海登り

海登り? なぜ、海に登る?
海の安全を守るため、登らなければ見れない灯台。
そんな灯台を巡っています。

屋久島灯台へ行ってきました。

2019年06月23日 | 灯台訪問

翌日の種子島灯台一般公開を控え、屋久島灯台に逢瀬してきました。

1週間前には、大雨で被害が出ましたが、屋久杉への登山道以外は復旧していました。

 

まずは、途中の展望施設から

 

青い空、白い灯台、最高です。

 

 

 

少し道路へ戻って、木々の間からチラチラ見える場所へ移動し

 

 

また戻ってきて

 

お邪魔させて頂きます。

点灯100年記念碑

付属舎の外壁の一部だそうです。

 

美しい姿です。

 

 

 

 

屋根や扉口の造作の細かさなども、美しいです。

 

 

素晴らしい造作です。

 

 

残念ながら、レンズは見えません。

都井岬のレンズのようにフードがついているのは、以前NHKの特番で拝見しました。

女優さんが、うらやましい限りです(笑)

 

 

海側から。

威風堂々です。

 

 

 

一旦灯台を離れ、昼食→夕食の買い出し→温泉→夕陽を撮影に再び灯台へ。

 

 

 

美しい夕陽を見ることができました。

灯台の神様、ありがとう。

 

 

 

最後に、帰路の途中、再び展望施設で。

デジカメって明るく写してくれますねぇ。モニター見てビックリでした。

 

いつか、このフレネルレンズとも逢瀬したいです。

 

 

 


種子島灯台の一般公開に行ってきました(後編)

2019年06月23日 | 灯台一般公開

  (前編から)

最後のツアーの方々を送り出したあと、ダメもとで伺ってみました。

最後に、レンズが見たいのですが,,,,

 「いろいろ手伝ってもらったので、お安いご用です。

  片づけがしばらくかかるから、ゆっくり見て帰って。」

ありがとうございます。

 

 関係者以外立入禁止の看板が外されました。

 

 

これが、見れるなんて....

 

 

美しい

 

 

 

 

 

 

 

 

恒例のレンズの見る景色

 

美しい....日本製のようですが「美しい」の一言です。

 

 

背面も開けて頂きました。

 

暑い灯室でしたが、30分ほどの時間を頂き、300枚ほどの写真を撮らせて頂きました。

まだまだ片付け中の保安官の皆様に感謝のお礼を述べて、港へ帰りました。

 

海上保安官の皆様、今回も灯台バカに、ご理解を頂きありがとうございました。

また、どこかの灯台でお会いできましたら、ご理解のほどよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 


種子島灯台の一般公開へ行ってきました(前編)

2019年06月23日 | 灯台一般公開

やっと、平成31(令和元)年の分をUPです。

牛歩の更新です(笑) お許しを。

色々な公開情報を見ておりますと、「種子島灯台」の公開の文字が。

「ここはまだ、行ってへんな。今までの公開情報もないなぁ..」

決定です。

すぐにフリープランのツアーを探しましたが、地図を見ていると「屋久島

って近いやん。ほんで屋久島の方がプランが多いし伊丹空港からの直行便

もあるし」ということで屋久島フリープランを申込み、種子島は日帰りと

しました。

 

初日は屋久島の灯台を巡り、翌日は屋久島から始発のジェットホイールに

乗り込み、港でレンタカーを借り出しました。

  

まずはJAXAの駐車場から。

本来は、ここに車を止めてツアーバスで灯台に行きます。 

   

事前にJAXAに電話で確認したのですが、要領を得ない回答だったので、「行ってしまえっ」ということで

とりあえず当日、案内所に行き再度確認しました。 

 

いちおう、停まっていたМHは撮影。

 

展望台に車を止め、徒歩で15分ほど「海登り」で到着です。

 

万国旗で、ドレスアップです。

到着したころは、薄曇りでしたが、段々良くなってきました。

 

 

皆さん、ツアー外の「灯台バカ」の登場に不思議そうな顔をされていましたが、当然ですよね(笑)

 

 

 

青空に白い灯台、感激です。

 

フレネルレンズも。見れればなぁ...

 

さまざまな、灯器や資料の展示もありました。

紹介DVDも放映されていました。

 

 

 

インスタ用の看板も。

 とりあえずは、登らせて頂きます。 

扉はありませんでしが、風除扉の跡(?)というか、造作はありました。

 

当然、ここから上には登れません。回廊部までです。

 

ですよね~。でも、この標識があるということは、過去に公開された事があるのですね。

 

外は、絶景でした。今日も天気は良く暑かったです。東北方向にはロケットの発射台、南西側は砂浜。灯台下というサーフィンのポイントだそうです。

 

 

内部には、このような案内も。

 

下の棒は、水銀漕を点検や光軸合わせのときに、回転させて上下させる道具だったと思います。

これが、水銀漕のすぐ近くに設置してあるのは、珍しいですね。

良く考えれば、すごく合理的で当たり前のことなんですが。

 

