 

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入口からの正面です。

高いフェンスが侵入を阻みます。

 

 

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海側から。

 

 

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お約束です。

味のある書体ですな。

あれ、当初は違う名前では?

 

 

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高いフェンスの向こうにある、読みにくい燈光会の周知板では

昭和7年7月から、昭和28年までは「野母埼灯台」、その後現在の「樺島灯台」

と改称された と書いてあるのですが...

ということは初代プレートは、灯台の内部に貼られているのでしょうか。

 

 

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どっしりとした、立派な灯台です。

 

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突端の公園の展望台から、海と樺島灯台

 

 

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小生が着いた時には、早くも仕事中でした。

灯台の神様(まだ言うてるわ)が、くれた御褒美??

 

 

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ここも、灯台の横に灯台資料館がありますので、見学させていただきます。

ちなみに、無人です。

何故か机の上、うみまるの横にキティーちゃんが.....

 

 

 

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入口からすぐの展示室                     入口から左側の展示室

赤いリュックと紫のカッパは、小生の物です。    

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昔の電球交換装置や電源装置など

 

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管制装置や小型灯篭、照射灯などが展示されています。

 

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おっと、小生が食らいついたのは、真空管!!

水冷式、空冷式 なつかしい。

 

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写真で食らいついたのは、これ。

2代目の伊王島灯台で、四角形です。

建物に対して、灯篭部がでかい。

仕事で行っている、レダーレドームみたいです。

この後、現在の六角形(初代の形)に改築されました。

 

 

今日は、ここでお仕舞です。

長崎市内の宿へ向かいました。