内部と絶景を楽しんで降りたら、いつものとおり撮影開始です。

 

 

 

 

昔は、窓があったのでしょうか。興味深い造りです。

 

ツアーの皆様は、30分間隔(だったかな?)に40名ほど来られるので、ツアーの方がおられないときはひっそりとしています。

ひととおり、撮影が終わり保安官の方と話をしていると、昨年の鞍崎灯台特別公開の際にお会いした方がおられ、色々と話が弾みました。

午後からは、ドローンによる撮影もあったり、取材もあったりで楽しい時間が過ぎました。

 

こちらの公開は、参観者の方々はヘルメット着用なのですが、やはり被ったことがない方やベルトの

調整が難しいお子さんもおられ、説明や安全のために各所に配置された保安官の方々だけでは、一気

に来られる参観者の全員まで手が足らないようでしたので、少しお手伝いをさせて頂きました。

昨年度まで、会社で安全担当を拝命しており、作業服・フルハーネス安全帯・ヘルメットと安全靴を

着用して各地の現場を回っていましたのでヘルメットの調整は、お手のものです。

 

このようなイベントで事故やケガをされて、嫌な思い出は持って帰って欲しくはありません。

やはり「今日も無事故で、ただいまを!」ですね。

 

  (後編に続く。)


鞍埼灯台の一般公開に行ってきました。

2019年06月22日 | 灯台一般公開

やっと、平成30(2018)年度最後の公開の報告です。

 もう、梅雨やで。

 はい、すみません。

11月10日に筑前大島を堪能したあと、トリは18日に実施された宮崎県の離島、鞍埼灯台です。

宮崎海上保安部のHPでは、定期巡回のときは見学できますと書かれている、素晴らしい灯台なの

ですが、ついつい老後の時間ができた時の楽しみにとっておこうと勝手に思い込んでいましたが

ついにイベントに合わせ特別公開されました。

前日は、新幹線で鹿児島中央へ、レンタカーをピックアップし、志布志港近くのホテルに宿泊し

朝6時前にホテルを出発して7時30分の船で向かいました。

竹ノ尻港から、「海登り」です。

 

 

お~見えてきました。

灯台方向に、もう一人向かわれている男性がおられました。

後で伺ったところ、関東地方から来られたマニアの方でした。

途中で、海保の方たちと挨拶。

もう一つ先の港からバイク(公用車?)で来られておりました。

色々と、お話を伺っていると2011年11月の都井岬灯台の公開の時に、小生を見た方だそうで

一日中灯室でレンズ写してた「灯台パカ」を覚えて頂いており、各地でそんな「灯台バカ」がいるよと

語っていただいているそうです(笑)。

 

 

 

ちょっと、準備するから待っててね~。

待ちますとも(笑)

 

 

 

 

 

 

門柱も凝った造りです。

 

 

もうすぐ、逢瀬できますねぇ。

青い空、青い海、白い灯台、フレネルレンズ。

最高です。

 

 

 

 

そうこうしているうちに、皆さんをお迎えする準備も整いました。

こちらでも、少しお手伝いをさせて頂きました。

 

いつもは固く閉じられているこの扉が。

 

本日は、開いております。

ゆっくり見ていってね~。

ありがとうございます。

 

その前に、左側の扉の中へ

電源装置や監視装置がならんでおりました。

 

その奥の部屋には、バッテリーと巻上げ装置が保管されておりました。

 

向かって右側の扉の中は

 

貯油室の看板が..

 

現在は予備品の倉庫になっています。

 

さて、真ん中の扉の向こうには

 

塗装の状態は残念ですが、みごとな造りです。

この階段のカーブも、さすがです。

 

登っていきますと...

 

免震装置が鎮座されております。この上には。

 

 

 

 

 

登らせて頂きます。

 

 

 

美しい。

 

 

 

 

 

 

 

半漁人ではありません。

愛する、フレネルレンズです。

 

 

恒例の、レンズの見る景色

 

美しい。来た甲斐がありました。

ツアーの方が来られている間は、1階部分の案内をお手伝いさせて頂きました。

やはり、事故があってはいけませんから。

 

ツアーの方が帰られた後は後片づけとともに、再度フレネルレンズのもとへ。

 

ここも見たいよね。

思いっきり写してね。

ありがとうございます。

 

 

 

 

背面の真鍮も、美しい形をしております。

 

ウォーキングの方も楽しんでおられ、またお年寄りの方の子供の頃の話もお伺いしました。

もう一人のマニアの方と交代で、思いっきり撮影しました。

 

最後には、点検も兼ねて点灯、回転して頂けました。

 

ほんとうに、楽しませて頂きました。

また、こちらでお会いした10管区本部の保安官は、種子島灯台の一般公開でもお会いしました。

公開終了後は、持参した弁当を食べ、都井岬灯台へ行き、カレンダー(燈光会から頂けるのは自宅用、

購入したのは会社用)やら手帳、スタンプ帳を購入し、2019年に備えました。

 

また、保安官の皆様には、温かく接して頂いてありがとうございました。

どこかの公開でお目にかかりましたら、「灯台バカ」を温かく見守ってください。

 

 

 

 


筑前大島灯台の一般公開に行ってきました。

2019年06月16日 | 灯台一般公開

こちも、もう6ヶ月ほど前....

さすが灯台150周年、色々とレアな公開がありました。

筑前大島も、聞いたところ18年ぶりの公開とのこと。

しかしながら、事前告知では1階のみの公開。

悩みましたが....見れなくても後悔はしない!!行け!!!

 

ということで。

旅客船おおしまです。(こちらは復路での写真です。)

 

ターミナルは、新しくなっていました。

最初の訪問は6年ほど前、その時はターミナルは工事中でした。

 

大島港で、電動自転車を借り、約30分かけて灯台へ。

既に保安官の方々は到着済で、着々と準備をされていました。

時間がたんまりありましたので、あっちで撮影こっちで撮影。

 

またまだ公開まで時間がありましたので、保安官さんお勧めの「三浦洞窟」を見学してまいりました。

上の写真は、その帰りに撮影したものです。

 

万国旗も設置完了。

青い海に青い空、白い灯台が美しいです。

 

いよいよ、公開の始まりです。

 

6年前からまだ、ローバルが消えていません。

まぁ、防錆には効果的ですが、何か痛々しいです。

 

そうこうしているうちに、ウォーキングの方々が来られました。

 

 

 

では、見学させて頂きます。

 

 

以前の門札も保管されていました。

 

灯台の仕組みも詳しく解説されていました。

見たいなぁ、フレネルレンズ。

 

この部屋から、右の部屋に行く通路の奥には、灯室への階段が...

当然、立ち入り禁止です。

 

右側の部屋の展示も、力が入っています。

 

なんと、貴重そうな位置図が展示されておりました。

 

灯台守の生活。

皆さん、ご覧になったと思いますが、海上保安庁発行の150周年の記念誌ですね。

ここは、オリジナルですね。

 

一番手前の「箱」は、参観記念の缶バッヂの抽選箱です。

灯器も、ひっそりと展示されておりました。

欲しい!!

 

沖ノ島灯台の紹介も。

 

 

そうこうして、保安官の方たちと話をしていると、

「上のレンズ見たいでしょ。わざわざ大阪から来てもらって。上司に許可もらってきたから。でも外から見えないようにね」

「貴重なレンズだから、ほんとは皆に見て欲しいけど、上は狭くて危ないから気を付けてね」

ありがとうございます!!!!!!!!!!

 

さきほどのコンクリートの階段を登ると、途中で鉄の階段になり2階に。

さらに、鉄製の螺旋階段が。

これまた、変わった造りですねぇ。

歴史を感じさせる造りです。

 

この螺旋階段の上には...

 

 

 

フレネルレンズが。

 

感動いたしました。

美しい。

 

美しいです。

ガラスの色から、日本製のようですが、興奮のあまり銘板などを確認するのを忘れました。

 

言葉は、「美しい」しか出ません。

 

 

最後に、恒例(笑)のレンズの見る風景です。

ありがとうございました。

たしかに、短時間の間に大勢の方に見学して頂くには、構造上灯室が非常に狭く、安全性の確保は難しいですね。

 

2階部分で、壁の隅に滑車を発見。

 

良く見ると歯車装置(巻き上げ機)の真下には、撤去された滑車の金具が。

 

さきほどの1階に展示してあった立面図に照らしてみると(黄色の部分を加筆しました)

大昔、モーターがない時代に重りを利用して回転させていた頃に、回転時間を長くするために滑車を利用していた

名残ですね。

あまり、灯塔が高くない灯台での苦労が偲ばれます。

同じ仕組みをどこかの灯台で説明して頂いたのですが、すぐに思い出せません。ちょっと探してみます。

 

そういえば、左側の部屋の奥隅に「重り」があった部分の部屋(?)の扉が開けてありました。

中には、何もありませんですが...

いやはや、貴重なものを見せて頂きました。

本当に、ありがとうございます。

 

楽しい時間はすぐに過ぎ去ってしまいます。

帰りの船の時間が迫ってきましたので、保安官の皆様にお礼を言い、灯台を後にしました。

灯台バカに理解を示していただき、貴重な部分を勉強させて頂き、本当にありがとうございました。

帰り道の最後の1枚です。

 

ちなみに、参加者へのお土産はオリジナルのクッキーと缶バッジ。

こちらは、「当たり」ではありません(笑)

 

当たりはこちら

沖ノ島灯台です(参考写真)

 

このオリジナルバックにパンフレットとともに頂きました。

ありがとうございました。

 

さて、次回は宮崎県の鞍崎灯台の公開です。